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魔女の364日  作者: Catch262
168/364

魔女の168日目

朝起きると家の前が騒がしいことに......?

 「ねぇシュロシル起きて~」


 朝早くからオルウルが私の部屋に来て私を起こしてきました。昨日は遅かったのに対して今日は早いんですか......


 「......どうしたの朝早く」

 「マスコミが家に来てるんだけど......」

 「は?」


 まさか昨日のころを聞きつけて魔女の人の所にきましたね。数人だったら対応できますが、何人で来てるんでしょうかね。


 とりあえず着替えて窓から外を見ます。すると家の外、いや、玄関の前に何十人ものマスコミが張っていました。家出た瞬間埋もれそうなほどに......と言うか、まだローツ(6時)ですよ?


 ニュースがあったのが昨日なので多分ニュースを聞きつけてアンラウから真っ直ぐ歩いて来たんでしょうね。ご苦労様です。じゃなくて帰って欲しいです......


 「オルウル。気にしなくていいよ。無視する感じで」

 「わかった」


 私はもう二度寝を考えて部屋に戻り布団に入る。まだ寝れる時間があるので寝ておく。寝ている最中何度かドアを叩く音が聞こえたが無視していた。


 レアル(8時)になりアラームの音で目が覚めた。まぁさっき起きてからドアを叩く音のせいで寝付けなかったんですけどね。


 居間に降りるとオルウルが不機嫌な顔でパンを食べていました。まぁずっと家の前に居るんだもんそうなるよね。私もパンを持ってきて来ましょうかね。


 「なんか変化あった?」

 「ううん。ずっと家の前に居る感じ。窓から家の中を見るとかの行為はしてないし、でもドアを叩く音は何度か」 

 「その程度なら放置してても問題無さそうね。今日は私が家事するからオルウルはゆっくりしてて」

 「りょうかーい」


 オルウルは家の外とテレビを交互に見ていました。その間私は家事をしましょうかね。正直家事はしなくてもいいほどに綺麗な状態でした。オルウルの掃除した後って別居に来たかのように綺麗ですね。

 

 私が掃除を始めると物音が家の外まで聞こえたのか、ドアを叩く音の回数が増えてきました。仕舞には「居るんだったら出てきてくださいよ」などの声もあった。それでも私たちは何もないかのように無視をし続けた。


 掃除が終わり居間に行くとオルウルがそろそろ限界の様な顔でこちらを向いてきました。まぁ正直私も限界に近いですね......


 「じゃあ、そろそろ追い払おうか」

 「そうして、あいつらうるさい」

 

 相手は大体30人ほど。無視している間ドアを叩く、大声を上げるなど迷惑極まりない状態でした。まぁ流石の私も怒りますよ?


 「いい加減出てきて話してくださいよ!」

 

 ......手加減は要らないみたいですね。容赦なく行きましょうか。


 『黙れ。そして我が指示するまで動くな』


 魔法を使った瞬間30人ほど居たマスコミは一瞬で静かになり、誰一人として微動だにしなかった。そして私は玄関から出ました。


 「これはこれは、マスコミの皆様。アンラウからわざわざお越し頂きありがとうございます。一つお伺いいたします。あなた方は迷惑と言う言葉をご存知じゃないのでしょうか?そして私が魔女である事をご存知でしょうか。それを承知の上で先ほどの行為をしたのなら死を持って償って貰っても構いません。魔女全員が優しいと思わないでください。さて、常識の分からないマスコミの皆様にご提案があります。ここで私と争い死人を出すか、それとも素直に帰るか選ばせてあげましょう。まぁ魔法を使っているので喋れないですよね。1人だけ喋れるようにしましょうか」


 目の前に居た男性の魔法だけを解き再び聞いた。


 「さぁ、30人の命はあなたが持っているんだけど、どっちがいい?」

 「闇の魔女が死んだことに対して一言貰えればそれで僕らは帰ります。どうか一言お願いします」

 

 彼は震えた声で言ってきました。これは前者を選んだってことでいいんでしょうかね?


 「そう。前者を選ぶのね。さて、何人生き残るかな......」

 

 『マスコミの人々よ。二度とここに近づかず、さらにここに来た記憶を消去。そしてアンラウに転移せよ』


 マスコミの人達は一瞬にしてその場から消えていきました。勿論この世から消したわけでなく、アンラウに返しただけです。歩いて帰るのは大変そうだったのでね。これで解決しましたね。


 「お疲れシュロシル」

 「まさかこんなことになるなんてね。と言うか、魔法の体力消費量が多すぎる。一気に30人を転移や条件を付けたのは流石に重いか......」

 「晩御飯食べて寝たら?」

 「まだそんな時間じゃないでしょ」

 「明るいから分からないかもしれないけど、もうガイ(16時)だよ」

 「なら少し早めに晩御飯にしようか」


 家に入りオルウルが晩御飯を作ってくれました。と言うか、私はもうほぼ動けない状態ですね。30人で限界を迎えるとは......もう少し体力を付けた方がいいんでしょうかね。まぁ30人も一気に転移させることなんてまずないので大丈夫でしょうけど。


 晩御飯を食べてオルウルが食器を洗ってくれるそうなので風呂に入り上がったら日記を書いて横になります。オルウルが居ると居ないのでは随分と変わりますね......


 『朝起きると家の前にマスコミが30人ほど居た。腹が立ったので魔法で全員転移させたら体力切れになった』


 下手したら明日動けないかも知れませんね。まぁ動けなくても今回はオルウルが居るので大丈夫でしょうけど......いや、1日寝たら回復する量ですよね。


 とりあえず今日はもう寝ます。


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます。 

 

 もう6月も中盤ですね。早いような短いような。まぁ今月に関してはめっちゃ早く感じますね。そして来週からは小説同時進行なので頑張っていきましょうか。


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