魔女の231日目
いつもの時間にアラームなる。それに気づくまでに少し時間がかかるが、それでも一回でアラームの音で起きる。起きたらすぐにカーテンを開けて日の光を見る。そうしないとまた寝てしまうからだ。
外を見た後居間に降りてオルウルと朝食を食べる。今日買い物に行くのでこれが最後のパンだった。
「今日は買い物に行くけど、オルウル行く?」
「あ、今日メイダー(日曜日)だったね。うーん。今日はいいかな」
「わかった。荷物は転移するから驚かないでね」
「それは無理な話だね~」
オルウルは毎回私の転移魔法で驚いている。まぁ無理もないだろう。何もない空間に急に荷物が届く。しかも急にだ。私でも驚くだろう。
朝食を食べ終わったらアンラウへ行く準備をして外に出る。箒を取りだし飛ぶ。やっぱり魔女は箒で空を飛ぶのが一番ですよね。なんか魔女っぽいと言いますか。いや。私魔女ですけどね。
道中は何事もなくアンラウへ着いた。
「おはようございます」
「おはよユノライさん。今日買うのって食材だけ?」
「そうですね~。日常用品は特に買う物無いと思いますね」
「ならあの壊れた壁の近くに行ってみな。安く食材売ってるから」
「お得な情報ありがとうございます」
「いいのいいの。いってらっしゃい」
あの私が壊した壁の近くですか。なんであんな場所にあるんでしょうかね?訳アリだから安いとかでしょうかね?まぁ安く買えるならそれに越したことはないんですけどね。
行ってみると本当に普通よりかなり安く売られていた。その理由として潰れるからだそうだ。まぁ潰れるのなら安く売ってしまおうって感じなんでしょうね。多分壁壊したときにその破片がこの店に当たったとかでしょうかね......すいません。
とりあえず安いのでできる限り買いましょうかね。私のせいで潰れるのだとしたら余計に買いましょうか。
安いとは言え、買いすぎるとそれなりの金額になることは分かっていた。けど、つい安くて買ってしまった。持ち帰りというより、転移するので荷物には困らないが、それでもかなりの量を買った。来週買わなくてもいいんじゃないのかな?
「どうだった?安かったでしょ」
「ええ、そのせいで買いすぎてしまいましたけど」
「どれだけ買ったのかね。手荷物が無いから想像が付かないよ」
「あ、確かにそうですね。まぁ普段の倍以上は買いましたね」
「そりゃ随分と買ったね~」
「それじゃ、私行きますね」
「気を付けてね」
行きと同じように箒に乗り家を目指した。そして実感したのが暗くなる早さだった。やっぱり夏が終わろうとしてますね。ラーリトルは7つの大陸の中でも一番最初に夏が終わるんですよね。
「ただいま~って、いい匂いだね。もう作ってたの?」
「おかえり~転送されてきた時にもう作り始めてたよ。今日私の番だったし」
「そっか」
「それにしてもシュロシル買いすぎじゃない?」
「安かったから買いすぎちゃった」
オルウルが作っていたのは野菜炒めでした。確かに野菜は結構買ってきましたが、早速使われるとは......私も明日ぐらいに野菜炒め作ろうと思っていたので先を越されましたね。
オルウルが作った晩御飯を食べたあと食器を洗ってシャワーに入りベッドイン。この流れが安定ですね。ここでオルウルが来るか来ないかが分かれ道ですけど、今日は来なさそうですね。
どういうわけか、結構疲れた顔をしてたので私が買い物している間何かしてたんでしょうかね?明日にでも聞いてみましょうかね。
それじゃ私はもう寝ましょうかね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます!
最近1500文字程度になってますが、これぐらいがちょうどいいですよね?どうなんだろう。読む側からしたら短く感じるのか......作者は打ってて長いと感じますけどね......
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