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魔女の364日  作者: Catch262
48/364

魔女の48日目

今日の夜にまた展望台を見に行きます。

 「ほら、起きてよ」

 「......またですか?」

 「もうレアル(8時)だけど?」

 「え......」


 まさか寝過ごすとは思いませんでした。いつもならレアルに起きれるはずなんですけど。


 「まぁ嘘なんだけどね。本当はローツ(6時)だよ」

 「帰れ......」

 「ここ私の家なんですけど」


 確かにそうでした。まぁ寝ますか......本当にこの家は起こすのが好きですね。


 改めてレアル(8時)になり起きて居間に行きました。アルエファが朝食の準備をしてましたが今日はパンじゃないみたいですね。たまにはいいですね。


 「おはよ。今日の朝お宅の猫が起こしに来たんだけど」 

 「おはよ。エルエネらしいね」 

 「らしいって何さ......正直迷惑だよ」

 「起きるのが遅いのが悪い」

 「こっちはこれがいつも通りなので」


 言い争ってると元凶のエルエネがやってきた。


 「あら、やっと起きたの」

 「エルエネさん。明日はやめてくださいね」

 「もうやらないよ」

 「本当かな......」


 半信半疑になりながらも信じるしか方法は無かった。


 朝食を食べた後アルエファはいつも通り家事をするので午前中は特にやる事が無い。午前中に家事をするのはこちらも変わらない事である。


 「それで?どうすることにしたの?」

 「オルウルの事?」

 「それ以外ないでしょ」

 「オルウルにあとでちゃんと聞いてみるよ。それでさ。頼みたい事があるんだけど」


 会話しながらアルエファは掃除をしてそれを見ながら私は話していた。


 午後はアルエファの案内で家付近を散歩し回った。特に面白いこともなくゆっくりと話しながら歩いた。


 「そういえばシュロシルってバイトしてたよね?どんなバイト?」

 「あれ?言ってなかったっけ?門番だよ」

 「あのすごーくめんどくさそうな門番のバイトなんてやってるんだ。時給いいの?」

 「それなりにね。しかも人が優しいからやりやすいよ。あ、昨日給料日か」


 出かけているせいで日付感覚が鈍ってきていた。今が何日の何曜日か曖昧になりつつあった。


 「今月はいくらぐらい?」

 「2アール固定だよ。ボーナスで3アールプラスされる感じ」

 「意外と多いんだね。まぁこっちはお金に困ってないしやる意味無いんだけどね」


 実際アルエファは魔法でお金を稼いでいる。研究をして使える魔法で提供している。話も尽きた所でシュロシルがある事を思い出す。


 「そういえばさ、今年の年賀状にトレースから届いてたんだけどそっちは?」

 「ああ、届いてたね。フィンにおいでっていう内容だったね」

 「いくの?」

 「そりゃお誘いを貰ったら行くしかないでしょ」

 「そうだよね......」


 あの年賀状はやはり魔女全員に送られていたのか。


 家に戻りアルエファは豚カツの準備を始めた。まだ晩飯の時間には程遠いが夜に展望台に行くと言うので早めに準備してくるそうだ。


 昨日見た風景が夜になるともっとすごい物になると聞いたのですごい楽しみである。


 エルエネとオルウルが帰ってきて私はオルウルに話しかけました。

 

 「ねぇオルウル、人間になりたいと思う?」


 オルウルはずっと私の方を見てきました。


 「そうだよね。分かったよ」

 「ドラゴンと会話できるの?」

 「出来ないよ。でもオルウルが何を言いたいかは分かった」

 「そのままでいい。ですよね」

 「エルエネ正解。オルウルがそのままを望んでいるならそのままでいよう。さぁ少し早い晩飯を食べて展望台に行くぞ」

 

 晩飯を食べて風呂を沸かせている間にアルエファを連れて展望台に向かいました。その眺めは昼の時とは比べ物にならないほどの美しさでした。

 

 電気の付いている家と付いていない家が交互になっていて綺麗さが増す。繁華街はやはり明るく逆に貧民街は暗く。抽象的である。


 「どう?悪くないでしょ」

 「うん。寧ろいいよ」

 「満喫したら帰ろうか」

 「じゃあもう少しここに居るね」

 「早くしないとお風呂ぬるくなるよ」


 私は展望台からの眺めを堪能してアルエファの家に戻りました。本当に良い眺めでした。それを思い出しながら風呂に入りそして日記を書き始めます。


 『アルエファと午後に散歩し夜は展望台にまた行った。昨日とはまた違った美しさが見られた』


 まだ時間もあったので居間に降りてアルエファと話して寝ることにしました。


 「ちなみにいつ帰るの?」

 「あと2日ほど居ようかな」

 「別に構わないけどバイトは?」

 「一応有給入れてるから問題なよ」

 「ならいいんだけどね」

 「それじゃ寝るとするよ。明日は起こさないでね」

 「はいはい。おやすみ~」

 

 私は部屋のベッドに行き横になります。


 明日は何をするんでしょうかね。正直やる事が特に無いですね。明日はバイトへのお土産でも買いに行きましょうかね。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます。 


 寒いです。作者です。オリンピックを見ているとスノボーをやりたくなりますね。と言うわけで明日やりに行きますか。


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 明日もお楽しみに!

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