魔女の72日目
泊まった村で悲劇が?!
おはようございます。シュロシルです。そういえば今日は村の宿に泊まっていましたね。意外と親切な村で安心しました。朝食を食べたら家に戻りましょうかね。
宿を出て食事をとれる所を探して少し歩きました。近くに良い店があったのでそこにしましょうかね。
「いらっしゃいませ~。何に致しましょう」
「それじゃパンとシチューで」
「かしこまりました。少々お待ちください」
朝からこんな店がやってるとは思ってませんでした。結構良い村ですね。私もナナウガに向かう時はここで一泊しましょうかね。
「お待たせいたしました。どうぞごゆっくり」
「ありがとう」
料理も長い時間を待たないでかなり早く出てきました。良い店ですね。値段もそこまで高くないですし。
お味の方はどうでしょうね。一口食べた瞬間ある異変に気付きました。パンなのに変な苦みが残りますね。しかもなかなか消えない。
私は一旦食べるのをやめて考えます。水を飲んでもこの変な感じは消えませんね。
「すいません。なんかパンが苦いんですが」
「申し訳ございません。それには毒が入っていますので、苦いのが当たり前かと」
......え。まさか。やばい感じですねこれ。魔女殺しの村でしたか。逃げないとヤバそうですね。
箒を遠隔操作で持ってきてオルウルを掴んで店から出て飛んで逃げます。毒が全体に回る時間を考えると家に着いた頃ではアウトでしょうね。かなりまずいですよ。
たまにあるんですよね。魔女を殺そうとする村が。破壊の魔女のせいですね......許さん......なんて今は言ってられませんね。猛スピードで家に戻りましょう。戻った後はどうするか決めているのでとりあえず家に着くことを目標に飛び続けましょう。
今までにないぐらいのスピードで飛び何とか毒が全身に回る前に着きましたね。でも正直もう両手は動かないですね。相当強い毒なんでしょうね。一口で気づいたのが幸いでしたね。
とりあえずベッドに行きますか。
横になって魔法を使います。多分魔法で毒は何とかなったはずなんですよね。
『我の体内にある全ての害よ。すべて消え去り元の姿に戻れ』
インフルになった時に使った魔法の上位版です。これで毒は消えましたが、インフルと同じでもう動けませんよ。今日は一日このままですね。昨日からろくに物を食べて無いので辛いですね。
正直殺されかけたのはこれで2回目なんですよね。1回目も同じように村で泊っていたら寝込みを襲われて殺されかけましたし......まぁ全ての原因は破壊の魔女なんですけどね。
ちなみにしっかりとお金は置いてきましたよ。ラーリトルには魔女が一人しか居ないのですぐに特定されるんですよね。なので食い逃げなんてしたら捕まりますよ。
それなのに魔女を殺そうとしても捕まらないっておかしいですよね。まぁ仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね。特殊な存在ではありますからね。
さて、どうしましょうか。多分箒は次触っただけで粉々になるでしょうね。今までに無いスピードを出しましたからね。家まで持ったほうがすごいですよ。流石ヴァルガンが作った箒ですね。まぁ壊れるんですけど。
やる事は多いんですがやれないので寝るしか無いんですよね。動きたくても動けませんし......
日記も本当は書きたいんですけど無理ですよ。もう指一本上げることすらできませんし、それだけ強力な魔法なんですよね。その分効果はかなりの物ですが。
今日はもう寝ますかね。明日になれば回復はすると思うので明日にしましょうかね。
起きたばかりですが、それではおやすみなさい。
また明日。
見ていただきありがとうございます。
魔女が殺される時代......こわいですね。なんで可愛らしい魔女を殺そうとするのか。私には理解できませんよ。確かに破壊の魔女が村を壊滅させたせいなんですけどね。なーんて打ちながら思う作者でした。ただ本当に今回は危なかったですね。これで毒を阻止できなければ終わっていましたよ。
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