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魔女の364日  作者: Catch262
295/364

魔女の295日目

 おはようございます。シュロシルです。何だかんだで昨日が終わり、今日がやってきましたね。さて、何しましょうかね。魔法でも考えたいところですが、欲しい魔法が思いつかないので無しとして......オルウルにも聞いてみましょうかね。


 「おはよオルウル」

 「おはよ~ねぇねぇこれ見て」


 私から話題を振ることなくオルウルがテレビを指さした。オルウルが興味を持つという事は余程の事だろう。

 

 それはカボチャの中をくり抜いて蝋燭を入れると言うカボチャのランタンでした。ハロウィンなら一度は見ますね。


 「これ作ろ!」

 「いいけど、まずはカボチャを手に入れないとね。買い物行ったときに買ってないからさ」

 「じゃあ今日買いに行って明日作るって言うのはどう?」

 「うーん。そうだね。そうしようか」


 作り方自体は結構簡単で私は一度作った事あるので余裕ですが、オルウルは苦戦するかな~って思ったんですが、オルウルなら見ただけで簡単にやってしまいそうですね。


 朝食を食べた後アンラウに向かい準備をした。カボチャだけなら今時期植えてる家もあるのではないか。まぁ普通に買ったほうが良いですよね。けど、その前にある家に寄っていきましょうかね。


 「それじゃ行ってくるね~」

 「できるだけ大きいやつ買ってきてよ~」


 オルウルもまだまだ子供ですね。人間になって何もかもが初めてで楽しいんでしょうね。小さい頃は私もそうでしたから。魔法を使えることに対して色々と楽しかったですよ。あれやりたい、これやりたいって感じで......今となってはもう十分と思うほどですけどね。


 「やっほ~久しぶりだね」


 少し飛んである家で降りた。この場所は前によく来た場所だ。


 「なんだ疫病神。また来たのか」

 「神と言うより魔女ですけど......まぁいいや」

 「それで?要件は何だ?」

 「冷たいね~ヴァルガン。要件ね。ヴァルガン毎年カボチャ育ててなかったっけ?」

 「ああ、育ててるぞ。今年は大きいのが結構出来てるぞ」


 工具屋の裏で毎年カボチャを育ててるのを知っていた。収穫が多い年はおすそ分けをしてくれたりしていたので記憶に残っていた。


 「オルウルがカボチャのランタンを作りたいって言うからカボチャを買いに行こうかと思ったんだけど、余ってたりしない?」

 「ほ~、カボチャのランタンな。ちょっと待ってろ。それに合う大きさのカボチャがあったはずだ」


 ヴァルガンが裏に行き、少したら大きなカボチャを持って出てきた。


 「これでどうだ?申し分ないだろ」

 「これ貰えるの?」

 「オルウルには前に世話になってるからな。礼だよ。それと今回の件に関してお前にお疲れって意味も込めてだ」

 「ありがと。優しいとこあるじゃん」

 「うるせ、早くもってけ。重いぞ」


 手渡しでカボチャを受け取ったが、結構な重さで一瞬落としかけた。


 「ありがとね」

 「おう」


 カボチャを落とさないように箒に固定して家まで向かった。魔法を使っても良かったが、オルウルを驚かせたかったのでそのまま持って帰った。


 「ただいま」

 「おかえり!おお!かなり大きいね」

 「でしょ。ヴァルガンに感謝するんだよ」

 「ヴァルガンに貰ったの?」

 「うん。あの人毎年育ててるからね」

 「そうだったんだ。これで明日作れるね!まぁまずは晩御飯にしようか」


 台所の方からは美味しそうな匂いが玄関を入ってすぐにしていた。今日はカツでしょうかね?


 居間に行くと予想通りカツでした。オルウルが作るご飯はやっぱり美味しいですね。食べ飽きないと言いますか、ずっと食べていられる。


 晩御飯を食べ終わった後風呂に入って自分の部屋に行きました。明日はカボチャのランタンですね。作り方は至って簡単なので、苦戦はしないと思いますが、出来栄えですね。どうなるんでしょうかね。オルウルはかなりセンスがあると思いますが、楽しみです。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます!


 ハロウィンまで残り9日!ハロウィン編のスタートです!まぁハロウィン編は短いと思いますけどね。


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 明日もお楽しみに!

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