魔女の159日目
マーシャレイとの話し合いです。
久しぶりにしっかり寝てしっかり起きた気がした。アラームの音で起きれたのは久しぶりな気がした。
「ん~。もう朝?」
「朝みたいだね」
「あ、起きてる」
オルウルは嬉しかったのか驚いたのか、思いっきり私に抱き着いてきました。「はいはい」と頭を撫でた後案内人が来るのをまった。
「ドアの外から失礼いたします。昨晩バイレクア・マーシャレイ様がお帰りになりました。今日の朝食は一緒にとおっしゃっていたので準備が出来ましたら私が案内させていただきます」
「わかった。ありがと。もう出るからちょっと待ってて」
「かしこまりました」
オルウルも連れて行って大丈夫ですよね?まぁ残すのもあれなので連れていきますけど。
部屋を出ると案内人が立って待っていました。そして私たちが部屋を出たのを確認すると朝食の場所まで案内してくれました。
そしてドアの前に立ち止まった。
「今日のメインはパンになっております。どうぞごゆっくり」
案内人は少し微笑み言った。私もそれに対して少し笑いそうになってしまった。
ドアをノックして返事を待つ。すると中から「入ってきていいぞ」との一言がありドアを開ける。
「つい最近会ったばかりの様な気もするけど、まぁいい。座りなさい」
「そうね。最近会ったばかりだね。んじゃ座ったらいつもの口調で」
私とオルウルは席に座った。位置的にはマーシャレイと向かい合う感じだった。前回と変わりませんね。
「改めて、どうした?こんな短期間に2回も会うなんて相当な事があったか。それとその横の子は誰だ?」
「うーん。話したいことは沢山あるけど、とりあえずは朝食を食べましょ。因みにこの子は私の弟子のオルウル」
「初めましてバイレクア・マーシャレイ様。以降お見知りおきを」
「こちらこそ」
「そこ、硬くならない」
オルウルいつの間にそんな言葉覚えたんでしょうかね?流石にすごいですね。とりあえずパンを食べながら話を進めます。
「食べながらで失礼ですが、本題に入ってもいい?」
「ああ」
「大きく分けて2つ。まず1つ目ね。この世界を作ったトレースに伝言を頼みたいんだけど可能?」
「不可能ではない。ラーリトルの魔女と言えば通じるだろうし」
「ならおk。今から言うことをメモしてでもいいから伝えて」
マーシャレイはメモを準備し始めました。
『ユノライ・シュロシルです。私は最近変な夢を見ます。その夢を見ると1日寝てしまうと言う害悪な夢です。ただそれは夢ではありませんでした。その現象になっている他の人もいることが判明しました。もしかしたら世界がどこかで分かれている可能性があるので対応をお願いします。以降は私が現時点で分かっている情報です。その夢に入ってしまうと夢の中にある『手』を触らなければ戻れません。それか外部。要は寝ている自分に何かしらの大きな音などで戻る事が出来ます。そしてそれ以外は戻る事が出来ない。つまり未だに夢の中に要る人も存在します。私は今からその人に会いに行きます。そしてもう一つ。もし戻れたとしてもまた同じ夢を見ることがあります。その差はバラバラで今日かも知れないし。1週間後かもしれない。いつなるかわかりませんが、もう一度夢の中に入る可能性があります。何か他に知りたいのであればバイレクア・マーシャレイに言って私に伝えてください』
「以上でお願いします」
「随分と長文だな」
「一刻を争う事態なので早めに伝えてください」
「承った。そしてあと1つは?」
「先ほど言った夢の中に居る人を助けたいんですよ。場所はある程度分かっています。ラーリトル、アンラウシヴル(南)に羽衣 士郎と言う人がいます。その人を探してほしいんです。長い間夢の中に居るので食事等もとれてなく、非常に危ない状態です。これはマーシャレイ。あなたしかできません」
「なるほどな。それも分かった。明日までに調べておく」
「助かります」
「それじゃ明日までには羽衣 士郎の場所を突き止めておく。そして明日その家に向かってくれ。私はトレースに会いに行ってくる」
「本当にありがとうございます」
話し合いは終わり、私たちは部屋に戻された。明日場所がわかるならもう一日泊っていけ。と言う事だったのでお言葉に甘えて泊ることにした。
正直言いたいことは全て言えたし、正直もう満足です。この後どうしましょうか。と言うか、ちょっと疲れました。
昼寝したら正直危ないのでここは寝ないで何かしらしてましょうかね。オルウルも居るので退屈では無いですよね。
なんだかんだ暇をしていると晩御飯が運ばれる時間になった。今日は冷やし中華とシンプルだったが味は私以上に美味しかったです。
食べ終わったらオルウルが風呂を入り私が日記を書きます。
『マーシャレイに夢の事を話してトレースに伝言を渡した。士郎の事は明日わかるとの事だったので1日泊ることにした』
オルウルが上がってきたら次は私が入りますよ。
風呂から上がったら布団に横になります。正直早く寝て早く士郎を助けたいと思う。けれど寝たらまたあの世界に行く可能性もあった。『次はない』多分もう一度行っても同じ方法で戻れないはずです。
なので少し不安ですが、オルウルが居るので大丈夫でしょう。
安心して寝られますね。
「それじゃオルウル、おやすみ」
「おやすみシュロシル。ちゃんと起きてね」
「わかってるよ」
見ていただきありがとうございます。
話相手がいるとやっぱり文字数増えますね~この調子なら100万字行ってもおかしくないですね。まぁ行かないんですけど。
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