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魔女の364日  作者: Catch262
211/364

魔女の211日目

最近暑いですね。

 ふと目を覚ますと、アラームが鳴る直後だった。たまにあることでアラームよりも先でしかもアラームよりすごく早いわけでもない。アラームが鳴るのが分かっているかのように起きてしまう時がある。


 これは慣れなのか......そんな慣れ要らないですけどね。さて、朝食でも食べてきましょうかね。


 階段を降りて居間に向かいましょうか。


 「おはよ~シュロシル」


 居間に入った瞬間元気よくオルウルが挨拶してきました。なんでそんなに元気なんですか。最近じゃ暑くて元気にする気力もないですよ。


 「おはよ。暑いっていうのに元気だね」

 「はい罰金!今日から暑いって言ったら10コール私に頂戴」

 「......面白そうだからいいよ。もしオルウルが言ったらどうなるの?」

 「10コール分の愛をあげるよ」

 「10コールって聞くと何とも言えないね......」

 「言ってから思った......」


 結局オルウルは暑いと言ったら私から巻き上げた10コールを私に返すことになった。平等とはこの事ですね。まぁ私が言わない限りオルウルは減らないんですけどね。


 暑いと言ってはいけないと言われると意外と簡単そうに見えて難しいんですよね。意識してしまうからでしょうか。因みに暑いに関連した言葉もアウトの判定なので気温が高いよねとかもダメだったはずです。


 朝食を食べ終わったら私はいつも通り掃除をしてオルウルはソファーでバッタリと横になってました。暑さでやられたんでしょうね。

 

 「オルウル大丈夫?」

 「ん~......だいじょうぶだよ~......」


 心配すると気の抜けた声が返ってきた。本当に大丈夫なんですか。多分オルウルの事なので私がうっかり言うのを待ってるんじゃないですか?そう簡単に言いませんよ。


 「ねぇシュロシル。アイスとって」

 「自分で取りなよ。掃除中」

 「えー動きたくない~」

 「なんで?」

 「あつ......く感じるから......?」

 「それってどうなの?」

 「セーフってことにして?」


 オルウルがこうもあっさり言うとは思わなかったので少し笑ってしまいました。あれでセーフならなんとかなりそうですね。


 掃除も終わりオルウルとソファーに座りアイスを食べる。今日は何もしたくない。


 「家具っていつ届くんだろうね」

 「どうだろうね~暑いから業者の人もゆっくり来るでしょ......あ」

 「ふっふっふ。はい10コール」

 「はいはい」


 やっぱり上手いですね。しかも言ったことに気が付くまで時間がかかったんですけど。まぁまだ20コールなんで痛くも痒くもないですね。


 「今日の晩御飯なににする?」

 「そうだね~動きたくないしどうしようか。パンで済ませる?」

 「それは嫌だなー。こういう時こそラーメンとかどう?言いそうじゃない?」

 「なるほどね。面白そうだからラーメンにしようか。オルウルお願いね。順番的にオルウルだから」

 「忘れてた......」


 オルウルは嫌々この暑い中ラーメンを作ってくれていました。全部私に暑いと言わせるためでしょうか。結構頑張りますね。


 ソウレイ(18時)になりオルウルの作ったラーメンを食べ始める。お互い最初は余裕だねとか言っていたのに途中からどっちも声が出なくなっていた。暑すぎて暑い以外の言葉が思いつかなくなっていた。


 「ふ~食べ終わった......」

 「これ食べるのに一苦労だね......」

 「もう暑い日にラーメンとかやめようか」

 「はいオルウルアウト」

 「あ......」


 私に言わせるために暑い中ラーメンを作ったのに最後は自爆しましたね。良き良き。


 今日からはお風呂じゃなくてシャワーにします。夜になると風が涼しくなり暑いって思わなくなりましたね。日記を書きましょうか。


 『オルウルとゲームをしながら1日を過ごした。暑すぎて暑い以外の言葉が出てこなかった』


 寝る時間になると窓からは涼しい風が吹き暑いより涼しい状況になってました。寝るには丁度いいですね。風が涼しいうちに寝ましょうか。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます!


 皆さんはこういうゲームしたことないですか?暑いと言ったら罰金的な感じの。作者はこういうゲーム結構好きなのでやってましたよ。


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 明日もお楽しみに!

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