魔女の51日目
今日でレアティアともおさらばです。
おはよう......ございます......シュロ......です......
ドアを見ると何故かエルエネがこちらをずっと見てますね。何でしょう。無言の圧を感じます。
「おはよ。どうかした?」
「いや、何も」
「そうなの」
エルエネは話した後居間に戻っていきました。私も後を付けて居間に行きました。
「あら、おはよ。今日は早いのね」
「おはよ。早めに出ないと日の入りまでに村に着かないからね」
「確かにそうだね。朝食食べたら行くの?」
「そうするつもりだよ」
正直間に合うか不安なぐらいだ。けれど間に合わないと本当に野宿になってしまう。道のりとしてはアルエファの家から少し歩いて電車に乗り初めに入ってきた門に向かう。そして門を出てから村まで飛んでいく。
村に着くのは遅くてもガンライ(20時)であろう。できるだけ早めには着きたいと思っている。
「あっという間だったね」
「それでも楽しかったよ。ご飯も美味しかったし。今後はラーリトルにおいで」
「ありがと。暇があったら行くよ」
「エルエネもね」
「分かりましたよ」
朝食を食べた後私は荷物を整理してアルエファの家の前に出て二人に一言言い電車に向かった。ここからは少し歩くので辛い。行きとは違って荷物の重さが増えているので一段と大変である。
電車の乗り場に着くと人の数がすごいです。人の波に押されて道を見失いそうなほど人が多いです。それでも何とか電車には乗れました。
まだサッシ(9時)ですけど電車でソウ(15時)ぐらいに門に着くと思います。それだけ遠いんですよ。
窓から眺める風景は絶景ですね。カーテロテを早いスピードですが見えて満足します。昼食はアルエファがおにぎりを作ってくれたので、ありがたく食べるとしましょうかね。
昼食を食べた後は軽く睡眠を取りましょうかね。電車を降りたら箒で飛ばなきゃ行けないんですよ。しかもオルウルと重たい荷物を合わせてです。今まで魔法は使ってませんでしたが、この短時間で疲れそうです......
仮眠を取るつもりが気付いたら電車は止まっていました。しかも時間はガイ(16時)になってました。疲れてたんでしょうかね。でも今は考えてる時間はありませんね。急ぎましょう。村長さんが寝てしまいます。
門を出る時に最初に話してきた門番さんに声をかけられました。
「もうお帰りですか?」
「ええ、すごい良い街でしたよ」
「それはありがとうございます。是非またいらしてください。いつもで歓迎しておりますよ」
「ええ、また暇がある時来ますね。それでは」
私は箒に乗り少しスピードを出して飛びました。正直言って時間が無いです。本当に村長さんが寝てしまいます。
レアティアとラーリトルを繋ぐ橋を渡り、渡った後もいつもより早いスピードで飛んでいました。多分疲労は半端ないんでしょうね。今は無視しますけど。
村の門番にあったのはセラゾン(21時)でした。
「あなたは、このまえこの村を訪れましたよね?」
「ええ、そうです。もう村長さんは寝てますかね?」
「どうでしょう。一度訪ねてみてください」
「ありがとうございます」
起きてることを祈って村長さんの家に向かいます。
コンコン
「はーい。ちょとまっとれ。おや、旅の者じゃないか。帰りかい?」
「そうです。できれば泊まらせて頂けないかと」
「大歓迎じゃぞ。土産話は持って来とるんじゃろうな」
「勿論ですよ」
一旦家の中に入れて貰い行きに来た時と同じ部屋を貸してくれました。
「随分と焦って来ていたようじゃが晩飯は食べたんか?」
「いえ、まだなんですよ」
「なら丁度ええ。食べながら話そうや。ちょっと待っとれ。今作るから」
「本当にすいません。ありがとうございます」
「なんも気にすることじゃない。楽しみが一つ増えたんじゃ」
村長さんは手際よく料理を作り振る舞ってくれました。ついでにお酒もと言う事で今日は遠慮せずに頂くことにしました。回っていたほうが口も回るのでね。
これでも二十歳超えてるんでお酒は飲めますよ。
村長さんが作った料理を食べながらレアティアで何があったかをゆっくりと話始めました。そしてお土産があったので村長さんに上げると物凄く喜んでくれました。
食べ終わった頃にはお酒が完全に回りきってましたね。私は部屋に戻りベッドに横になりました。風呂は明日の朝シャワーでも借りましょうかね。
日記は明日......いや。今日書いてしましますか。
『アルエファの家を出てレアティアを去った。村長さんの家に思いっきり飛ばして行った』
明日は自分の家に着きますね。久しぶりにですね。
もう酔いが回っているのでもう寝ますね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
レアティア編明日で終わりますね。長いようで短かったですね。終わってしまうといつも通りの日常に戻りますよ。以上作者でした。
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明日もお楽しみに!