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魔女の364日  作者: Catch262
129/364

魔女の129日目

アルジャニア編スタートです!

 今日は旅をするのは最適の日かの様に太陽が朝だぞっと起こしているかのように、私の顔めがけて太陽の光が降り注ぎました。そんなに焦ってもすぐにはアルジャニアに着きませんよ。


 太陽のせいで予定より早く起きてしまいましたが、まぁいいでしょう。早起きは三文の徳と言いますし......正直今日は寝ていたかったです。


 起きてしまったものは仕方ないので朝食を食べてアンラウに向かいましょうか。荷物もあるので箒ではそんなにスピードも出せませんし、ゆっくり行くつもりです。


 因みに地下鉄の発車時間はライ(14時)だったはずです。なので早く行っても少し時間があるんですよね。まぁ地下なんてそうそう行かないのでいい経験です。


 あ、ヴァルガンの所に行っておきましょうか。オルウルが来てないって言われても困りますし。面倒ですけど......


 朝食を食べて家を出る準備をし、準備が終わったらオルウルを頭だけ出るようにカバンに入れて箒に乗りアンラウへ向かいます。その前に工具屋ですね。


 「やっほー」

 「なんだ。今日はあんたのほうか」

 「いやね。私も来るべきじゃないと思ったんだけど、一応行って置こうと思って。今日から出かけてくるからしばらくオルウルは来ないよって」

 「そりゃご丁寧にどうも。」

 「それじゃ、」

 「おう。楽しんで来い」


 ヴァルガンはとてもいい人ですよ。正直に言ってしまうと......まぁ魔女を嫌う気持ちはあるみたいですがね。


 そしてアンラウを目指して箒を飛ばします。荷物だけは落ちないようにしっかりと箒に括り付けたんですが、落ちそうで怖いです。


 何度か落ちそうになりましたが、それでも何とか食い止めてようやくアンラウの門が見えてきました。


 「おはようございます」

 「おはよユノライさん。アルジャニアに行くんだって?楽しんでおいでね」

 「情報が早いですね」

 「そりゃ噂が広まるのは早いよ。そしてその荷物を見ればある程度分かるよ」

 「そうなんですか。まぁ楽しんできます」

 「うんうん。気を付けてね」


 門番さんと別れ、地下鉄に続く道があるところに向かいます。正直ここからかなり歩くので結構大変です。


 地下鉄に続く道はアンラウの中で5つだけなんですよ。結構広いのに入り口は少ない割には地下はかなり盛んだとか。


 その道を目指して数時間ようやく入り口にたどり着きました。地下へと続く階段。その上には地下への道と書かれています。なんかダンジョンの入り口みたいですね。RPGでも始まるんですか?


 階段を1歩降りる度その足音が響く。そして降り切った先には扉がありました。開けてみると街の中心街かと思うほどの賑わいでした。すごい人ですね。


 『地下鉄はこちら』という看板を見つけ、それに沿って歩く。正直に言いましょう。大抵の人は地下鉄を利用します。それなりのお金がしますが、それでも他の街に行くとしたら移動手段にまず地下鉄でしょう。歩いていく人は旅人とか移住とかそんな感じです。


 なので門はたまになんです。地下鉄があるから門を利用する人が少ないんですよね。まぁ楽でいいんですがね......


 「あの、すいません。地下鉄に乗りたいんですが」

 「切符はお持ちでしょうか?」

 「はい」


 私は駅員にバイトの帰りに買っておいた切符を渡します。駅員はその切符を見た後「ユノライ様ですね。110番席へどうぞ」とだけ言って切符を返してくれました。


 地下鉄の中に入るとホテルの中のように部屋ごとに分けられていました。そして今ここが061なのでもっと奥ですね。


 それにしても広いですね。部屋の中はどうなってるかわかりませんが、部屋ごとに区切られているとは......まぁ夜間をここで過ごすので当たり前と言えば当たり前なのでしょうか。


 歩いていると110番の部屋を見つけました。2人部屋です。そうです。アルエファと合流したときアルエファもここの部屋を使うんですよ。


 中に入ってみると普通に過ごせそうな広さの部屋がありました。風呂も付いていて洗面台もある。ベッドもあるし快適そうですね。


 まぁ実を言いますと、100番以降はVIPルームなんですよ。アルエファの奢りだそうです。まぁそんなことしなくても魔女特権でしょうね。


 部屋に入り椅子に腰かけた時に動き始めました。ここからは明日の昼?までこの状態です。


 私とオルウルは部屋でゆっくりと過ごしているとアナウンスが流れ始めました。


 「皆様ご乗車頂き誠にありがとうございます。夕食はソウレイ(18時)になられましたら各部屋にお運びいたしますのでそれまでごゆっくりとお過ごしください」

 

 それなら少し寝ましょうかね。かなり歩いたので疲れました。


 コンコン


 ドアを叩く音で私は目を覚ましました。


 「夕食をお持ちいたしました。ごゆっくりお召し上がりください」

 

 そう言って渡されたのは弁当でした。いわゆる駅弁かな?とりあえずオルウルにもご飯を上げて食べましょうか。


 ......うん。まぁ美味しいです。何と言うか、普通に外食するよりは美味しいです。でも私に比べたらまだまだですね。まぁ弁当なので仕方ないかもしれませんが。


 食べ終わったら容器は捨て、風呂に入りましょうか。ちゃんと日記も持ってきてますよ。


 『初めて地下鉄に乗った。部屋がVIPルームなのでかなり快適だ。明日はアルエファと会うのか......』


 風呂も入り、日記も書き終えた。明日の朝食はレアル(8時)に来るみたいだ。


 それじゃ、さっきも寝ましたが、もう寝ましょうかね。結構疲れてますし......


 それではおやすみなさい。また明日。

 見ていただきありがとうございます。 


 いよいよアルジャニア編始まりましたね。まぁまだアルジャニアには到着してませんが......アルジャニアがどこにあるか分からない方は1日目をご覧ください。それではアルジャニア編をお楽しみください!


 感想やアドバイスがありましたらコメントまで

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 明日もお楽しみに!

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