魔女の176日目
台風が通り過ぎた後は晴天が!
台風は消え、雲一つない空が顔を出しました。台風が通り過ぎた後は晴天になるって言いますが、この場合通り過ぎたってことでいいんでしょうかね?途中で消えましたけど。
まぁ何はともあれ台風は消えたので良しとしましょうか。
一旦起き上がり居間に向かう途中既に居間で話し声が聞こえました。あの2人もう起きてるんですか?今日は買い物に行くためにローツ(6時)に起きたんですけど。
「おはよ。2人も早いね」
「シュロシルおはよ~」
「おはよシュロシル」
魔女は早起きが得意なんでしょうかね?大抵の魔女は私より先に起きてますよね。まぁ、私より遅い魔女も居ますけどね。
「今日は私アンラウに買い物に行くけど、2人はどうする?」
「私は特に用事も無いので今日で帰るよ」
「んじゃ~今日は付いて行こうかな」
オルウルは私と買い物でスカアリヤさんは帰る感じですね。オルウルに何か買ってあげましょうかね。台風の時すごく頑張ってくれていたので。と言うか、スカアリヤさんをもてなしたのはオルウルですからね。
朝食を食べ終わって気付きましたが。あの食卓には美女しかいませんでしたね。オルウルは綺麗なロングの銀髪。逆にスカアリヤさんはショートの黒髪。まぁ一般的ですけど。身長は私と同じぐらいで胸が私よりある......なんか悔しいですね。
そして全員が準備を終え私たちはアンラウへ向かいスカアリヤさんは帰ります。
「それじゃ、本当にありがとね。スカアリヤさん」
「こちらこそ、2泊もさせて貰って、ありがとう」
「また来てね!」
「ええ、近いうちに会うと思いますよ。それでは」
そういうと強い風が吹きその瞬間にスカアリヤさんは消えてしまいました。流石風の魔女ですね。
スカアリヤさんと別れた後箒に乗りアンラウへ向かいました。体力は戻っていると言うより増えているって感じだったので2人乗りをしても平気でしたね。ミオルの所に行ってからなので絶対何かしているはずなんですが、死ぬまではミオルに会えませんし、まぁいいでしょう。
アンラウの門が見えてきて、箒から降ります。そこからは徒歩なんですよね。門に万が一、人が居た時の対処法です。いなかったらそのままでいいんですけど......ってか多分オルウルの目の良さなら見えるんじゃないでしょうかね?私じゃ見えないですけど。
「おはようございます」
「ユノライさんお久しぶり。台風大丈夫だった?」
「ええ、何とか......」
「そう。それは良かった。今日はいつもの所で大丈夫だと思うよ」
「わざわざありがとうございます」
門番さんに聞いた通りいつもの店に行き食材を買います。オルウルも料理をするので一緒に食材を選ばないとですね。これ毎週一緒に行った方がいいかもしれませんね。
一週間分の食材を買い。時間があったので近くの店でソフトクリームを買って歩きながら食べました。まぁオルウルへの礼でしょうかね。
さて、魔法を使って荷物を転移させ、家に帰りましょうかね。今日は私が晩御飯を作るので早めに帰りたいですし。
アンラウを出て箒に乗り家を目指します。あ、怜奈ちゃんの所行くの忘れてましたね。家具を買いに行くときに行きましょうかね。
家に着いて私は晩御飯を作り始めました。今日はグラタンとかにしましょうかね。オルウルは猫舌なので熱くなり過ぎない程度にしなきゃなんですよね。
晩御飯食べて食べ終わったら私が先に風呂に入ります。上がったら日記を書きましょうか。
『スカアリヤさんは家に帰った。オルウルと一緒に買い物へ行った』
風呂から上がって着替えたオルウルは珍しく私の部屋に入ってきました。
「ねぇシュロシル?」
「ん?」
「正直に言ってさ。このまま暮らしていったらお金って足りるの?」
「まぁその心配をするのは当たり前だよね」
「足りないんだったら私も仕事するよ?」
「えーっとね。私が働いている理由は暇つぶしであってね。魔女金ってのが入ってるのさ。バイトでは2アールだけどその魔女金で毎月10アール」
「毎月10アール?!」
「これが税金とかから来てるわけでなくトレースから直々に送られてくるわけ。要はトレースは実質毎月100アールを魔女に渡してるって感じかな」
「そうだったんだ......」
「だから気にしなくていいよ」
「わかった」
「それじゃ私は寝るから。お休み」
「お休み~」
お金の心配をしてくれるなんて優しいですね。まぁ魔女金って言うのは本当ですが、毎月10アールって言うのは嘘です。毎週1ディール程度ですね。1人で暮らすなら十分なぐらいです。
それじゃ寝るとしましょうかね。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
2000字行ったと思ってたんですが、やっぱり2000字って多いですね。読む方はすぐだと思いますが、書く方は大体30分ぐらいかかってます(考えて打つので)
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