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魔女の364日  作者: Catch262
46/364

魔女の46日目

ようやくアルエファの家に着きますよ。

 おはようございます。シュロシルさんです。カーテロテ3日目ですね。やっとアルエファの家に着きますよ。長いようで短かったですね。


 今日は朝から行動しなくても間に合うのでゆっくりと準備しましょうかね。


 宿のロビーに行くとある噂が流れていました。


 「昨日の夕暮れ時に空を飛ぶ魔女が出現したそうなんだよ。その前に貧民街で魔法を使ったとの報告もあって今警備が厳重になってるんだとか。お嬢ちゃんも魔女には気を付けなよ」

 「レアティアで魔女と言えばアルエファでは?」

 「よく知ってるね。でもアルエファはここまで来ないんだ。だからどんな魔女かみんな不安なんだよ」

 「きっとその魔女は時間に追われてたんじゃないでしょうかね」

 「そうなのかね~。まぁ気を付けなよ」

 「ご心配ありがとうございます」


 やはり街の中を箒で飛ぶのはリスクがありましたね。しかも貧民街の事も噂になっているとしたら私以外居ませんね。私何も悪くないのに......話したら納得してくれますかね。


 まぁバレたとして注意程度で終わると思うのでいいんですけどね。魔女狩りなんてオルニアには存在しませんからね。昔は存在したみたいですけど......


 とりあえず朝食のパンでも探しに行きますか。荷物はまだ部屋の中ですよ。まだ出発する気は無いので。


 街の中では魔女の噂が流れていました。私がこの街に来ることを知ってるのはアルエファと門番ぐらいなんでしょうね。


 朝食も食べ終わりオルウルと繁華街を見て回ります。時間的には開店と同じぐらいだったので色々と見れました。


 アクジア(11時)になったのでそろそろ出発しましょうかね。アルエファの家には遅くてもアクロウ(13時)には着くでしょう。


 また重たい荷物を持って行動ですよ......


 流石にオルウルも疲れたんでしょうか。歩くペースがゆっくりになってますね。そりゃ3日間歩き続けていればそうなりますよね。私も結構疲れてますよ。


 それでもかなり歩いてきました。そして見えてきましたアルエファの家です。そうです。遠目からでも見える大きさなのです......


 アルエファの家は大豪邸なんですよ。それなのに1人暮らしですよ。掃除などは魔法に任せてるとか言ってましたがそれでもすごいですね。


 予定より早くアルエファの家に着きましたね。本来なら今日の夕方に着く予定だったんですけど、まぁいいでしょう。


 ピンポーン


 「はーい。どちら様でしょうか?」

 「こちら様ですよ」

 「あら!シュロシルじゃない!待ってね。今開けるから」


 すると家の門が自動で開きました。自動ってすごいですね。と言うか流石豪邸ですね。普通家の前にありませんよ。

 

 門を通って玄関に向かいます。その間にも周りには花や木々が並んでいました。庭には池なんかもありますよ。冬なので凍ってるとは思いますが。


 「いらっしゃい。予定より早かったのね」

 「いらっしゃいました。それより先に部屋に案内してもらってもいい?この重たい荷物を何とかしたいのよ」

 「そうだね。じゃあ着いてきて」


 アルエファが家の中を案内してくれます。まぁ知ってるからあれですけど家の中は普通の一軒家と変わらないんですよ。そうです。見た目を魔法で変えてるだけなんです。


 アルエファは二階へと案内してくれ部屋を1つ貸してくれました。


 「ある程度終わった居間に降りてきて」

 「りょうかい」


 私は荷物の整理をした後オルウルと1階にある居間に行きました。

 

 「改めて久しぶりシュロシル」

 「久しぶりですね」

 「相変わらず固いわね。あ、その子がオールドドラゴン?」


 アルエファはオルウルを見て聞いてきました。


 「そうですよ。可愛いでしょ」

 「本物のドラゴンを見るのは実際初めてなんだよね」

 「私も実は初めてだったの。しかもかなり頭がいいし」


 そんなこんなで晩飯の時間まで色々な話をして時間を過ごしました。


 「あれ?エルエネは?」

 「ああ。エルエネならどこかに出かけたよ。もう少しで晩飯だからその時になったら帰ってくると思うよ」

 「そうなんだ。それで、本題に入るけど......」

 「その前に晩飯の鍋作っちゃうからその話はあとでね」


 気づけばソウレイ(18時)になっていた。誰かと話していると時間はあっという間に過ぎるものだ。


 「ただいま」

 

 アルエファが鍋を作っている時にエルエネが帰ってきました。


 「お帰りエルエネ」

 「あら、来てたの。ゆっくりしていってね」


 アルエファは鍋を作り終えると鍋を持ってこちらにやってきました。そして食べながら話の続きをし始めました。


 「それで、魔法と言うのは?」

 「私の魔法は猫を喋れるようにしたり、何か物に感情を与える魔法を作成できる魔法。それは知ってるでしょ?」

 「うん。実際エルエネが喋ってるしね」

 「それでね。今回できた魔法は動物を擬人化させる魔法」

 「え、すごいじゃん」

 「まぁまだ使ってはいないんだけど多分使えば成功する」

 「......なるほどね。だからオルウルを連れてきてッて言った訳ね」


 オルウルを最初の実験台にするために招待したのだとこの時理解した。


 「まぁ嫌だったらいいんだけどさ。エルエネを擬人化させるから」

 「それはごめんですね。私はこのままがいいので」

 「と、本人は言ってるんだよね」

 「なるほど。少し考えておきますね」


 鍋も食べ終わりアルエファに風呂を沸かせるように言う。アルエファはその場から席を外す。


 「エルエネ、アルエファの言ってたことは本当なの?」

 「嘘ではないらしいよ。でも何を擬人化させたらいいのか本人も分かっていないみたいで」

 「なるほどね。まぁまだ時間はあるし少し考えてみるよ」

 「そうしてくれるとありがたいよ」


 風呂が沸いたのでシュロシルは風呂を借りて入りました。


 『ようやくアルエファの家に着いた。けれど噂で魔女が飛んでいると言われた』


 日記を書いてまた居間に戻ってアルエファと色々と話をしてました。


 「ちなみにシュロシルはいつまでここに居るつもりなの?」

 「3泊4日かな」

 「随分と長いのね」

 「エルエネがうちに泊まっていた時と同じぐらいだよ」 

 「その節はありがとうございました」


 そんなこんなでポイラク(22時)になったので寝ることにしました。


 明日は何をするのでしょうかね。オルウルの件も考えながら行動しましょうかね。


 それではおやすみなさい。また明日。

 

 見ていただきありがとうございます。 


 やっとアルエファの家に着きましたね。作者です。今日の文字数は過去最大です。その分時間もかかりましたが......


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