魔女の24日目
アルエファからの伝言を聞きます
「早く起きなよ。アラーム壊れてるよ」
「......壊したのは誰ですか......」
「あら、察しがいいのね」
「本当の時間は何時です?」
「ローツ(6時)だけど起きる気は無い?」
「無いです。おやすみなさい」
次に目を覚ましたのはアラームの音でした。壊れてなんていませんね。分かっていましたけど。
布団の中にいたオルウルもいつの間にか居なくなってました。起きたのでしょうか。
「おはよエルエネ。起こすの早いよ」
「おはよ。そんなものかと思いまして」
「昨日言ったよね。流石に怒るよ」
「まぁいいじゃないですか。早く朝食にしましょ」
エルエネに言われるがまま朝食を上げ私はパンを食べる。今日は日差しが良く。晴天だろう。やっと晴れてくれた。ここ最近は寒い日が続いたので外に出れませんでしたからね。
朝食を食べ終わり午前中はいつも通り掃除やら何やらして時間を潰します。昨日言ってたアルエファの伝言は午後にでも聞きましょうかね。それを聞いてエルエネを家から出さないと......
食器を洗う時いつもより多いんですよね。エルエネがいるので......まぁ1つ増えたぐらいじゃ文句は言えませんけどね。アルエファに食事代と民泊代貰っておきましょうかね。
午前中の仕事が終わったのでエルエネを呼んで昨日のことを聞きます。オルウルも横に座らせて話を聞きます。
「それでアルエファの伝言って何?」
「もう聞いてしまうの?話したら帰らなきゃ行けないんですよ?」
「朝起こされるの迷惑なので早く帰って欲しいです」
「正直なんだね。まぁいいでしょ。2泊3日もすれば満足です」
この猫は伝言を伝えるためだけに何日滞在するつもりだったのか。
「アルエファからの伝言は早いうちにレアティアにおいで。新しい魔法を完成させた。君のオルウルも連れてね。だそうです」
「アルエファが魔法を作ったのね。それは興味がある。あとなぜオルウルのことを知ってるのでしょうね」
アルエファは魔法を全く作らない魔女だ。ただ魔法を完成するとなるとかなりすごい魔法と言う事になる。猫を喋らせるのだってすごい魔法だ。
「レアティアには近い内に行くことにするよ。しっかりと2泊3日泊ってね」
「それは別に私が困る事じゃなくてアルエファが困る事なのでいいんですけど」
「アルエファってあなたのご主人よね。たまに分からなくなる......」
「それだけ優しくしてもらってる証拠ですよ」
「確かにね」
エルエネは話を終えると玄関に向かい帰ろうとしました。
「お世話になったね。また来るよ」
「来てもいいですけど、泊まらせませんよ」
「勝手に泊まるからいいよ。それではこれで」
「お気を付けて」
猫の足で歩くと考えたらレアティアまで3週間かかるだろうか。そう考えると大変そうですね。
さて、伝言も聞いたので晩飯の準備でもしますか。今日はグラタンですよ。
時間も丁度良くなり晩飯を食べはじめる。オルウルにもご飯を上げる。
アルエファに頼んでオルウルも喋れるようにしようか。そしたら毎日が少しは楽しくなるのではないか。でも言葉が通じないがドラゴンである。どうなのだろう。
まぁそれ以前にドラゴンを喋れるようにするのは可能なのか分からないんですけどね。
猫はできてドラゴンはできないってあり得ますからね。
「オルウルは喋れるようになりたいか?」
勿論オルウルに話しかけても何も返事はありません。こちらの言葉も理解してないですからね。
さて、晩飯も食べ終わったので風呂に入って寝るとしましょうか。
明日朝は誰にも起こされず起きることができますね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
書きたいことあったのにいざ書くと忘れた作者です。人間なので忘れることは誰にでもありますよね。
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