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魔女の364日  作者: Catch262
148/364

魔女の148日目

ある人からの手紙が......?

 鳥の中でも頭が良いと言われているハヤブサが私の家にぶつかってきた時点で本当に頭がいいのかと疑ってしまった。


 強烈に窓にぶつかる音が私の部屋に伝わってくる。時間はズレイ(7時)だった。こんな時間にしかも1匹だけが私の家にぶつかってくるなんてこと普通は無いんですが......様子を見に行きましょうか。


 外に出て家にぶつかった鳥を探します。丁度私の部屋の下に一匹のハヤブサが倒れていました。まだ息はあるので死んでいないと思いますが。

 

 うーん。助けたいのは山々ですが、そんな魔法持ってませんよ。とりあえず包帯でも巻いておきましょうか。


 抱きかかえた時に足に何か紙切れが付いていることに気づきました。


 一旦家に戻り軽い手当をして飛べるようになったら返しましょうかね。朝食を食べながら紙切れでも読みましょうか。何やら書いてあったみたいですし。多分私宛ですよね。


 オルウルと朝食を食べながら紙切れをゆっくりと読んでいきます。


 『ユノライ・シュロシル殿

 

  ある事についてユノライ様とお話したいことがございます。


  お手数ですが今晩アンラウの私の家まで来てほしい。


  バイレクア・マーシャレイより』


 

 ......はい?なんで私が行かなきゃ行けないんですか。めんどくさい。


 まぁ......要件はある程度分かっています。このマーシャレイって方はアンラウ、と言うかラーリトルをまとめている人なんですよね。何度か会ったことありますが......なんとも言えませんね。


 しかも今晩ですか。めんどくさい事しますね。帰りは明日になりそうですね。オルウルどうしましょうか。まぁついてくるしかありませんよね。

 

 朝食を食べ終わったらアンラウに向かっておきましょうかね。場所的には少し遠いので。


 それにしてもめんどくさいですね。やる事が無かったからいいですが、それでもお偉いさんと会うのは嫌ですよ。


 家を出て箒に乗り向かいます。オルウルは以前同様カバンの中に入れていきます。勿論魔法を使って物に見せてますよ。


 昨日から引き続き雲が出ていますね。なんだったら今日は太陽がしっかりと隠れる程ですね。微かに寒くなるのでやめてほしいです。

 

 アンラウに着き門番さんと少し話した後指定された場所に向かいます。アンラウの中心地にあるマーシャレイの家......と言うか、別荘ですよね。


 そしてようやくマーシャレイの家に着きました。どこから見ても豪邸で入り口を探すほどでした。


 「魔女ユノライ・シュロシルです。バイレクア・マーシャレイに呼ばれてきました」


 門の前で名前を言ってしばらくすると門が開き中へと案内されました。


 そして小部屋に連れていかれて少しの間待っていてくれとの事だった。部屋は前に地下鉄に乗った時の2倍ぐらい広い部屋でベッドや冷蔵庫、テレビに風呂まで全てありました。ここはホテルですか?


 しばらくして案内人が部屋に入って来て私だけが連れていかれました。オルウルはその部屋に留まる感じです。


 「こちらにバイレクア・マーシャレイ様がいらっしゃいます」

 「ありがと」


 ドアの前で立ち止まり案内を終えるとさっさと消えてしまいました。


 ノックをした後に部屋に入ると一人の男性が椅子に座って待っていました。部屋は机が一個。椅子が向かい合うように置いてありました。


 「遠くからよくぞ来てくれた。魔女ユノライ・シュロシル殿感謝する」

 「......バイレクア・マーシャレイ様。本日はこの様な場所に何の御用でしょうか?」

 「まぁまぁ。とりあえず座りたまえ。ユノライ殿」

 「そうさせて貰いますね」


 マーシャレイと向かい合うように椅子に座り話を続ける。


 「今日呼んだのは他でもない......」

 「その喋り方いい加減にしません?」


 少し腹が立ったので話を無視して言ってしまいました......


 「......まぁそうだな。改めてシュロシルお久しぶり」

 「久しぶりです。マーシャレイ。それで?今日呼んだのは鈴木怜奈の事についてでしょ?」

 「なんだ。知っていたか」

 「なんとなく想像は付いていました」

 「じゃあシュロシルの判断を教えてくれ」

 「正直今はどうすることもできません。孤児院代は私が全て負担します。あの子に必要なお金は私が払います」

 「それが尻拭いって事か」

 「まぁそうなりますね。あの子を野放しにしたらそれこを可哀想です。親に捨てられて私にも捨てられる。それこそ生きる価値なんて消えませんか?私はあの子を見捨てません」

 

 マーシャレイは少し考えてまた話しかけた。


 「そう思うなら一緒に住めばいいのでは?」

 「それは考えました。けれど、多分あの子にはあの場所が一番なのかなって。親に捨てられた事を気付かないまま育って欲しいし、知るのは大きくなってからでも遅くない。けれど私の家に着てしまうと親の事を何度も思い出すでしょう」

 「なるほどな。シュロシル気持ちは分かった。こちらでもそれなりの対応はとらせてもらうよ」

 「お願いします。以上ですか?」 

 「ああ、この後は部屋でゆっくりしてから帰るといい。晩飯と朝食は出してやる」

 「それじゃお言葉に甘えます。それでは」


 私は椅子から立ち上がり部屋を出る。そして先ほど居た部屋に戻る。部屋に入った瞬間疲れが一気に出てきた。流石にラーリトルをまとめる人と話すと疲れますね......


 この後は晩御飯が来るみたいなのでそれを食べたら寝ましょうか。今日に限って日記を忘れてたので適当な紙に書きましょか。


 扉をノックされて入ってきたのはステーキでした。それもかなり高級な奴です。これならオルウルも食べれますね。それにしても味付けもプロですね。作っている人と一回話したいものですね。


 晩御飯を食べたら風呂に入って寝ましょうかね。


 『朝鳥の足に手紙が付いていて読んだらマーシャレイというラーリトルをまとめている人からの手紙でマーシャレイにあって怜奈ちゃんの話をした』


 この部屋の布団はかなりフカフカですよ。ホテルのVIPルームよりすごいんじゃないでしょうか?


 これならいい夢が見られそうですね......


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます。 


 ネタが尽きたら考えるだけですね。それが小説を書く上で面白い所でもありますね。


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 明日もお楽しみに!

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