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魔女の364日  作者: Catch262
33/364

魔女の33日目

今日も寒さは絶好調です。

 おはようございます。シュロシルです。久しぶりにクイレア(5時)に起きた気分です。週1なのに感覚麻痺ってますかね。毎日同じことの繰り返しで可笑しくなってきましたかね......


 さて、それじゃオルウルにもご飯あげて私はパンでも食べてバイトに行く準備でもしますか。


 それにしても今日は最悪ですね。昨日の寒さが続いた状態ですよ。この寒さで箒に乗るのは嫌なんですよね。酷い時には箒が凍る事もあるんですよ。今日はそうならなきゃいいんですけど、この寒さは無理そうですね。


 かと言って歩いていくと絶対に間に合わないので箒に乗りますけどね。


 家のドアを開けた瞬間物凄い風で押し返されました......この中を箒で行くんですか......


 『雲よ。光を封じず本来の空を見せよ』


 私はやむを得ず魔法を使ったんですが......確かに雲は消え晴れましたよ。けれど異常な風の冷たさで全く意味が無いですね。バイト前に魔法を使うのは疲れるので嫌だったんですけど......無意味に終わりましたね。後悔しかありませんよ。


 グダグダ言っていても仕方ないので向かうとしましょうか。


 私は向かい風の中アンラウを目指して飛びました。いつもの2倍の時間がかかったのではないでしょうか......

 

 アンラウに着いたのはコウ(10時)でした。遅刻ですね......


 「すいません。遅刻してしまいました」

 「いいよいいよ。今日は人も来ないだろうしユノライさんはこの吹雪の中頑張ってきてくれたんだから」

 「本当に申し訳ないです。今度はもう少し早く出るようにします」

 

 遅刻なんて初めてですよ。罪悪感湧きますね......


 「すいません。遅れました。伸びて頂いてありがとうございます。代わります」

 「いいんだよ。というかよくこの天気で来ようと思ったね。バイトの子は家から出たくないから休むとか言って休んだのに」

 「そうだったんですか。でも一応仕事なのでしっかりやらなきゃと思いまして」

 「偉いのねユノライさんは。でもあまり無理しないでね。危ないと思ったら休んでもいいんだから」

 「ありがとうございます」


 時間が押して伸びて貰ったのにも関わらず物凄く優しいですね。本当に良い場所に就けたと心から思います。


 最初に言われた通りこの吹雪の中外に出ようとする人は誰一人といませんでした。確かに私も仕事じゃなければ外になんて出ませんよ。もしメイダー(日曜日)で街に行く日でも明日でいいやと諦めるほどですよ。


 特に人もいなかったので門の周りの雪投げをして時間潰しながら終わるのを待っていました。終わりに近づいた辺りで一人の人がこちらに来ました。


 「ごめん!もうソウレイ(18時)まで伸びてくれないかな?向かっている最中だけどまだかかりそうなんだって」

 

 それは困りましたね。私も朝遅れてきた身なので断ることはできませんね。


 「もちろんいいですよ」

 「本当に助かる!」


 この場合バイト終わるのがマレラウ(19時)で、この吹雪で帰るとしてセラゾン(21時)になりますよ。流石にヤバいですね。オルウルにご飯あげてませんし私のご飯もありませんよ。


 しかも朝に一回魔法使っているので下手したらもっと遅くなるかも知れません。ごめんね。オルウル。


 「すいません!お待たせしました!」

 「それじゃお願いね」

 

 代わって私はすぐに箒に乗り家へ向かいました。行きとは逆で追い風かと思っていたのですがまた向かい風でした。


 案の定家に着いたのはセラゾン(21時)でした。家に着いたら速攻オルウルにご飯を上げて私はすぐにベッドに横になりました。ご飯も食べず風呂も入らず。というかそんな体力残ってませんよ。


 本当はもっと遅くなる予定だったんですが魔法でスピードを上げたのですごい疲れてるんですよ。正直もう動けません......


 今日はもう寝ますね。お風呂は明日の朝入りたいと思います。


 それではおやすみなさい。また明日。


 見ていただきありがとうございます。 


 昨日の皆既日食すごい綺麗でしたね。作者です。運よく欠けた所が見れたのですごい良かったです。赤くなる所が見れなかったのが少し残念ですが......


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 明日もお楽しみに!


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