魔女の61日目
レイレアナさんの事を色々と聞きますよ。(地図が必要になる場合があります。地図は1日目に記載してあります。)
おはようございます。シュロシルさんですよ。今日は言っていた通りかなり吹雪いてますね。雪もかなり積もってますし......止んだ後が大変そうですねこれは。
レイレアナさんは起きてるんでしょうかね?まぁ居間に降りてみますか。
「あ、おはようございます。シュロシルさん」
「もう起きてたのね。おはよ」
私はレイレアナさんにもパンを上げて朝食を食べはじめます。
「シュロシルさんは今日の予定なんかあるんですか?」
「この吹雪じゃ特に無いかな」
「そうですよね。今日が一番荒れるみたいですし」
「掃除しつつレイレアナさんの旅の事聞いてもいい?」
「勿論です!」
どこ出身なのか。どこの街に行ってきたのか。色々聞きたいですからね。
朝食を食べ終わり家事に移りましょうかね。はやり一人分増えるとやる事が多く感じますね。レイレアナさんは自分でやると言ってましたが客人はゆっくりしててもらいましょうかね。
「それで、レイレアナさんはどこ出身なの?」
「アルジャニアです」
「アルジャニアって街が沢山ある?」
「そうですよ。その中でもアルパアと言う街です」
「アルジャニアは街の名前言われてもいまいち分からないな~」
アルジャニアは22個の街があり私はすべて覚えて無いですね。あれはアルジャニアの人でも覚えれないらしいですね。
「カーテロテから入って一番最初の所ですよ」
「ああ、そう言ってくれれば分かるよ。それでレアティアの方から来たの?それともアタイスラ?」
「レアティアです。ラーメンを通ってナナウガに行く予定だったんですよ」
「その途中で吹雪にあったと......」
「そういう事です」
アタイスラの方から来ているなら聞きたいことはあったんですがレアティアの方から来てしまうと何も聞くこと無いですよね。私レアティア行きましたし......
家事が終わったらこたつに入って雑談を続けます。
「レアティアはどうだった?ナナウガに行くなら道のり的にアンラウには行ったんでしょ?」
「はい!すごく良い人ばかりで驚きました。しかも噴水!あれはすごかったですね」
「あの噴水ね。うん」
ここで私がやったと言ったら信じるのでしょうかね。しかも魔女ってことがバレると逃げて行く可能性もありますからね。この吹雪の中外に出したくないですしね......
「そう言えば、アンラウを出る時にこの先に優しい魔女の家があるから危なくなったら寄るといいと言われたんですがシュロシルさんどこか分かります?」
門番の人言い方は優しいですけど私の家に来させる気満々じゃないですか。こうなったら言っても大丈夫ですかね。
「知ってるけど行こうとしてるの?」
「まぁ、私これでも魔女に会った事が無いんですよ。なので会ってみたいなと思いまして」
「......なるほどね。魔女の名前は聞いてる......わけないよね」
「そうですね。名前までは聞いてませんね」
「魔女の名前はね。ユノライ・シュロシル」
そう言うとレイレアナさんは暫く考える仕草をしました。
「......なんの冗談ですか?」
「まぁそうなるよね。私が魔女のシュロシルだよ」
「......えええええ!てことはあの噴水を作ったのも!」
「まぁ私だね......」
「魔女さんに助けられるなんて思いませんでした。しかも門番さんが言っていたようにすごい優しい方ですね」
「それはありがと」
色々話している間にコウ(17時)になっていたので晩飯でも作りましょうかね。立ち上がった時レイレアナさんが止めてきました。
「今日はお礼として何か作ってもいいですか?」
「まぁいいけど辛くはしないでね」
「あ、大丈夫ですよ。カーテロテで教わったラーメンのレシピがあるので」
「じゃあ楽しみにしてるね」
カーテロテのラーメンは味が一つ一つ違うので楽しみです。
出来上がって食べてみるとどこかで食べたような味がしました。店で食べたやつですかね?
「美味しいね。誰からレシピ貰ったの?」
「ありがとうございます!えーっとアルエファさんの家に泊めていただいた時に美味しかったのでレシピを貰ったんですよ」
「あ......そうなのね」
と言う事はレイレアナさんは既に魔女に会っていると言う事ですか。なんか惜しいことしてますねこの子。
晩飯を食べ終わり先にレイレアナさんを風呂に入れてその間に私は食器を洗ったり日記を書いたりしましょうかね。日記に関しては書くこと無いですね......
『レイレアナさんの事を色々と聞いた。晩飯はアルエファのラーメンが出てきて驚いた』
レイレアナさんが上がってきたので入れ代わりで入りあがった後に居間に行きました。
「シュロシルさん。明日の予定は?」
「うん。特に無い」
「じゃあ家の中でできる魔法見せてください!」
「まぁ.....暇だしいいよ」
「ありがとうございます!」
何か家で使える魔法ありましたっけね。まぁ無いなら魔法作成でもしましょうかね。これで明日やる事は決まりましたね。寝ましょうか。
「それじゃ私は寝るね。寝る時居間の電気消しておいてね」
「はい。私ももうすぐ寝ますよ。おやすみなさい」
「おやすみ」
この調子じゃ明日も暇そうですね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
最近小説の夜のご飯を何にしようか考えていて主婦みたいだなって思い始めた作者です。晩飯は考えるのが本当に大変ですね。
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