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魔女の364日  作者: Catch262
336/364

魔女の336日目

 外は昨日と変わらず前が見えないほどの吹雪になっていた。買い物に行くと言うよりも家から出ることすらできなかった。というよりする気が無かった。勿論出れないわけではない。出ようと思えば出れて、そして行こうと思えば買い物にも行ける。けれどメリットとデメリットを考えると圧倒的にデメリットの方が多かった。


 私は昨日と同じように再び眠りに入ろうとした。昨日は一階から物音がしたんですが、今日は一切物音が無いんですよ。そりゃそうですよね。オルウルは一度ハマったら熱中するタイプです。昨日編み物をやっているのを見て寝坊すると踏んだのです。


 というわけで、オルウルは今寝ているのでしょう。なので私も寝ます。二度寝ぐらい誰でもしますよね。



 「いつまで寝てるのかな~?」


 あと少し、あと少しで眠りに付けるときにオルウルが私を起こしに来た。オルウルが起こしに来るなんて珍しいこともあるもんですね。


 「あれ?今日は起きてる」

 「......吹雪いてるから買い物は行かないよ?」

 「分かってるよ~」

 「じゃあなんで来た......」

 「いつもの時間に起きてこなかったら大概は眠りの魔女としてどこかに行ってる場合が多いからね。一応確認してるの」 

 「なるほどね......」

 「それじゃ、おやすみ~」


 オルウルはそのまま私の部屋を去った。オルウルと話したせいで完璧に目が覚めてしまった。再び窓の外を見ると吹雪は少しずつ止んでいった。私が居間に降りて朝食を食べて外を見た時は既に晴天だった。


 仕方なく買い物に行く準備をしてアンラウへ向かった。道中は雪がかなり積もっていた。どれぐらい積もってるのか確かめるために箒から降りて雪の中に入ってみると膝ぐらいまでの雪だった。


 その雪はアンラウまで続いていた。つい2日前までは雪が一切なかったアンラウだが、一瞬にして白い世界になっていた。


 「随分積もりましたね」

 「そうね。もう春まで地面を見ることは無さそうね」

 

 アンラウも門の前、そして門の中も雪に満ちていた。道路は滑りやすくなっていて、歩道は道が無い。そんな中私はいつもの店を目指した。本当だったら箒に乗りたいところだが、我慢した。


 買い物を終えて魔法で荷物を家に送る。そして私は来た道を頑張って戻った。買い物を終えた辺りから薄っすらと雪が降ってきて整備された道も少しずつ消えていった。


 

 「ただいま......」

 「おかえり~ご苦労だった!」

 「食材あんなもので良いでしょ?」

 「うん。十分だと思うよ」


 冬になると寒くなるので温かいものばかり作ろうとして買い物が偏ってしまう。特に鍋だ。週に2回でも良いぐらい鍋にしてしまう。それはオルウルも私もそうだった。


 そして早速オルウルは今日の晩御飯を鍋にしていた。玄関からでも分かるようないい匂いだった。


 晩御飯を食べた後風呂に入って部屋に向かった。部屋はストーブが付いていてそれなりに温かった。オルウルが付けてくれたんでしょうね。私タイマー設定してないので。


 ストーブを付け始めると電気代が馬鹿になりませんよね。まぁ魔女であるが故にそう言うのは全て免除されていたりするんですけどね......流石魔女。まぁだからと言って使いすぎませんけどね。


 さて、温かい状態で寝るとしましょうかね。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます!


 残り28日!

 寒い......あ、作者です。テストが終わり、本格的な冬が始まりました。地面は見えなくなり、前も見えなくなるほどです。そんな中ストーブを付けても凍えるような寒さで私は小説を書いてます......とりあえず言いたいことは、寒い。


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 明日もお楽しみに!

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