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魔女の364日  作者: Catch262
44/364

魔女の44日目

カーテロテを観光しつつアルエファの家に向かいます

 おはようございます。シュロシルです。やはり村長の家とは違い誰かを招き入れる為の場所は一味違いますね。村長さんの家が駄目だったとは言いませんけどね。流石宿って感じですね。


 今日はレアティア、カーテロテを観光していきたいと思います。ただただ観光するのでは無く、アルエファの家に向かいながら行こうかなと思っています。


 と言うのも現在カーテロテのゼドマ(東)部分でアルエファの家がヨスズ(西)の方なのでそっちに向かって歩いていかなきゃいけないんですよ。


 まぁこの広さなら新幹線とかもあるので帰りはそれに乗る予定ですが乗らないでアルエファの家まで向かう場合は3日ほど掛かるんですよ。


 とりあえず朝食のパンでも食べに行きましょうか。勿論食べに行くんですよ。流石に3日用のパンなんて持ってきてませんからね。まぁ行く前にオルウルにはご飯を上げておきます。私も早く食べたいです。

 

 宿を出てシブル(西)の方へ歩いていきます。その道中にパン屋が無いか確認しながら進みます。それにしてもこの時間はあまり店がやってませんね。それもそのはずですか。現在ズレイ(7時)です。開店し始めるとすればコウ(10時)とかでしょうか。


 それでもやってる店はありますね。運よくその中にパン屋も見つけれました。かなり満足です。やっぱり朝はパンですよね。


 買って歩きながらパンを食べつつ進みます。暫くすると店が開店し始め賑やかになってきます。昼には昨日来た時のように活発になるのでしょうか。


 カーテロテの人達は優しいと聞きました。本当でしょうかね。昨日話しかけた時点で結果は分かっているんですけど他の人にも話しかけてみましょうか。


 「すいません。観光ので来たんですけど、どこかお勧めの場所ってあったりします?」

 「そうだな。どこから来たんだい?」

 「ラーリトルです」

 「ラーリトルか、ならアルジャニア街に行くのがお勧めだぞ」

 「アルジャニア街と言いますとどんな所なんですか?」


 アルジャニアとはレアティアのパイル(北)にあり街が22個もあると言う場所である。その22個に共通しているものが一つだけあり、それは食べ物がすごく辛いと言う事だ。


 「名の通りアルジャニアを真似て作られた場所さ。飲食店はすべて辛いとの噂だよ」

 「それは面白そうですね。ありがとうございます」

 「おう、カーテロテを楽しめよ」


 やっぱりこの街は良い場所ですね。アルジャニア街はこのままヨスズ(西)に向かえばあるそうです。丁度いいので行ってみましょうか。運よくそこで晩飯が食べれればいいですね。


 意外と長距離を歩いて移動するのは疲れますね。オルウルは歩いて貰ってるので良いとして重たい荷物を持ちながら歩くのはどうかと思いますよ。観光だけなら宿に置いておくんですがアルエファの家が最終地点なので荷物を持たなきゃ行けないんですよ。


 しばらく歩くとアルジャニア街が見えてきました。大きくアルジャニア街と書いてあったのですぐに気づくことができました。時間としてはまだ余裕があるので先に宿を探してしましましょう。


 「すいません。ちょっといいですか?」

 「おう。どうかしたか?」

 「観光で訪れた者なんですがペットが可能な宿またはホテルを知りませんか?」

 「うーん。この辺りにはペットが良い宿は無かったと思うぞ」

 「そうですか。ありがとうございます」

 

 その場を立ち去ろうとした時聞いた人の隣に居た人が何かを思い出したかのように私を止めてきました。


 「そうだ!アルジャニア街に1つだけペットが可の宿があったよ!」 

 「あそこを紹介するのか。まぁ行ってみる価値はあるか」

 「何かあるんですか?」

 「あの宿には好き嫌いが分かれるからな。行ってみればわかるよ」

 「私は好きなんだけどね~。主人は好きじゃないみたいで、本当に人それぞれなんだ」

 「それは面白そうですね。ありがとうございます。行ってみます」


 どんな場所なんでしょうね。少し楽しみです。アルジャニア街の中にあるのならばいつでも晩飯を食べに行けますね。場所は先ほどの2人に聞いたので迷うことは無いでしょう。


 2人に言われた宿にやってきました。さて、外見は普通ですね。入ってみましょうか。


 入った瞬間に2人が言っていた事を理解しました。そこには多くの犬や猫がいました。しかも自由にされてました。受付まで行くと動物たちが寄ってきました。


 「どうも。確かに好き嫌いが分かれる宿ですね」

 「確かにそうですね。私は動物が好きなのでここで働いてますけど嫌いな方はすぐに出て行ったりしますよ」

 「まぁそうでしょうね」

 「お泊りでしょうか?」

 「はい、1泊お願いします」

 「80ディールになります」


 昨日の宿より安いですね。でもこの状態だったら文句は言えませんね。


 「一つ聞いてもいいですか?」 

 「はい。なんでしょう」

 「部屋に動物が居たりしませんよね?」

 「安心してください。それはございませんので」


 私は安心して鍵の番号の部屋に行きました。確かに部屋の中には居なかったですね。ここの宿は確かに好き嫌いがはっきりしそうですね。


 さて、宿も取った事なので何か辛い物でも食べに行きましょうかね。まぁオルウルは部屋で待機ですけどね。ご飯はちゃんと上げて行きますよ。


 アルジャニア街には飲食店が結構ありますね。まぁ辛い物と言ったら麻婆豆腐がある店を探しましょうかね。どれだけ辛いんでしょうか。アルジャニアには行ったことが無いので楽しみです。


 お目当ての店を見つけて麻婆豆腐を頼み食べてみました。一口目で涙が出るような辛さでした。これでも頼んだのは辛さ4ですよ。最高10の......


 何とか頑張って食べ終わり宿に戻りました。勿論犬や猫に歓迎されながら......


 部屋に戻って設備されてあった風呂に入って日記を書いて寝るだけですね。


 『カーテロテは優しい人の街だった。晩飯はアルジャニア街に行きすごく辛かった』


 明日もアルエファの家を目指して進みますよ。いつになったら着くことやら。


 とりあえず疲れたので今日はもう寝ますね。

 

 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます。 


 44日と不吉な日ですね。まぁ年明けから数えていないと気付かないんですけどね!作者です。この小説を書いてると年を明けてから何日目なのかすぐにわかりますね。


 感想やアドバイスがありましたらコメントまで

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 明日もお楽しみに!

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