表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女の364日  作者: Catch262
347/364

魔女の347日目

 「やーーーーーほーーーーー」


 ぐっすりと眠ている私の布団の上に勢いよく乗ってきたのはディルでした。毎回思うんですが、魔女って早起きだし、他人の家に勝手に上がり込むし、時間帯考えずに起こしません?私もそんな魔女になった方がいいんでしょうかね?


 「本当に、本当に一回でいいから黙って」

 「えー?何々?聞こえない。可愛いって?ありがと!」

 

 ディルに聞こえるぐらいの最小限の声で喋るとそれを掻き消す様な声で聞き返してきた。そしてかなりの誤解もしてるし......


 「あー!ほんっとうにうるさい!私はまだ寝てるの!分かる?気付いてよ少しは!」

 「あれ?寝てたの?アルエファがシュロシルが起きない時は『永遠の眠り』だから何しても起きないよって言ってたんだけど」

 「あいつか......」


 本当に余計な事しかしないアルエファに対して殺意すら消えてしまった。怒りを通り越して呆れるとは......


 私は諦めて布団から出て居間に行った。ディルの話はその後にしました。


 「それで?ディルはどうしたの?」

 「えっとね。最近家が埋まるほどの雪が降ったでしょ?」

 「あー、降ったね。流石気候の魔女だけあるね。全体を把握している」


 この時点でディルが何も言わなければ一件落着で終わるんですが、まぁそう簡単に行かないのが魔女であって、この世界でもあるんですよ。なんとなくは察してますよ。


 「あ、それね。私がやったの。シュロシルの家の周辺だけ雪を降らせることはできないかって、今日はそれの結果を聞きに来たのさ」

 

 ディルは私が思っていた通りの言葉を言ってくれた。まぁそうですよね。ディル以外にあんなことできる人居ませんし、と言うかまず1日で積もる雪の量じゃないので。これがアンラウまでだったら問題騒ぎですよ。


 「うん。ねぇディル?」

 「ん?もう結果は聞けたから満足だよ?」

 

 何事もなく帰り支度をしているディルの腕を掴んで座らせた。ディルは何かを察して逃げようと魔法を使ったが、既に対策済みだった。『魔法厳禁』効果は確かだが、眠りの魔女で使うと相当な体力を使う。


 「逃がすとでも思った?」

 「あれ~?一歩遅れたな~......」

 「今すぐ家の周囲の雪を手作業である程度広くするか、それとも私に夜まで説教されるか、選びな。その二択以外無いからね」


 ディルは私が冗談を言ってないことを理解して抵抗するのを諦めた。そして後者を選んだ。ただ聞いているだけでいい。確かにそっちの方が楽に見えるのかもしれない。けれど、そんなに甘くないですよ?


 『  』

 「あ、ちょっと帰らせて......」

 「ばーか。『場所固定』『尋問』」

 

 久しぶりに出す破壊の魔女。本当は使う気は無かったんですが、ディルがふざけてたので。『尋問』は違うことを考えるや、眠くなった時に勝手に目が覚めるなど、本当に尋問されているかのような魔法。


 そして私は夜まで説教し続けた。ディルは最期の方意識失いかけてましたね。尋問を使ってるのに意識を失いとかすごいですね。意識すら失えないはずなのに。


 っと。説教が終わって私もリミットが来ましたね。今日はもう動けないし、下手したら明日も無理ですよ。まぁ仕方ないですね。


 ディルを家に帰してそのまま私はオルウルにベッドまで運ばれた。申し訳なさもあったが、どちらかと言うと楽だった。


 さて、明日は動けないときついですね。バイトですよね......最悪アルエファ呼びますか......メルクアース使って。

 見ていただきありがとうございます!


 残り17日!

 最近後書きに何を書こうか迷うっている作者です。本編よりこっちの方が悩むんですが、特に言うことが無いんですよね。と言うか、言いたいことあっても既に言ってたりするので本当に無いんですよね~......


 感想やアドバイスがありましたらコメントまで

 高評価、ブックマークお願いします!


 明日もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ