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魔女の364日  作者: Catch262
138/364

魔女の138日目

 深い眠りの中何も無い所を歩き続ける。


 きっと終わりなんて無いのだろう。


 ただ終わりが無くては夢は覚めない。


 私は今どこにいるのか。それすらもわからない。


 わかることは自分が誰かと言うこと。


 

 私の目の前に誰かが立ちはだかった。


 身長は私と同じで、けれど顔は見えない。いや、きっと私は見ようとしていないのかもしれない。


 一歩近づくと一歩引かれる。一生その手を握ることは出来ないのか。


 夢だと分かっている。きっとこれは夢なんだ。


 けれど分かっていても意味がない。


 この空間を抜けない限り絶対に......


 そして私は暗い闇の中で今も彷徨ってる。


 終わりのない道をひたすらに歩いている。


 誰かわからない手を握るために......


 

 そして多分それは私より先に終わりに着き、消えて行くのだろう。


 おいて行かれるような気分を味わうのは何だ。


 

 あとどれだけ歩けばいいのか。


 もしかしたら道が間違えてるのかもしれない。きっと真逆が世界なのかもしれない。


 けれどその手を引くまではその手に向かって歩かなきゃいけない。


 使命感なのか何なのか。わからないが。


 

 今はそれだけに集中せざるを得ない......

何やらまた謎が増えましたね......一体誰なのか、そしてどこなのか......

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