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魔女の364日  作者: Catch262
106/364

魔女の106日目

......普通の日というより最悪の日かもですね。

 おはようございます。シュロシルです。久しぶりにこの始まり方で1日がスタートしますよ。たまには楽をして生きたいものですもんね。


 さて、今日は特に何も考えていない暇な日です。というか、今月はかなり暇ですね。多分。この後何もなければ......正直このまま何もないほうが嬉しいんですけどね。


 まずは朝食を食べましょうか。そのあとはオルウルが外に行くので家事をして、暇をしましょうか。


 朝食を食べ終わり、オルウルは窓から外へと飛び立ち私は家事をします。いつも朝食に食べているのは市販のパンなので洗い物が無いんですよね。正直あったほうがやることができていいんですけどね。


 家事も一通り終わり、時間はメグライ(12時)になりました。


 コンコン


 ほら、丁度家事が終わった時に誰か来ましたよ。面倒ごとは避けたいんですね。でもだからと言って出ないのもどうかと思いますよね。


 「はーい」


 ドアの前に立っていたのは熊のぬいぐるみを持ったまだ8歳ぐらいの女の子でした。


 「どうかしたの?」

 「ままとぱぱがいなくなったの......」


 女の子は今にも泣きそうな声で言いました。要は迷子でしょうかね?

 

 「安心して、見つけてあげるからね。いつ消えたの?」

 「さっきやすむっていって車から降りて少ししたらいなくなってた」

 「どっちの方から来たの?」

 「あっち」


 少女はアンラウの方を指さしました。ということはアンラウの人で観光にでも出かけたんでしょうかね。或いは......最悪なパターンは捨てておきましょう。


 「車の色は覚えてる?」

 「あか。だったような気がする」

 「わかった。ちょっと待ってね」


 とりあえずオルウルに探してもらいましょうか。時間がそこまで経っていないならそう遠くには行って無いでしょう。


 口笛を鳴らしてオルウルを呼びます。近くに居たのか、すぐに戻ってきました。


 「赤い車を見つけたら教えてほしいの」


 オルウルは首を縦に振りまた飛んでいきました。人間の言葉が通じるドラゴンってどうなんですか。今更ですけど。


 「いまのなに!」

 「今のはね。私のペットなの」

 「飛んでたし、見たことなかった!」

 「あとでゆっくり見るといいよ」


 一旦家の中に入りゆっくりとさせる。オルウルが戻ってくればいいんだけど......

 

 不安を抱えているとオルウルが予想よりも早く戻ってきました。やっぱり早かったですね。


 「よーし。箒に乗って。飛ぶからね!」

 「え!空を飛べるの!」

 「そりゃ、魔女だからね」


 オルウルが誘導して車のところまで案内してもらいました。案内された場所には確かに赤い車が一台ありました。少女にも確認してもらったらその車であっているそうです。


 「すいません。あの少女の保護者でしょうか?」


 私は箒から降りて近くに行き話しかけました。男性1人と女性1人です。


 「あー。届けてくれたの?でもごめんね。もういいんだ」

 「......はやりですか」

 「大体察してはいたのか。話が早くて助かるな。お前さんもあの子を無視していいから」

 「......」

 「それじゃ、わざわざありがと」


 車を出発しようとしたときに私は流石に頭に来たので魔法を使いました。


 『動きを止めよ。我が指示するまで動くな』


 車と中に乗っていた親は動きを止め、挙動不審になっていました。


 「まさか。魔女か」

 「ご名答。ごめんなさいね。流石に頭に来たもので」

 「だったら先に言ってくれればいいものを。なんだ?金か?」

 「......いい加減にしろ!子供の気持ちも分かろうとしない親が!育てれないんだったら生むな!子供のことも考えないで!あの子は親を探すためにどれだけ歩いたかわかってるのか!」

 「うるさいな。仕方ねえだろ」

 「仕方ないで済む問題じゃない!生んだからには最後までしっかりと育てる義務があるはずだ!」

 「生まれてきたもんは仕方ねえんだよ。どうしようもできねえだろ」

 「......」


 パチン、私が彼の頬を叩いた音が静かに響いた。暴力は正直振るいたくなかった。


 「そうですか。もういいです。あの子は私が責任もって保護施設に預けます」

 「叩いてやっと気が済んだか。じゃあ早く解放してくれ」

 「......私が何の魔女か知ってますか?」

 「そんなの知るか。もう早く行かせろ」

 「×××の魔女です」


 その瞬間車に乗っていた2人の顔が真っ青になった。そりゃそうだろう。


 「悪かった。俺らが悪かった!あいつもしっかり育てる!だから許してくれ」

 「......」

 「すまないことをした。もう一生こんなことはしない。だからどうか......!」

 「......『  』」


 ......さて。あの子をアンラウの保護施設に送りましょうか。


 「ほら、箒に乗って、ちょっと別の場所行くよ。オルウルは家に帰ってて、もう暗くなってきたから」

 「あれ?ままとぱぱは?」

 「人違いだったから一回アンラウに戻ろうか」

 「うん。わかった」


 そのあとはアンラウに行き保護施設に色々と説明してました。


 「魔女のお姉ちゃん。ありがと」

 「ううん。いいんだよ。元気、でね」

 「うん。またね!」


 少女が、見送ってくれて、私は家に帰りました。


 なんか。食欲さえも、ありません。もう今日は寝ます。最悪の日、になりましたね......この世の中にはああいう、人間が沢山いるから、困りますよね......


 それでは、おやすみ、なさい。また......あ、した......

 見て、いただき、あり、がとうご、ざい......。 


 打っているうちに色々と思う場面が出てきてしまいました。その結果このような物語になってました。まぁ後悔は一切してませんが、ちょっと悲しくなりますね......そして、なぜかおかしくなり始めてますね......(ここだけ普通なのは許してね)


 感、想やアドバ、イスがあり......ましたらコメ、ントまで

 高評......価、ブック、マークお願い......します


 明日m......

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