魔女の302日目
夜が明け、また朝が来た。あと2日でハロウィンがやってくる。オルウルは結構楽しみにしているらしい。確かにテレビとかで楽しんでるのは見たことあるが、実際は私も行ったことが無いので分からない。
「シュロシルおはよ!あと少しだね」
「おはよ」
そもそもハロウィンの起源は何なのか。オルウルは知ってるんでしょうかね?パンを持ってきたオルウルは浮かれた顔をしていましたが、本来の目的を知ってるのでしょかね?
「オルウルってハロウィンの起源知ってるの?」
「一応はね。秋の収穫を祝うために悪霊などを追い払うためにする儀式だっけ?今となってはみんなで楽しむ感じになっちゃってるけど」
「そうだね。今となってはちゃんと儀式する所は無いけど、アンラウぐらいじゃない?未だにこうやって楽しんでるの」
「そうみたいだね。ほかの地域じゃハロウィンの存在すら知らないからね」
案外広がっておらず、フィンは全く知らないと言うレベルだそうだ。なのでハロウィンを知っている人は毎年アンラウにやってくると言う。昔はしっかりと儀式を上げていたが、今となってはご覧の通りみんなで楽しむ行事となっていた。
朝食を食べ終えるとオルウルが魔女の恰好をして出てきた。
「どう?似合ってる?」
三角帽子を被った小さな魔女が箒を持って私の前に出てきた。魔女そっくりですね。
「シュロシルも着てきてよ!」
「私は良いよ。もう着飽きたからね。昔は普段着のように使ってたけど、もう流石にね......歳的に......」
「何言ってるの~まぁ、いいけど」
この日はオルウルはずっと魔女の恰好をしていた。意外と可愛かったので私も満足してしまった。もうハロウィン行かなくてもいいんじゃないですか?
「明後日だね」
「そうだね」
そのあとは何事もなく、普段通りに動いた。家事をして、暇して、晩御飯を食べて......
気付けば布団の上に居た。明日はオルウルがもっと楽しみにするんでしょうね。今からでも浮かれてる顔が頭に思い浮かびます。
それでは少し早いですが......おやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます!
少し文字数が少ないですが、明日はちょっとしたイベントを用意しているのでお楽しみに!
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明日もお楽しみに!