魔女の１０３日目
今日が何の日か忘れていました！
アラームの音が部屋に響き渡り、私の耳に入ってきた。それに気が付きアラームを止める。レアル（８時）だ。
ん......？レアル（８時）ですね。今日コザルダー（金曜日）ですよね......まずいですね。これは......
私は慌ててパンを手に取り急いで外に出て箒に乗りアンラウへ向かいます。遅刻なんて初めてですよ。
風を切るほどの速さでアンラウへ向かいます。新しい箒はこのぐらいのスピードでは音を上げませんよ！
門が見えたのはサッシ（９時）でした。何とか間に合いましたね......
「お、おはようございま......す」
「ん？シュロシルか。どうしたの？」
「ア、アルエファ？おはよ」
「うん。おはよ。こんな朝からどうしたの？そんなに慌てて」
「いやね。バイトの時間が間に合わないかと思って......起きたのレアル（８時）だったから」
「こりゃ寝ぼけてるね。それじゃ私はもう帰るから」
「？うん。またね」
アルエファは門番との話も終わった後で歩いてゆっくりと帰っていった。少しの間滞在していたね。
すぐにバイトに出ますか。バイトはコウ（１０時）からなので急ぎましょか。
「おはよユノライさん」
「おはようございます。今出ますね」
「うん。出るのはいいんだけどね。先程のアルエファさん？が言っていたように寝ぼけているみたいよ？」
「それはどういう......？」
「時計を見てみなさい」
門番の人に言われて見てみると針はローツ（６時）を指していました。これはやらかしましたね。
「今日ってコザルダー（金曜日）ですよね？一日寝ていたとか無いですよね？」
「うん。そこは大丈夫だと思うよ。今日はコザルダー（金曜日）で、時間はローツ（６時）」
「今日はエイプリルフールじゃないですよ？」
「そうね。もう過ぎたもんね」
「......」
今がローツ（６時）ということは起きたのはクイレア（５時）ですね。いつもと変わらないのになぜか寝ぼけていたんですね......どうしましょうか。
「もう、私が出るのでいいですよ......」
「そう？休んでてもいいんだよ？すごい急いで来たみたいだし疲れているでしょ？」
「いえ、もう仕方ないので出ます」
「そういうことならよろしく」
交代しいつも以上に早く出勤することにしました。どうせこの時間だったら暇でしょうし、大丈夫でしょう。特に支障はないです。強いて言えば眠たいかな......？
その後の午前中は本当に門を通る人はおらず、かなり暇な日でしたね。こうやって待っている時間より暇な事ってないですよね。
門を見ると少し光に反射するんですよね。しっかり見てみると雨に濡れた後ですね。街中にも水溜まりにはなってませんが、濡れている箇所があるので昨日の夜でも降ったんでしょうかね？
寝ている時の私は全然起きないんですよね。なのでアラームも特注品ですし......
さて、午後の部も暇して頑張りましょうか。と、気合を入れた瞬間でした。向こうから雨雲が近づいているのがわかりました。これは降りますね。しかも通り雨じゃなさそうですね。
案の定雲が上に来た辺りで大雨が降ってきました。しかも少し氷なんですよね。当たると痛そうですね。アルエファは歩いて帰っていましたが大丈夫でしょうかね？雨に打たれていなければ良いのだけれど......
この雨で午後も人は来なく、街の中もより静まり返ってました。家から出る人はおらず、雨の音だけが聞こえる。少し神秘的でしたね。帰りましょうか。
雨に当たるのは嫌なので魔法を使いますか。傘忘れましたし......
『雨よ。我を避けて降り続けよ』
便利魔法ですね。今日は魔女っぽいですね。箒に乗ったり雨を避けたり。この魔法結構便利なんですけど、意外と体力持っていかれるんですよ。
今日の晩御飯何にしましょうかね。朝急いでてパンもろくに食べてませんし、パンでも食べましょうかね。晩御飯にパンもありだと思うんですよ。
大雨の中ようやく家に着き一呼吸置く。
「ただいまオルウル。今日は雨だったわ。今ご飯作るね」
作るといっても出すだけですがね。パンも作るわけではないのですぐに食べれますね。食べ終わったら風呂に入って寝ましょうか。なんか急ぎすぎたせいで疲れました。
『起きたらレアル（８時）だと思って急いで街に行ったらローツ（６時）だった。人は来なかったものの、大雨が降ってきた』
今日は本当に焦りましたね。明日はそんなことが無いので大丈夫ですね。それじゃあ明日は何をしましょうか。
最近髪が伸びてきた気がするんですけど、切ったほうがいいですかね？けれど、そろそろ切りに行ったほうが良いですよね。考えておきましょう。
それじゃ私は寝ます。
それではおやすみなさい。また明日。
見ていただきありがとうございます。
なんか最近やけに眠たい作者です。これ書いたら寝ようかな......
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