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魔女の364日  作者: Catch262
297/364

魔女の297日目

 アラームがローツ(6時)に鳴り響いた。この時間に私は起きますが、未だにオルウルが何時に起きてるか知らないんですよね。早いのは確かなんですが、睡眠時間足りてるんでしょうかね?


 一番のオルウルの疑問って、中身はドラゴンなのか全てが人間となったのか。それがよく分からないんですよね。なので病気とかになったらどこに行ったらいいのか、薬は効くのか色々悩むんですよ。今度アルエファに会ったら聞いてみましょうか。


 「おはよシュロシル」

 「おはよ。今日も早いね」

 「でしょ~」


 照れながら私のパンを用意してくれる。オルウルが居ると段々と怠惰になってきちゃいますね。何でもやってくれると勘違いしてしまうので......できるだけオルウルの負担を減らそうと頑張っているんですけど、多分オルウルも同じ事思っているんでしょうね。オルウルも私の負担を減らそうとしてくれていたり......


 「今日何するの?ハロウィンの準備する?」

 「そいえばオルウルってハロウィンいつか知ってるの?」

 「......知らない」

 「あと1週間後ね。だからハロウィンまでは時間あるんだよ」 

 「そうだったんだ。じゃあ今日は?」

 「そうだね~特にやることないから自由にしようか」

 「は~い」


 オルウルと今日の事を相談して自由に過ごすって事になりました。晩御飯は私が作るって感じですけどね。昨日のカボチャ使って何かしら作ろうと思っていたので。


 朝食のパンを食べたら私は家事をしてオルウルはちょっと出掛けると言って外に行ってしまいました。そういえば、人間になってから一人で行動させたことなかったですよね。ドラゴンの時は結構自由に行動していいよって言っていたので朝食を食べたらすぐに外に行ってましたね。


 そう考えると新鮮な感じがしますね。オルウルが家に居ないとなると......まぁオルウルは迷うとか日が暮れる前に帰ってくるとか普通にしそうなので安心できますね。


 あと、多分今日オルウルはヴァルガンにお礼に行ったんじゃないですか?歩いていけない距離じゃないので止めませんが、行くなら箒に乗せていってあげたのに......


 さて、やることも無いですし、晩御飯の下準備ぐらいはしてしまいましょうか。カボチャのスープなんてどうでしょうかね。寒いので帰ってきたオルウルには丁度いいかなと。


 家に一人で居るとやっぱり静かに感じますね。オルウルが居ると居ないとじゃ全く違いますね。だからと言ってオルウルの行動を制限とはしたくないですけどね。オルウルには自由に生きてほしいので。


 

 オルウルは本当はオールドドラゴン。飼い主と定めた人物が居ない場合は100歳前後。飼い主と定めた人物がいる場合その人が亡くなるまで。亡くなると一緒に死んでしまう。


 

 なんて言われている。これはオルウルにとっていいのだろうか。私は後80年生きていられるのか。オルウルは一緒に死んでくれるのか。まだ会って1年も経っていない。オルウルがどういう判断を出すかなんて全く分からない。だからこれから分かって行きたい。そう思ってる。


 「ただいま~やっぱり外は寒いね~」

 「そう思って厚着させたしょ~ほら、晩御飯出来てるから早くおいで、温かいスープあるよ」

 「やった~!」


 この先どれだけオルウルの笑顔が見られるのか。いや、どれだけ笑顔にさせれるのか。考えるだけでこの先が楽しく思える。

 見ていただきありがとうございます!


 今回はオルウルに絞って書いてみました。段々と終わりも近づいてきたのでね。こういう感じの回も増えていきますよ......


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