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魔女の364日  作者: Catch262
249/364

魔女の249日目

 時刻:ユメ(10時) 水の魔女ハピリウス・ヴィーアグニ

 現在地:ヤヌトラ


 フィンに入ってくる人も少なくなり、この場所も静かになっていった。そしてフィンから3人ほど出てきた。フィンから出てくるってことは、普通の人じゃないですよね。


 「あ、水の魔女ハピリウス・ヴィーアグニかな?」

 「どうも、トレース。ティグリスそして......」

 「初めまして、旅の魔女になりましたアイレク・レイレアナです」

 「どうも、水の魔女ハピリウス・ヴィーアグニです」


 そういえば、闇の魔女が死んで他に魔女ができたって聞きましたけど、この人だったんですね。最近テレビ見てないので知らなかったですけど。


 「ハピリウスはなんでここに?」

 「生命の魔女アプロカカ・アルエファより光の魔女と相手してだって、だからここに居ようかと思って」

 「それならフィンの中にいてくれるとありがたいかな。今フィンの中守れる魔女が誰もいなかったのさ」

 「トレースとティグリスがいなくなったらフィンは何もないですからね。承りました」

 「それじゃお願いね」


 トレース達がアルジャニア方面に歩いて行った。私はトレースに言われたようにフィンの中に入っていった。するとそこは人で溢れていた。予想を遥に超える人の量。すべての人が今ここに集まっているので無理はないですね。


 でも、ここに魔女が入ってきたらどうするんですかね。その為の私なんですけど......太刀打ちできるかな。




 同時刻 ティグリス

 現在地:ヤヌトラ


 ようやくフィンを出たのはいいけど......本当にこのスピードで歩くのかね。トレースは冗談半分で言ってるかと思ったんだが、冗談でもなさそうだな。


 シュロシルが火の魔女に勝てるなんて思ってもいない癖に......


 「なぁトレース」

 「ん~?」

 「なんでこっちから向かってんだ?」

 「え?あっち火じゃん」

 「あー......なるほどね」


 その瞬間レイレアナを抱き抱えてトレースから距離を取った。


 「どうしたんですか?!」

 「お前は箒で逃げろ。俺も後から追う。生命の魔女に会いに行け」

 「え、何なんですか」

 「いいから行け」

 「はぁ~バレたか。まぁ逃がさないけど」


 トレースがレイレアナに瞬間的に近づきナイフを振りかぶった。勿論感知できたが、既に束王を使われていたらしく、動けなかった。技まで()()()とかなんだよこいつ。


 「避けろ!」

 「まずは一人目」

 

 トレースのナイフは綺麗にレイレアナの首を落とした。


 「この悪魔が」

 「次はお前だよ。ティグリス?」




 同時刻 生命の魔女アプロカカ・アルエファ 

 現在地:レアティア


 あ......誰かが殺された。場所的にヤヌトラ。ヤヌトラってことはトレースかティグリス。最悪旅の魔女......ハピリウスにも向かわせたけど、流石に死ぬってことは無いよね。


 それにしてもやっと動き始めたのかな。早く合流しないと......



 

 同時刻 時間の魔女シペリシ・ヴォルトウリス

 現在地:不明


 「ねぇセトトリア。もう動いてるの?」

 「そうみたいだね。やっと、始まったね」

 「さーて、どっちが勝つのかね」

 「さぁ~」

 「何気眠りの魔女に勝てるか不安なんでしょ」

 「いや、あれには勝てるよ。でも、それ以上の強敵が潜んでるからね。そっちを警戒しないと」

 「眠りの魔女、破壊の魔女以上に強敵......面白いくなりそうだね」

 「ああ、とても」

 見ていただきありがとうございます!


 やっと動き始めましたね。そして開始と同時に旅の魔女が殺される......これは遊びなんかじゃない。魔女戦争そのものだった。


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