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魔女の364日  作者: Catch262
322/364

魔女の322日目

 起きてすぐ私は相変わらず寒いなと思い、カーテンを開けて窓を見る。するとゆっくりと真っ白な雪が降っていた。もう冬ですね......はぁ......


 別に嬉しくないわけじゃないんですよ。でもですね。箒で空を飛んでいる時に雪に当たると動きが鈍ると言いますか、行動に制限が付くし、雪投げの大変さ......あれはどうにもなりませんね。


 雪の事は見なかったことにして昨日作った魔法でも使ってみましょうかね。あ、今日は買い物行かないですよ。雪降ってるので。まぁその前に朝食ですね。


 「おはよオルウル。やっと雪降ったね」

 「おはよ~!そうなんだよ!雪降ったよ!」


 実に楽しそうに話すオルウルを見て小さい頃は私もそうだったな~なんて考えながら朝食を食べた。


 「今日は買い物行かないの?」

 「まだ先週の分余ってない?雪降ってるから動きたくない......」

 「ん~そうだね。まだ2、3日分なら余ってるよ」

 「じゃあ今日は昨日作った魔法使いたいから買い物は明日か明後日に行くよ」

 「分かったよ。というか私もその魔法みたい!」

 「うーん。目の前で使うのは可能だけど、オルウルは魔女の場所変わらないよ?他人に魔法を移す魔法を持ってないから」

 「うーん。それでもいいよ!」

 

 という事で、早速使ていきましょうかね。実用性は微妙な魔法。場所特定。まずはアルエファから行きましょうかね。


 『場所特定:生命の魔女アプロカカ・アルエファ』


 すると目の前が真っ白になった。そして気付くとアルエファの部屋に居た。目の前にはアルエファも居ました。こっちから話しかけても何も反応は無く、私は居るようで居ない存在でした。暫くすると再び目の前が真っ白になり、自分の家に帰ってきた。


 魔法自体は把握しました。指定した人の近くに意識だけが転移されると言う魔法。これ、一方通行だったらやばいですね......存在が可視化しないで一生を終えることになりますよ。


 「シュロシル大丈夫?」

 「ん?ああ、大丈夫だよ」

 「急に眠ったからどうしたのかと思ったけど、成功したの?」

 「へぇ、これこっちでは寝ている扱いになるんだ。成功したよ。アルエファは今自分の家で本を読みながらコーヒーを飲んでいた」

 「普通過ぎる......」


 それにしても異様な疲れですね。一回使ってこれなら結構なものですよ。あと数回は出来そうなので、体力が許す限りやってみましょうかね。


 『場所特定:トレース』


 再び目の前が真っ白になった。今回は場所によって体力の消費が違うかの検証です。多分トレースはフィンに居るので一番遠い存在ですからね。あ、因みにこれ魔女じゃなくても可能です。ある程度その人の事を分かっていれば使えました。


 そして徐々に見えてきたのはトレースとティグリスでした。ここも自宅ですかね。2人は仲良くお酒を飲んでいました。何してるんですかこの人達......呑気すぎませんかね?世界を造る人たちってこんなもんなんですか。


 そして少しするとまた目の前が真っ白になり、自分の家に戻ってくる。


 「どうだった?」

 「仲睦まじい姿を見てきたよ」

 

 私は立ち上がろうとすると全く体が動きませんでした。これ、やった感じですかね?不自然な私を見てオルウルは心配してくれました。


 「どうしたの?」

 「ん~......魔法の使い過ぎかな。というか、距離が流石に遠すぎたかな」


 私は一切動ける状況じゃなかったです。椅子に座ったままの姿勢で今日は過ごさないとだめですね。横になる事も出来ないので、明日までこの状態です......ちょっと辛い......


 今日はこのまま寝るしかないのでオルウルにはそう言うことにして、私は部屋の椅子に座ったまま眠る以外の選択肢が無かったので、もう寝ます......


 魔法は程々にしましょうね......

 見ていただきありがとうございます!


 最近ccレモンからコカ・コーラの方が好きになった作者です。ここ1年ぐらいはずっとccレモン美味しいじゃんと言い飲んでいたんですが、最近はコカ・コーラが好きになったんですよ。美味しいですよね。

 以上どうでもいい話でした......


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