魔女の196日目
私たちは箒に乗りアンラウを目指した。風は無く、空は何処までも赤く染まっていた。そして不思議なことに人の気配がしない。要はこの世界は私たち以外誰もいないのだろう。
アンラウの門が見えて来たがやはり人の気配はしなかった。
「シュロシルあれ」
オルオルが何か見つけたのか門のそばにあった紙切れを見つけた。これがヒントなのか?
『第一のヒント 家には無く、道にはある。それを辿ると次にすることが見つかるだろう』
なんでしょうね?家には無く、道にはある物って......まぁ簡単に考えれば道路とかでしょうかね?
「オルオルなんだと思う?」
「後半の辿るって所を考えると必然的に道なのかな。だけどアンラウは道だらけだしどこにいけばいいのかが分からない」
「あーわかった。家が無いんだ」
「?」
「まぁ着いてきて、多分あってるから」
そう言ってオルウルとある場所を目指した。それは以前までよく行ってた場所だ。家には無い物。いや、家に居ないもの。家の無いものって考えたら唯一当てはまるのは孤児院だけだろう。
しばらく歩いて孤児院についた。そこにも門と同じように紙切れがあった。
『おお、分かったか。じゃあ次。ある場所まで行って、そこに次のヒントがあるよ』
はぁ。まぁ一回で終わるなんて思ってもいませんでしたけど。と言うか、ある場所ってどこですか。場所の指定無いじゃないですか。
「オルウルに頼る感じだけど、ある場所ってどこだと思う?」
「場所指定がないから全く分からない」
「だよね」
「けど、道は続いてるんだよね」
オルウルが見ている方向には確かに道が1本だけあった。そこに繋がるのは私が作った噴水だ。
「そっか、まだヒントは終わってなかったのか」
道に沿って行くと大広間に出て、その真ん中に噴水があった。それにしても人が誰も居ないって新鮮ですね。ここ毎回多くの人で賑わうはずなんですけどね。めっちゃ静かですね。
「次はこれかな?」
オルウルが同じように紙切れを見つけた。
『以外と早いね。じゃあ次は難しいよ。この街に人が居るとすればどーこだ』
何処かで監視されているようなヒントに対して違和感を覚えた。
見ていただきありがとうございます。
正直ps4でも打てることが判明していつも通りでも大丈夫かな~って思ったんですが、色々まとめたメモが死んだので無理でした......
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