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魔女の364日  作者: Catch262
334/364

魔女の334日目

 今日もいつもより少し早く起きて居間に向かった。2日連続でバイトなんて初めてですけど、やる内容は変わらず、そして暇なことは承知の上でした。


 「おはよ」

 「おはよ~今日もバイトなの?」

 「そうだよ」

 「忙しいね~」

 「最近出てなかったからね。仕方ないよ。どうせ暇だろうからいいけど......美味しいごはん期待してるよ」

 「おー!任せて!」


 朝食を食べて準備をして箒を取りだしアンラウへ向かった。寒さは微妙だったが、今日は晴れるとの事だったので厚着は軽くしかしなかった。それでも寒さはしのげる感じだった。


 箒で空を飛ぶにつれて寒さは増していき、着くころには寒さで凍え死ぬかと思いました。まぁ冗談ですけど。魔法を使って体感温度変更してるので特に寒さは無いです。無いと言ったらうそになりますが、かなり寒さは軽減されてますよ。


 「おはようございます」

 「おはよユノライさん。昨日も出勤じゃなかったかい?」

 「色々ありましてね。初の2連勤ですよ」

 「いいわね~最近は紗枝さんが出てくれるからいいけど、私なんて毎日よ~」

 「お疲れ様です。代わりますよ」

 「ありがとね。それじゃお願い」


 代わった私は早速編み物を出して続きを縫い始めた。今から始めると一個出来上がっちゃうんですよね。どうしましょうか。


 私が集中して編み物をしていると門に少しずつ寄ってくる小さな女の子が近づいてきた。その後ろには母親らしき人も居た。アンラウを出るような仕草は無く、誰かの事を見ている感じでした。まぁ視線の先には私しか居ないんですけどね。


 「どうしたの?何か用かな?」


 私は優しく囁きかけると女の子は手に持っていたカイロを渡してくれた。


 「寒そうだったから!お母さんが門番さんは私達の平和を守ってくれてるって聞いたから!」

 「ありがと、丁度寒くて困ってたの。でもこのカイロを貰ってしまうとあなたが寒くなっちゃうよ。ちょっと目を閉じてみて」

 「どうして?」

 「いいから」


 私はそっと手編みのマフラーを付けてあげた。どうせ今できてもまたすぐにできるのでこういうのは使ってくれる人に渡した方がいいんですよね。その方が喜んでくれますし。


 「カイロのお礼です。ありがとね」

 「ありがとう門番さん!」


 女の子は嬉しそうにお母さんの方に駆け寄っていきました。お母さんは私に軽く礼をしてその場を去っていきました。本当にこの街は良い人しか居ませんね。


 そんな優しさに触れながらのバイトは終わってしまったので次は家族の優しさに触れてきましょうかね。


 「ただいま~寒い寒い」

 「おかえり~ご飯できてるけど、先に風呂にする?今なら温かいと思うけど」

 「う~ん。そうしたいけど、ご飯冷めない?」

 「それに関しては大丈夫だと思うよ。帰ってきたシュロシルがどっち選んでもいいようにしてあるから!」

 「本当に気が利くね。じゃあ先に風呂に入ろうかな」

 「は~い!」


 本当に風呂は温かく、冷えた体を温めてくれました。オルウルの気遣いには感謝ですね。そのあとはご飯を食べて少ししてから布団に入った。流石に2連勤は疲れましたね。といっても何もしてませんけどね。言うなれば暇疲れです。


 明日はゆっくり休みましょうかね。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます!


 残り30日!

 11月が終わろうとしています。残り日数が一桁になるのももうすぐです。この日を何度夢見たか......(見てませんが)

 三日坊主の人間が続けることが出来たのは奇跡ですね。言いたいことは山ほどありますが、全て最終話でおまけとして話しましょうかね。

 なので365日は本編+まとめ的な何かなので結構長文になると思いますよ。


 感想やアドバイスがありましたらコメントまで

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 明日もお楽しみに!

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