魔女の173日目
台風が徐々に近づいて......?
目が覚めて起き上がろうとすると体が言うことを聞かない。持続する魔法なので未だに体力が削れている。寝ているからその間は回復と消費を同時に行っている。実質回復の方が上であるが、それでも回復した体力は微妙である。
この調子だと寝ていないと持たないですね。と言うか、台風は過ぎ去ったんですかね?まぁ外の音を聞く限り絶対そんなことは無いと思うんですけどね。窓は動かないんですが、風の物凄い音が聞こえます。外に出たら本当に飛んでいくんじゃないですかね?箒無しで飛べる時代になったんですか。
体力が0になった瞬間私が死ぬ時ですが、今大体60ですね。このペースでいくとソウ(15時)には私の体力に限界が来ます。まぁそれまでは大丈夫でしょうけどね。まぁ体感なので誤差はあると思いますが、大体そんな感じです。強力な魔法を使えば使うほど消費の量が多いですからね。
実際動きを止める魔法自体は消費が少ないんですが、その止める量や大きさによって変化されるので、なんとも言いにくいですね。
因みにこの前が使った強力な魔法ありますよね。2,3日記憶飛んでた日です。あの魔法は多分マイナスに行ってたと思いますよ。それでも生きているので何かしらの魔法も同時に発動されたんじゃないでしょうかね?あくまで推測ですけど。
「シュロシルおきた~?」
オルウルが飲み物を持って部屋に入ってきました。優しいですねこの子。
「やっぱり動けない感じか~」
「そうみたいだね。台風は?」
「今レアティアを襲ってるとこ、明日には来ると思うよ」
「ここまで?」
「ここまで」
「正直持たない気がするんだけど......早めに寝るわ」
「パン程度は食べておいてよ。それでなくても体力無いんだから」
ソウ(15時)に寝るとして明日起きて回復している体力は多分20あるか無いかですね。正直それで台風なんて来たら私も家も死にますね。
残りの時間で何か対策考えましょうかね。限られた時間ですが......
「オルウルの体力を吸収とかできないかな」
「何それ吸血鬼みたいな?」
「出来たらいいんだけど、そんな魔法無いからな~」
「止めるって方法は?」
「風の魔女じゃあるまいし、あんな強い台風止めれないよ......風の魔女!」
「?」
「風の魔女に頼んだら行けるんじゃない?」
「それか気候の魔女でもいいかもね」
「あ、そっちの方がいいかもしれない。まぁどちらも通信手段が無いんだけどね」
「意味ないじゃん」
「意味ないよ」
結局何も対策できずにアクロウ(13時)を迎えてしまいました。体力が削れていく感覚がゆっくりと長い時間かけて私に攻撃してきます。段々と意識を保てなくなり頭がぼーっとする。私死ぬんですか?
「流石にもう寝たら?やばいんじゃない?」
「じゃあ、もう寝るけど、オルウルあとは考えておいて......」
「努力はする」
「......家からは出ないでね」
「それは無いから安心していいよ」
「それ、なら良か、った......」
正直最後の方は活舌が回らないほどダメになってました。これで起きたら天国とか本当に嫌ですよ。と言うか、今年死ぬ要素多くないですか......?
2か月に一回は死にそうになってるんですけど......
まぁ今はどうでもいいので寝ます......
見ていただきありがとうございます。
正直本人が動かないと文字数が増えないんですよ。しかも死に際なので。シュロシルの無事を祈りつつ、明日をお待ちください......
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