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魔女の364日  作者: Catch262
45/364

魔女の45日目

今日は住宅街を歩きますよ。

 おはようございます。シュロシルです。今日もゆったりとアルエファの家目指して歩いていきますよ。


 ここからは繁華街を抜てけ住宅街になります。まぁ特に面白いことは無いと思いますよ。

 

 宿から出る時に勿論動物たちが歓迎してくれました。私はこの宿嫌いじゃないですね。どちらかと言うと好きなほうですよ。帰りにもう一度寄りたいぐらいです。


 寄っていたらバイトに間に合わなくなるので止めておきますけどまた来たいですね。


 朝方だったのでまだアルジャニア街の店はやってませんでしたね。まぁ朝から辛い物は食べたくないんですけどね。昨日は本当に辛かったんですよ......


 あ、因みに朝食はパン屋を見つけて食べましたよ。危うく店が見つからず朝食が無しになる所でした......


 暫く歩いていると繁華街を抜け住宅街になってきましたね。この風景はアンラウでも見る風景ですよ。勿論アンラウにも住宅街はあります。ただ私は店に用があるので住宅街に行かないだけですよ。


 たまに移住目的でアンラウに来る方などもいますよ。その時はどこに行けばよいのか聞かれますが正直私もよく分かってないんですよね。移住関係は住宅街の方で手続きするので門番は特に知らないんですよ。バイトをやる上で知っておいた方がいいですかね。

 

 「おや、お嬢ちゃん。この先に行くのか?」


 おばあちゃんが家の窓から顔を出して聞いてきました。


 「ええ、観光で訪れたんですよ」

 「観光客なら引き返す事をお勧めするよ。ここは住宅街だ。面白い物など何もありゃしないよ」

 「一応こちら側に友人がいるので会いに行こうかと思いまして」

 「そうだったのかい。気を付けてね。何かあったら逃げてくるんだよ」

 「ご心配ありがとうございます」

 

 何でしょうね。この先に何かあるような言い方をしていましたね。少し気になりますね。


 今度は違う家からもこの先に行くのはお勧めしないと言われた。これが2、3回では終わらなかった。10件ほどの方にこの先に行くのは危険だと言われた。一体何があるんですか。


 まぁ歩いてたら理由が段々と分かってきました。貧民街ですね。まぁどんなに栄えてる街でもありますよね。確かにここを通るのはお勧めされないですね。遠回りしたい所ですが、この道以外にないんですよね。無駄に迷いたくないですし......


 ここは諦めて進むしかありませんね。何かあったら即座に魔法でも使いましょうかね。恨まれるのは覚悟の上です。


 ゆっくりと貧民街を歩いていると1人の男性が私の前にやってきました。


 「金目の物を置いて行け」


 男はナイフを私に向けてそう言いました。周りを見ると私の周りには4人以上の人が居ました。


 「通してくれない?先を急いでるの」

 「急いでる様には見えなかったがな。金目の物を置いていけば先に行かせてやる」


 私は面倒だったので無視して先に進もうとしました。その瞬間男はナイフを首元に押し付けてきました。


 「なんの真似ですかね」

 「無視しようなんていい度胸じゃねえか」

 「もう、めんどくさいですね。もう一度言いますよ。通してください」

 「じゃあ金目の物を置いて」


 こうなったらもう話は通じませんね。諦めましょうか。


 『動きを止めよ。我が指示するまで動くな』

 

 彼らは1ミリも動くことはありませんでした。


 「ごめんなさいね。通してくれないから......」

 「魔女だったか。と言う事はアルエファか......!」

 「......アルエファじゃないわよ?私はシュロシル。ユノライ・シュロシル」

 「なんでそんな魔女がここに居るんだよ」

 「まぁそういう事もあるって事よ。それじゃあね」


 私はその場を立ち去りました。そしてある程度離れた所で魔法を解除しました。一応護身用でこういう魔法も持っておいて正解ですね。何があるか分かりません。


 貧民街を抜けまた住宅街へと広がっていきました。そろそろ宿を探したいですね。


 まぁ住宅街では宿など無いですよね......繁華街を目指しますか。その過程に晩飯も探しましょう。


 やはりカーテロテと言えばラーメンなんですよね。これ言ってましたっけ?カーテロテはラーメンで有名なんですよ。なので晩飯はラーメンですかね。と言うか......歩くの流石に疲れてきました......


 1日中重たい荷物を持ちながら歩いていたらそりゃ疲れますよね。とりあえずラーメン屋を探しますか。オルウルは外で待っていてくださいね。


 全然見つからなかったので聞いてみると案外近くにあって驚きました。こういう時は聞くのが一番ですね。


 ラーメンを食べている間オルウルもご飯を食べます。店の店主にどこか泊れる所が無いか聞くとペットが良い宿は無いそうだ。困りましたね。繁華街に行けばあるらしいのですが今の時間がソウレイ(18時)、繁華街に着くのはガンライ(20時)になると思います。流石に歩きだと死ぬので箒に乗りますか?


 住宅街で飛んでいるのを見られると少しあれですが魔女は世間的に知られていますし大丈夫でしょう。やむを得ませんね。


 箒に乗ったらあっという間に繁華街に着きました。やはり箒は便利ですね。この距離をすぐに行けるとは。


 今考えれば乗り物があったので乗ればよかったですかね。ちょっとミスりましたね。繁華街着いてから気づきました。まぁいいでしょう。


 適当に宿を当たりペットが良い宿を探しました。運よく1件目が良い宿だったので部屋を借りました。


 あとは風呂に入って日記を書いて寝るだけですね。今日は本当に疲れましたよ。貧民街で襲われるし、重たい荷物を持ちながら長距離歩くしで......


 『今日は住宅街を歩きながらアルエファの家を目指した。途中貧民街で襲われたが魔法で対処できた』


 明日はやっとアルエファの家に着きますね。楽しみです。エルエネに会うのも楽しみです。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます。 


 シュロシルさん強いですね。作者です。動きを止める魔法......すごいですね。使ってみたいです。それよりレアティア編は毎回2500字程度で書いています。内容豊富で良いはずです......


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 明日もお楽しみに!

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