魔女の75日目
箒を取りに行きますよ。
おはようございます。シュロシルです。今日は本当はバイトの日なんですけど、箒が無いので休む事になったんですよね。到底歩いて行ける距離では無いので......
けれど箒を取りに行く時間はコメ(17時)なのでかなり時間がありますね。何しましょうか。とりあえずは家事でもしましょうかね。
その前にパン食べましょうか。オルウルにもご飯をあげましょうね。
コザルダー(金曜日)に家事をすることなんて初めてですね。休む事は何回かありましたけど、箒が壊れて行けないと言う理由で休むのは初めてです。
パンを食べ終わり家事でもしましょうかね。まぁ部屋も綺麗ですし多分そんなに時間はかからないと思いますよ。その前にオルウルを外に行かせますけどね。多分コウ(17時)前には戻ってくると思うので、もし戻ってこなかったら口笛でも吹きましょうかね。それでも戻ってくることは分かったので。
家事が終わってしまったら暇なので工具屋で時間つぶしでもしましょうかね。
家事がある程度終わりそれでもまだアクジア(11時)ですね。まぁ向かっていれば時間は経ちますよね。向かいましょうか。
その前にオルウルを呼んでおきますか。外に出ても戻ってくる気配が無いので口笛で呼びますか。
口笛を鳴らした瞬間オルウルは即座に帰ってきました。本当に耳が良いんですね。
「また出かけてくるから家で待っててね」
私はオルウルを家に入れた後工具屋に向かいました。
「こんにちは~」
「その声はシュロシルか。予定より早くねえか?」
「暇だったもんだからついね」
「迷惑だから帰っとくれ」
「迷惑って......店に誰もいないんだからいいでしょ」
店の中は私とヴァルガンだけでした。まぁ確かに入ってきて私が居たら避ける人もいるかもしれませんね。もしかしたら襲い掛かってくるかもしれませんよ。
「まぁ確かに誰もいないが、お前さんがいるともっと人を寄せ付けなくなる」
「ごもっともです」
それでも今から帰るのはどうかと思うのでここで待つとしましょうかね。適当に椅子に座って待ってましょうか。
「それで、箒はどうなの?」
「今順調に進んでる。何なら最高傑作だ」
「それは良かった」
「多分速度も前以上に出しても壊れる事は無いと思うぞ」
「それはありがたいね」
ヴァルガンと話していると店に入って来ようとしている人が居ました。
「これって私隠れた方がいい?」
「別にどっちでもいいよ。シュロシルの好きなようにせい」
「わかった」
店に入ってきたのは80後半のおばあさんでした。
「ヴァルガン。いつものあるかい?」
「ああ、ほら、持っていけ」
「毎回ありがとね。感謝してるよ。あら、今日はお客さんがいるのね。しかも美人じゃない。彼女さんかい?」
「どうも」
私は軽く一礼をしておく。多分ヴァルガンが彼女じゃないと言うと思うので......
「んなわけあるか。こんな怖い彼女ごめんだ。用が済んだからさっさと帰って寝る」
「はいはい。それじゃまた来週ね」
「あいよ。気を付けて来いよ」
店からおばあさんが帰って私がヴァルガンに聞きました。
「何を渡したの?」
「普通の薬だ。まぁそう言っても信じねえよな。魔女の作った薬だ。あのおばあさんもう長くは生きれないから少しは楽しくしたいらしくてな」
「いい人なんだね」
「俺は元からいい人だが」
そんなこんなでコウ(17時)になっていた。
「よーし!できたぞ」
「おお~!」
出来上がった箒はしっかりとした箒で持った瞬間にその違いが分かるほどでした。
「これならどんなにスピードを出しても絶対に壊れることは無いだろうな。なんなら帰りは全力でもいいんじゃねえか?」
「そうしてみるよ。ありがとう!」
私は店を出て即座にその箒に乗りました。そして今出せる全力で飛びました。
本当なら箒でも少し時間がかかるはずなのだがかなり早く家に着くことができました。これは便利ですね。でも一応これも体力は使うので程々にしておきましょうね。
晩御飯は昨日貰ったお肉で焼き肉でもしましょうかね。最近食べたばかりだと思うんですけどそれ以外に使い道が思い浮かばないので、焼き肉にすることにしました。
オルウルにも焼き肉を上げて私も食べはじめました。かなり美味しいです。私の料理といい勝負になりそうなぐらい美味しいお肉ですね。
美味しいお肉も食べている内に無くなり、晩御飯を食べた後は風呂に入りますかね。そして上がったら日記を書きましょうか。
『コザルダー(金曜日)なのにバイトが無く、そして午後は箒を取りに行った』
かなり丈夫な箒を手に入れましたね。まぁ死にかけたおかげなんですが......
明日は何をしましょうかね。なんなら明日バイトに行きましょうかね。あとで連絡入れてみましょうかね。今日出れない分明日出ましょうかね。
それじゃ連絡だけして寝るとしましょうかね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
書いてて知ったのですが訂正を入れさせていただきます。時間を表す言葉でコウ、とコメの時間が逆になっていました。正確にはコウが17時でコメが10時と致します。多分最初の方は逆になっていたと思いますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。以上作者からの訂正でした。
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