魔女の47日目
今日は観光スポットの1つ、展望台に行きますよ。
「はいはい。起きてよ」
「......今何時?」
「エルアだけど?」
「......馬鹿じゃないの?レアル(8時)には起きるから......」
「もっと早く起きないと駄目だよ。じゃあレアル(8時)に起こしに来るね」
「結構です......」
暫くして目が覚めました。時間はローツ(7時)でした。まだ寝れるのですが目が覚めたので起きるとしましょうかね。
なぜここの住民は早起きが好きなんでしょうね。まさかここにきてまでエルアに起こされるとは思いませんでしたよ。
居間に行くとアルエファが朝食を作ってくれていました。しかもパンですよ。分かってますね。
「おはよ」
「あ、おきたんだ。おはよ」
「随分と遅かったね」
「私からしたら普通ですよ」
「まぁ生活リズムは人それぞれだし文句は言えないよね」
「その割には朝起こしに来るんだね」
「明日はエルエネが行くと思うよ」
「絶対にやめてくださいね」
くだらない会話をしながら朝食を食べながらこの後の事を話す。この後は適当に1日を過ごすそうだ。なので私は適当に観光でもしてきましょうかね。
「だったら少し歩いた所に展望台があるから見に行ったらいいと思うよ」
「そうなの。なら行ってみようかな」
「カーテロテを一望できる展望台なのですごいいいですよ」
朝食を食べ終わると私は必要な物だけを持ち展望台に向かいました。アルエファの言った通り少し歩いたら高い展望台が見えてきました。
「あれがカーテロテの観光スポットの1つ、高さはこの広いカーテロテを一望できるほど」
ついてきていたエルエネが解説を始める。展望台の前まで来るとエルエネは帰っていった。猫は入れないらしい。因みにオルウルも入れなかったのでエルエネと同行させることにしました。
仕方ないので一人で展望台の一番上に行きカーテロテのすごさを見ることにしました。
その眺めは絶景でした。夜に来たらもっと綺麗だと思うほどでした。と言うか夜にももう一度来ましょうかね。
カーテロテを一望できると言っていたのでどれだけの範囲が見えるのかと思っていたんですけど初めに入ってきた門すらも見えますね。本当に一望できる高さです。
少しの間展望台で楽しんでアルエファの家に戻りました。
「あら、お帰り。どうだった?」
「確かにカーテロテを一望できた」
「でしょ。それでさ。気になってたんだけど、昨日から噂になってる魔女ってシュロシルの事よね?」
「まぁね......時間帯的にやばかったから箒に乗ったんだけどバレちゃってて......」
「貧民街で魔法を使ったのは?」
「襲われたからに決まってるでしょ」
「まぁそうよね。あの貧民街は危ないと評判だからね」
やはり貧民街は通るべきではないなと改めてこの時思った。時間的に昼食だったのでアルエファが簡単に作ってくれていました。楽でいいですね。
まぁエルエネが泊まった時は私が色々とやったのでそのお礼だと思えば当たり前の事ですよね。
昼食を食べ終わった後は魔法の話や簡単な雑談などして夕暮れまで話していました。
夕暮れになるとエルエネとオルウルが戻ってきました。
「お帰り。どこ行ってたの?」
「散歩コースをオルウルと話ながら歩いていただけですよ」
「え、オルウルとも話せるんだ」
「そりゃ一応は話せますよ」
「魔法の力ってすごいね」
この時にはもうアルエファは晩飯を作っていました。今日はラーメンだそうです。ただ醬油ラーメンでは無いのが少し悲しいですね。まぁカーテロテはなんでも美味しいのでありですけどね。
アルエファが晩飯を作っている間私は暇だったので風呂を沸かせに行きました。晩飯を食べ終わったら入れるように準備しておくのも一つの手ですよね。
アルエファが作ったラーメンは店で食べたラーメンとはまた違ってすごく美味しかったです。
何やら家庭によって作り方が違うみたいなんですよね。それも面白いですね。違った味を楽しめていいと思います。
カーテロテに来てラーメンを食べたのは何度目でしょうかね。本当にラーメンの街ですね。私も私なりに何かラーメンの工夫してみましょかね。とりあえずはこのラーメンの作り方を聞いておきましょうかね。
晩御飯も食べたので風呂に入りましょうかね。その後は日記を書いてアルエファと少し話たら寝ましょうかね。
『アルエファに進められ展望台に行った。眺めは最高だった。明日の夜にでももう一度行こうかと思った』
日記を書いた後居間に降りてアルエファとまた雑談をした後に寝ようかなと思います。アルエファがワインを出して私にも飲ませようとしてきました。飲めない訳では無いのですが、あまり飲まないようにしているですよね。
「アルエファ、明日は起こさないでよ。自分でレアルに起きるから」
「まぁ私はもう起こさないよ。エルエネがどうするかは知らないけど」
「飼い主なんだからしっかりして」
「それよりさ。いいの?オルウルがどう思ってるのか聞かなくて。エルエネが通訳してくれるよ?」
「そんなの望んで無いからね。それじゃおやすみ」
「おやすみ~」
正直オルウルを擬人化させるかどうかはまだ迷ってます。デメリットもあればメリットもある。まだ考える時間があるので、まだいいかな。
明日は夜にもう一度展望台に行こうかなと思います。それ以外はエルエネに聞いて観光スポットでも行きましょうかね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
人が増えると会話文が多くなりますね。作者です。もっと会話を多くしたいんですが多くしすぎると長くなるのでこれぐらいにしてます。一応読みやすいように2000字程度にはしようと思っているのですがレアティア編は2500字が目安ですね。
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