魔女の228日目
吸血鬼の話をしますよ。
おはようございます。シュロシルです。
この始まり。懐かしいと思いながらもついやってしまう。久しぶりに太陽がまだ低い位置にいる時間帯に起きましたね。いつぶりでしょうかね。
「おはよ」
「珍しくシュロシルがこの時間に起きてる」
「それが普通なんだよ」
「眠りの魔女がよく言うね。おはよ」
居間に行くとオルウルが既に朝食の準備をしてくれている。準備と言っても市販のパンを準備してくれているだけだが......
朝食はパン以外食べる気はない。準備も特にすることもなく。簡単に食べれるのがパンだと思った。なので毎日パンにしている。
「今日はどうする?」
「ヴァルガンの所にお土産でも持っていこうかなって思ってたけど」
「あ~それならもう持って行ったよ。シュロシルが寝ている間に」
「え、ごめん。ありがと」
「これでやることなくなったね」
「あ、本当だ」
昨日から特に考えていたわけでもなく、今日になれば何かしらやることが見つかるかと思ていたんですが、特になさそうですね。
とりあえず掃除しながら考えましょうかね。
「そういえばオルウルってさ。吸血鬼って知ってる?」
「どうしたの急に」
「最近吸血鬼に会う機会があってさ」
「吸血鬼ね~......ドラゴンとは特に深い関わりがあったわけじゃないけど、それなりに絡んでた時はあったよ。お互い人間じゃないからね。少しは話が通じるんだよ」
「へ~知らなかった。でもそれってかなり前の話でしょ?」
「そうなるね。私のおばあちゃんから聞いた話だからね」
「その、話変わるようで悪いんだけど、今のおばあちゃんって生きてるの?」
「元気に生きてるよ。どうして?」
「いや、結構昔の話だから生きてるのかな~って思って。オールドドラゴンって寿命が長いからさ」
オールドドラゴンは飼い主が見つかるまでは100歳で死ぬと言われている。飼い主が見つかった場合は飼い主が死ぬと同時に死ぬと言われている。そして珍しい事例があるのを知っている。吸血鬼が飼い主になった場合の話だ。
吸血鬼は不老不死と言われている。その不老不死が飼い主の場合オールドドラゴンは死ななくて済む。それが可能になってしまうことだ。けれど、今の世界に吸血鬼は極僅かだが、存在していることを最近知った。そしておばあちゃんが生きているということは、多分飼い主が吸血鬼なのだろう。
そして2人で掃除が終わった後も吸血鬼の話をした。それは日が落ちる時まで時間を忘れるほど話していた。
「さて、こう(17時)だしご飯にしようか」
「今日は私が作るよ。オルウルはゆっくりしてて」
「久しぶりのシュロシルのご飯!楽しみにしてる!」
「過度な期待はしないでね。もうオルウルより美味しく作れる自信ないから」
「またまた~御冗談を」
さて、オルウルに馬鹿にされるのも癪なので今日は親子丼でも作って美味しいって言わせてあげましょうかね。思えば久しぶりに料理するので結構不安ですね。
「ん!十分美味しいじゃん!」
「そりゃよかった」
一口食べただけでオルウルは絶賛してくれました。自分で食べても確かに美味しいですけど、なぜでしょうか。オルウルには劣る気がしますね。もう少し頑張りましょうかね。
食べ終わったらシャワーに入りましょうか。オルウルは私が晩御飯作ってる時に入ったらしくすぐ入れました。
さ~て、明日はバイトですね。これもまた結構久しぶりな気もしますけど、多分暇でしょうね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます!
お盆中はやっぱり忙しい......!それでも頑張ろうと思える。いや、頑張らなきゃいけないんだな......
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明日もお楽しみに!