魔女の330日目
目が覚めるともう朝になっていた。太陽はまだ出てきたばかりで、今から朝を迎えようとしていた。神々しい色をする太陽を少し見た後、時計を見た。
時計の針はガイ(16時)を刺していた。見間違いでなければガイ(16時)を刺していたと思う。昨日はアンラウから帰ってきて寝たのがマレラウ(19時)だったので間違いなく1日経ってますよね。
とりあえず目の前にあった体温計で熱を測った後すぐに居間に降りた。
「オルウル!」
「どうしたのそんなに慌てて......熱が下がったの?」
「いや、なんで起こしてくれなかったの!」
「なんでって、病人でしょ?寝てなきゃ」
「そういう問題じゃないでしょ......」
病人であったとしてもちゃんと朝に起きたかった。ましてやただただ熱があるだけで体に一切の害がない病気なんて病気って言えるんですかね。
「それで?熱は?」
「37度6分」
「引いてはいるけど、まだ駄目だね。寝てなさい」
「もう大丈夫でしょ。というか、体に害が無いんだから動いても平気じゃないの?」
「あれ?昨日のアルエファからの手紙ちゃんと読んだ?」
「読んだけど......?」
オルウルは昨日アルエファから届いた手紙をもう一度見せてくれた。すると前回読んだ内容とは全く違う内容になっていた。二重魔法の応用ですね。一度読むと消えて次の文章が出てくる。そういう魔法の使い方です。まさか今その魔法使ってくるとは。
『あ、それとその熱は確かに体には害は無いけど、その状態で動き回ると症状が悪化して40度を超えて自然と死んでしまうから、大人しくしていた方がいいと思うよ。それと魔法を使うのは本当に辞めた方がいいかと。最悪の場合だと死んじゃうよ。それじゃしっかり寝るように、治るまで動かないでね』
なぜ大事な文章を二重魔法の後に書いたのか。これに気付いたオルウルはある意味すごいですが、オルウルもたまたま見つけたらしく、どちらも気付かずに終わっている場合もあったという事です。そして気付かずに私は死ぬ可能性もあったと言うわけです。
そして届くのが異様に遅い。もうかなりの魔法を使って、昨日に関してはアンラウまで箒に乗っていって、物を転移させて、帰ってきてをしてますからね。結構動いてますよ。これ大丈夫なんですか?今私生きてますかね?
オルウルは軽く調べてくれたらしいですけど、やはり魔女限定の症状らしく全く載っていないだとか。大人しく寝ましょうか。というかもう寝る時間ですね。
オルウルが私の分の晩御飯も作ってくれていたそうなので食べてから寝ましょうかね。なんか熱ばかりで食べていた記憶がないので......あ、美味しい。
それじゃ起きたばかりですが、死ぬのはごめんなので寝ます。このペースだと明日には治っているはずなので期待しましょうか。早く元気になりたい......
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます!
残り......!34日!
ps4を最近使っていなかったので売ったのですが、思っていた以上に本体よりカセットの方が安いと思っていたんですが、予想以上の買い取り価格で得をした気分になってる作者です。
スイッチも使ってないんですが、スマブラ出るとの事なのでそれまで待ってます。
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明日もお楽しみに!