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魔女の364日  作者: Catch262
208/364

魔女の208日目

 目が覚めた。それは急すぎてびっくりするほど急だった。けれど現実世界で目が覚めた。


 「やっと、目覚ました!」


 隣で私の起きるのを待っていたのかオルウルが私が起きたと同時に飛び跳ねた。


 「ここ現実世界であってる?」

 「うん。ちゃんと人もいるし空も青いよ」


 言われて見れば空が青い。向こうの世界は赤かったので違和感を覚える。


 「やっと戻ってこれたね......」


 安心と疲れで体が言うことを聞かない。それも無理は無いだろう。数十日も現実世界では寝ていた計算になる。途中まではクオルが何とかしてくれていたみたいだが、流石に長期間は無理だったのだろう。


 「オルウルが起きてからどれぐらいたった?」

 「約1日かな」

 「そんなにも寝てたんだ」


 多分クオルとあって話している間に1日が過ぎたのだろう。それでも帰ってこれただけよかったと思おう......


 「ちょっと待っててね。晩御飯作ってくるから」 

 「あれ?やっぱりもうそんな時間?」

 「うん。今ね。コウ(17時)」

 「オルウルが昨日起きた時間もこれぐらい?」 

 「そうだよ~」


 正直向こうとこっちの時差を計算するには結構めんどくさいのかも知れない。というかめんどくさい......向こうでは1日しか経っていないのに現実世界では2週間以上も時間がたっている。単純計算で行くと1時間で1日換算でよさそう。


 そんなことを考えているとオルウルが晩御飯を作ってくれた。時間と食材が無かった為、簡易的とは言っていたのに出てきたのは冷やし中華だった。


 「これで簡易的なのね......」

 「食材がどれも時間空きすぎてどれ使っていいか分からなかったから......」

 「そっか。でも野菜系って日持ちするやつ多いんじゃない?」

 「よく分からなかったからシュロシル起きてから考えようかと思って」


 考えてみれば他にも時間が経てば色々とやばいものがあるのかもしれない......あ......


 固まった私を見てオルウルが心配そうに話しかけてきた。


 「大丈夫?美味しくなかった?」

 「美味しいんだけどね......バイト忘れてた......」

 「あ......」


 一旦すぐさまバイトに電話かけてみる。なんて弁明すればいいのか......正直なことを言っても信用してくれるかどうか怪しいところ......


 『すいません......ユノライ・シュロシルですが......』

 『あーユノライさん?最近無断で休んでるけどどうかした?』

 『すいません。色々不都合がありまして、家から出られず、しかも電話にも出れない状況でした......』

 『魔女も色々忙しいんだね。まぁ代わりは居るから大丈夫だよ。けど減給はさせてもらうよ』

 『減給というより先月の分は大丈夫です。何とかなるので』

 『そう?ユノライさんがそう言うならそうするけど、大丈夫?』

 『ええ、無断で2回も休んで無給で済むだけでありがたいです』

 『そう。次回から出れそうなの?』

 『はい!次から出れます』 

 『それじゃよろしくね』


 ......なんとかなりましたね......やっぱり優しい人の集まりですね。減給でいいとか......本当だったら即クビですよ。ありがたいですね。


 「どうだった?クビだった?」

 「大丈夫だったよ」

 「よかった~」


 晩御飯を食べ終わった後はいつも通り風呂に入って日記を書いた。日記を見ると空白がズラリと並んでいた。日記を見るとどれだけ寝ていたのかはっきりわかる。


 『数十日ぶりに目を覚ました。バイトのことがあったが何とか切り抜けた。今日からまたいつも通り日記を書いていく』


 さて、今日はもう寝ましょうかね。明日からはいつも通りに生活しましょうかね。というかまずは掃除ですね。これはオルウルにも手伝ってもらいましょうか。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます!

 

 1600文字ですか......こんな感じでしたっけ?なんか書かない間に弱体化した気がしますね。これから元に戻っていけるよう頑張っていきます。元に戻るっていうかレベルアップといいますか......まぁ頑張ります。


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