魔女の18日目
今日は普通の日......になる予定だった。
おはようございます。シュロシルです。朝起きて早速ですが......パン食べますか。
今日は特に何もありませんよ。本当に何もない日です。まぁ予定が無いだけですけど。
特に午後からは本当に暇ですね。オルウルとでも遊びましょうかね。
パンを食べると同時にオルウルにも朝食を上げます。オルウルは本当に頭が良くてアラームが鳴る前に起きるんですよ。すごくないですか。その能力私にも分けてくださいよ。
どちらも朝食を食べ終えると私は掃除や洗濯など午前中の事をします。
本当に何もないときは午前中これなのでつまらないですよね。私はなんか慣れてしまい、当たり前のようにやっていますけど......
さて、本当に何事もなく午前中が終わってしまいました。特に疲れてもいないので昼食は要らないですかね。
どうしましょうか。オルウルとでも遊びますかね。外に出てボール投げでもしましょうかね。
コンコン、コンコン
誰かが玄関のドアをノックしていますね。誰でしょう。こんな所まで来る人は、
「はい。どちら様でしょうか」
そこにいたのはまだ小さい少女でした。
「迷子になっちゃったの。おうち分からない」
迷子ですか。どうしましょうかね。街に連れて行くのが賢明なのでしょうか。
「どっち側から来たかわかる?」
「なんか遊んでたらいつの間にか門の外に出てた。そして気づいたら迷子になってて歩いてたら家を見つけたから......」
少女は今にでも泣きそうでした。こういう時は支えてあげないと......でもどうしましょうか。街に連れて帰るのが正解ですけど街の中に入れて貰えますかね。
「とりあえず、家の中に入りな。外は寒いでしょ。今暖かい飲み物用意するから」
「うん」
少女が家に入ってきて私は暖かいココアを入れてあげました。とりあえず今からでも街に向かうとしましょうかね。オルウルはまたお留守番ですけど。
なんて言ったら門を通してくれますかね。ちゃんとした理由が無いと門の中には入れないんですよ。あと、どうやって門から出たのかも謎ですね。聞いたら教えてくれますかね。
「どうやって門を出てきたの?門番さんいなかった?」
「なんか、壁が壊れてて外に出れるようになってたの。勝手に出てごめんなさい」
「大丈夫だよ。今すぐに家に戻してあげるからね」
私は街に行く準備をして少女を箒に乗せました。まさか2人乗りがここで役に立つとは思いませんでした。
「何してるの?」
「面白いことだよ。いいよって言うまで目を瞑っててね」
「......分かった」
少女は不安そうに目を瞑ると私は箒で飛びます。安定し始めたら目を開けさせます。
「目を開けていいよ」
「え、飛んでる!」
「そうだよ。私は魔女だよ。お母さんとかに教わらなかった?」
「知ってるよ!このラートリルには魔女がいるって!聞いたことあった!魔女さんなんだ!」
少女は大喜びして空から見る地形を楽しんでいた。
移動速度がついているため、早く街に着いた。勿論門番が止めてくる。
「その子は?」
「門から出てしまったみたいで。この子のお母さん読んでもらえますか?」
「少々お待ちください」
名前も聞かないですぐにどこかに行った門番だったが数分を誰かを連れて戻ってきた。
「なにしてるのアラ!心配したのよ!」
「ごめんねお母さん。でも魔女が助けてくれたんだよ!」
少女のお母さんがこちらを向き一礼した。
「すいませんうちの娘がご迷惑をおかけしまして。しかも魔女様に助けて頂くとは本当にありがとうございます」
「そんなに改まらなくてもいいですよ。お母さんが見つかって何よりです。それでは私はこれで」
私は一礼した後また箒に乗り自分の家に帰りました。
家に着いたのはマレラウ(19時)で晩飯は少し悩みましたが野菜炒めでいいかなと思い簡易的に作ってオルウルには少し多めにご飯を上げて私も食べました。
今日は普通の日になると思っていたんですけど、何気大変な一日でしたね。
風呂入って寝るとしましょうかね。
そういえば、門番がすぐにお母さんを連れてきた理由はついさっきお母さんが門番に尋ねたらしくてそのおかげですぐに見つかったそうです。
近々門の点検も始まるそうなので大規模な工事が始まるかもしれませんね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
今日は結構書いたと思っている作者です。いつか2000字以上行き更には3000字も行ければいいですね。
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