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魔女の364日  作者: Catch262
177/364

魔女の177日目

オルウルの正体が明らかに!

 おはようございます。シュロシルです。この挨拶で始まるの久しぶりじゃないですかね?まぁ今日も何気ないアラームの音で目を覚ましました。ゆっくりと体を起こしカーテンを開けると太陽が眩しく見えました。微妙に暑くなってきましたね。


 つい最近まで寒いし雪だーとか言ってましたけどね。今となっては昔の話なんでしょうかね?まぁあと半年もすればまた雪は見られますけどね。 


 くだらない事は置いておくとして、朝食を食べに居間に行くとしましょうかね。


 「おはよ」

 「おはよシュロシル」

 「あれ?オルウル眠たい感じ?」


 オルウルはパンを持ちながらウトウトとして今にも倒れそうな感じでした。


 「眠いなら寝ててもいいんだよ?そんな強制じゃないんだし」

 「うーん。朝食食べ終わったらちょっと寝ようかな。昨日少し寝付けなかったんだよね」

 「そんな日もあるよ。家事はやるから寝てな。好きなタイミングで起きておいで」

 「ありがと。そうするよ」


 朝食を食べ終わるとオルウルは寝室へと行き、私は家事を始めます。正直今日は特にやる事が無いのでいいとしましょうかね。明日はヴァルガンの家に行って家の補強とか家具とか相談しに行きますよ。


 コンコン


 掃除をしているとドアをノックする音が聞こえました。ここまで訪れる人って言いますと、大体魔女か迷子なんですよね。さて、今回はどっちでしょうかね。


 「はーい」

 「遅いな~もう少し早く開けれないの?」


 目の前には誰も居なく、目線を下げた先に声の発信源がありました。


 「昨日魔女が帰ったと思ったら次は魔猫ですか」

 「魔猫って呼ばないでくれる?エルエネって名前があるんだし」

 「そうだね。ごめんねエルエネ。それで今日来た理由ってオルウルを見に来た?」

 「正解。見たら帰るよ」

 

 一瞬エルエネの声のトーンが下がったのが良くわかりました。多分自分で長居すると文句を言われるって分かっているんでしょうね。


 「1泊ぐらいだったら問題ないけど?」 

 「じゃあそうさせてもらうよ」

 「やっぱりそれが狙いか」

 「あはは、まぁ本命はオルウルだけどね」

 「でも今寝てるから起きたらね。それまで上がってて」


 エルエネを家に上げ、私は家事の続きを始めました。


 「シュロシルって掃除好きなの?毎日しっかり掃除してるけど」

 「好きってわけじゃないけど、やる事が無いから毎日するって決めてるの」

 「勤勉だね」

 「そういうエルエネは怠惰だね」


 掃除も終わり軽くエルエネと雑談しているとオルウルが起きてきました。


 「あれ?来客?」

 「うん。エルエネがオルウルの擬人化を見に来たんだって」

 「あーエルエネ!この姿を見せるのは初めてか」


 エルエネはオルウルが出てきた瞬間一歩下がり頭を下げました。


 「アルファーレ・クルル・オールドドラゴン様」

 「止めてやめて。今はもう人間だし、それをシュロシルの前で言わないで」

 「あれ?言ってなかったんですか?」

 「別に言わなくてもいいかなって思ってたからね」

 「エルエネ。アルファーレ・クルル・オールドドラゴンってどういうこと?」

 「オルウルに直接聞いたらどう?」

 「どういうことなの?」

 

 オルウルは一旦椅子に座り話始めました。


 「えーとね。ナナウガに居るドラゴンの中で最も優れているのがオールドドラゴンってことはシュロシルも知っているでしょ?」

 「うん。相当な頭の良さを持ってる」

 「その中でも色々あってね。アルファーレ・クルルって名前だったの」

 「それはオールドドラゴンの次期王女の名前だよ」


 エルエネがオルウルの説明の途中で良いとこ取りをしていきました。オルウルは呆れた顔をして話を続けました。


 「まぁ今ではオルウルとしてシュロシルが付けてくれた名前があるけど、実際はアルファーレ・クルル・オルウル・オールドドラゴンって感じかな。正式名称だったらね」

 「長いんだね......」

 「でも今はドラゴンじゃないし気にしなくていいよ」 

 「てか、オルウルって王女だったのね。通りで擬人化しても綺麗な訳だ」

 「確かに、予想以上に綺麗な人間になるね」


 オルウルは照れながら「冗談はやめて」とかいってましたが、本当に綺麗で可愛いと思いますよ。


 その後も会話を続け、気づいたらコウ(17時)になっていました。オルウルは自分から今日は作ると言っていたので任せましょうかね。


 少し待っていると出てきたのはチャーハンでした。エルエネもチャーハンを食べましたが、私より美味しいかも知れませんね。本当に許し難いですけど、美味いです。エルエネもシュロシルより美味しいんじゃない?なんて言っていましたからね。本当に美味いですよ。


 「オルウル勉強した?」

 「うーんとね。頭の中で試行錯誤はしたかな」

 「見た目は人間だけど中身はオールドドラゴンを引き継いでいる感じかな」

 「それすごいね」


 晩御飯を食べ終わったら私が食器を洗ってオルウルが先に風呂に入ります。もう少しでシャワーでも良さそうですね。でも夏でも風呂には入りたいですけどね。


 オルウルが上がってくる前に日記を書いてしまいますかね。


 『エルエネがオルウルの擬人化を見に来た。オルウルは次期女王で正式名称がアルファーレ・クルル・オルウル・オールドドラゴンとすごく長かった』


 オルウルが上がってきたら私が入って上がったらもう寝ましょうかね。多分エルエネは居間で寝ているかオルウルの布団に入っていくと思いますけど。


 明日はヴァルガンの所に言って色々聞いてきましょうかね。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます。 


 本当はオルウルの名前もう少し長くする予定でしたけど、流石に長すぎてもあれなので自重しました。


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 明日もお楽しみに!

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