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魔女の364日  作者: Catch262
291/364

魔女の291日目

 アラームの音で目が覚めた。外は明るく、温かいかと思いきやその逆で家の中はすごく寒かった。雪が降ってないことを確認して居間に向かった。


 「おはよオルウル」

 「おはよ~今日は寒いね~」

 「秋いつ終わったんだろうね......」

 「もう冬って感じだね」


 秋になると紅葉を見に行きたかったが、そんな暇はなかったようだ。あとは雪を迎えて今年を終えるだけですね。


 「あれ?時間の魔女は?」

 「まだ寝てるんじゃない?それか帰ったとか」

 「まぁいいや......今日アンラウ行くけどオルウルは行く?食材買いに行こうと思ってたんだけど」

 「うーんシュロシルが買い物行くなら私は家の掃除してようかな。前夜祭で少し汚れたからね」

 

 居間も今はカラの瓶や酒、コップがあちらこちらにある状況だった。あの人達後始末って言葉知らないんでしょうかね。


 「ありがと。お願いするわ」

 「うん。シュロシルもお願いね」


 朝食を食べて外に出た。息を吐くと白い息が出るほど寒かった。この状態で箒に乗ったら冷えそうですね。厚着して行きましょうか。


 箒に乗った瞬間少しバランスを崩しましたが、すぐにいつも通り乗りこなせました。そういえば、箒も久しぶりですね。案外箒って戦闘じゃ乗らないんですよね。逃げる手段としては最適だと思うんですが。


 本当はこの辺りの地形もぐちゃぐちゃになっているんですが、時間の魔女やほかの魔女のおかげで何事もなかったかのように自然のままでした。この場所は火の魔女の分身に追われてる時に破壊しましたね。覚えてますよ......


 そんな事を振り返りながらアンラウに着きました。


 「おはようございます」

 「あら、お久しぶりね。ユノライさん」

 「お久しぶりです。元気そうで何よりです」

 「私はまだまだここでやっていくつもりだよ。ユノライさんのバイトはしばらくお休みって事だから菊池さんが代わりに出てるよ。今度会ったらお礼を言っておくといいよ」 

 「そうだったんですか。ありがとうございます」


 門番さんと少し話していつもの店に向かった。門番さんはいつも通り優しく接してくれた。


 いつもの店で食材を買い魔法で家に送る。そして門を出て箒に乗る。また来た道を戻る作業ですね。今日はオルウルが晩御飯を作ってくれるそうなので私は気楽に、そして楽しみにして帰りましょうかね。


 「ただいま~」

 「おかえりシュロシル。晩御飯ちょっと待ってね。あと少しで出来上がるから」

 「うん。焦らなくて大丈夫だよ」


 居間に行くと家を出る時とは別の部屋かと思うほどに綺麗になっていた。もっと言えば掃除も完璧に終わっている状態だった。


 「どう?時間の魔法ってすごいでしょ」

 「まだ帰ってなかったのね」


 こたつでゆったりとしている時間の魔女が居ました。こたつなんて私出しましたっけ?


 「寒かったから時間をかなり戻してこの部屋がこたつある時期まで時間を戻した」

 「魔法で遊びすぎじゃない?」

 「魔女なんだから良いでしょ」

 「それを言われると何とも言えない」

 「はいはい。そんなこと話してないでご飯食べよ」


 オルウルが持ってきたのは寄せ鍋でした。この寒い日に丁度いい料理ですね。しかもオルウルは時間の魔女の分もしっかりと考えて作っていました。


 「ん~やっぱり美味しいね」

 「ありがと~」


 食べ終わった後は私が食器を洗ってその間にオルウルや時間の魔女が風呂に入りました。勿論私は一番最後ですよ。時間の魔女は今日も泊まるらしいですね。まぁアルエファ並みに邪魔にはなってないのでいいんですけどね。


 私も風呂に入り、上がったらすぐに着替えました。夜になるとまた一段と寒いですね。


 さて、明日は何しましょうかね。普通の日常に戻ると今まで何をしてたか忘れますね。まぁ何とかなるでしょう。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます!


 北海道は本当に朝と夜が寒くなる季節になりました。本当に秋はどこ行ったのでしょうかね?と言うか、本当は今時期が秋なんでしょうけど......そうとは思えない......


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 明日もお楽しみに!

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