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魔女の364日  作者: Catch262
179/364

魔女の179日目

オルウルの具合の様子は?

 アラームの音で目が覚めた瞬間私はすぐに起き上がりオルウルの部屋に向かいました。


 「エルエネ!オルウルどう?!」

 「朝から騒がしいね。まぁ見ての通り」


 そこには今も苦しそうな顔をしているオルウルが横になってました。エルエネ曰くさっき熱を計ったら40度を超えていたそうです。人間の薬は一切効かなかったんでしょうかね......


 「ドラゴン用の薬買ってくる」

 「それがいいと思うけど、行くならナナウガに行った方がいいと思うよ。ドラゴン専門の店あったはずだから」

 「今から行ったら帰ってくるのは早くてガンライ(20時)ぐらいかな?今日中には戻りたいね」

 「スピード出せば不可能じゃないけど、行くならナナウガだよ」

 「わかった。私が留守の間オルウルをお願いね」

 

 私はすぐに家を出る準備をして箒に乗り家を出ました。朝食も食べないで家を出ました。ナナウガまで距離がありますけど1日で行けない距離では無いんですよ。でも往復って考えたら本当に急がないと間に合いませんけどね。


 風を切るようなスピードで箒に乗っていると鳥などに何度も当たりそうになりました。これ当たったら一発アウトですよ。スピードは落ちるし怪我するし、箒の強度もありますからね。それでも異常なスピードを出さなきゃいけない理由はあるんですよ。


 家族が苦しんでいる時に手を出せないのは一番嫌ですからね。と言うか、40度を超えているのなら人間では結構危ない状況ですからね。一秒でも早く帰りたいですが......


 後先考えず今ある体力をすべて使うようにして箒を飛ばしました。そしてナナウガに着いたのはソウ(15時)でした。因みに家を出たのがサッシ(9時)です。結構時間かかりましたが、本来なら着くのコウ(17時)だったはずなのでまぁ良かったんじゃないですかね。


 ナナウガの欠点としては街が無いんですよね。山岳なので......頂上にドラゴンたちが住んでいるってよく言われているので頂上に行くべきでしょうか。近くに人がいないので何とも言えませんね......


 正直悩んでいる暇も無いので箒で登りましょうかね。


 飛んでいると途中途中に村らしきところがありますね。正直村には行きたくないですが、行くしか無いですよね。


 「すいません。ドラゴン専門店ってここにありますか?」


 村の門番さん的な人が居たので聞いてみました。


 「あー、あるが、何者だ?」

 「......魔女ユノライ・シュロシルです。通してください」

 「本当に魔女ユノライ・シュロシルか?」

 「ええ、今証明できるものはありませんが......」

 「ちょっと待ってろ。本当かどうか確かめる」


 そういって門番はどこかに行ってしまいました。どうやって確かめるんでしょうかね?


 暫くすると門番さんと一緒に見覚えのある顔がやってきました。


 「ディルじゃん」

 「あ、本物だよ。通してあげて、あとは私が案内するから」

 「かしこまりました」


 まさか最初に訪れた所がディルのいる村だったとは......助かりましたね。


 「どうしたのシュロシル?」

 「ドラゴン専門店ってどこにある?」

 「それならこっちだよ。ドラゴンってことはオルウルがなんかあったの?」

 「高熱が出てね」 

 「それは大変じゃん。早く行こう」


 ディルに連れられた場所はドラゴン専門店そのものでした。詳しい専門家がいる店でした。


 「すいません。ドラゴン用の薬が欲しいんですけど」

 「薬?どうしたんだ?」

 「ペットのドラゴンが高熱を出してしまって......」

 「ドラゴンが熱?聞いたこと無いな」

 「......え?」

 「ドラゴンの種類は?」

 「オールドドラゴンです」

 「結構珍しい種類だな。ちょっと待ってろ」


 白衣を来たお爺さんが部屋に戻っていきました。多分専門家の方だと思いますが、ドラゴンは熱が出ないってどういうことでしょうかね?


 「うん。やっぱりそんな事は無いはずだ。ドラゴンは病気にかかることがほぼないんだ」

 「じゃあ実際に40度の熱が出ているんですが、どうしたらいいんですか?」

 「うーん。人間用をあげてみて様子を見るしかないかな」

 「それはもうやったんですよ」

 「私から言えるのはそれぐらいだ」

 「......そうですか。お忙しい中ありがとうございました」

 「いやいや。お力になれず申し訳ない」


 店を出てどうするか考えます。正直今すぐにも帰りたいですが、もう既に暗いですね。この時間帯から飛んだら流石にやばいですかね?


 「どうするのシュロシル?」 

 「帰りたいんだけど、この時間だと飛んだら危ないかなって」

 「なるほどね。じゃあちょっと待ってね。魔法陣書くから」

 「転移の?」

 「うん」

 「ありがとうディル!」

 「ただし転移される人はそれ相応の体力が削れるから覚悟してね」

 「分かったよ」


 ディルが魔法陣を書きその上に乗ります。そしてディルが『転移!』と言った瞬間目の前が光初めて、気づいたら家の前に居ました。ありがとうディル。


 「オルウル大丈夫?!」


 すかさずオルウルの部屋に行き生存確認する。呼吸はしていたが朝より辛そうにしている。


 「熱は42度。流石にやばいと思う。あと1日耐えれればすごい方。それで薬は?」

 「無いって......ドラゴンは熱が出ないから無いらしい......」

 「このままだと本当にやばいよ?」

 「分かってる。だから最後の魔法を使う。私が倒れたらエルエネ任せた。死にはしないと思うけど......」

 「絶対に死んだら駄目だからね」

 「努力する」


 今から使う魔法は病気を治す魔法。これで治るなら話は早いんですが、多分熱が多少引くだけでしょう。それでも使うと使わないでは使ったほうが断然いいので使いますよ。私は倒れてもいいので。


 『風邪の原因よ。すべて消え去り元の姿に戻れ』


 その魔法を使った瞬間目の前は真っ白になりその瞬間頭を強く打った感覚に陥りました......

 見ていただきありがとうございます。 


 もう学際の時期になってきましたよ。学際が終われば夏休みです!小説何話か連続で書いてはよ福岡行きたいですね。(その時7話分書かなきゃいけないはず......)


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