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6 山口 卓巳

 僕の名前は山口やまぐち 卓巳たくみ

 ある日の昼休み時間に床が光輝き魔方陣のようなものが浮き上がり教室にいた者達が光に飲み込まれて行く光景を見た時『これはもしかして異世界召喚?やっと本当の僕になれる‼』歓喜したと思ったら意識がなくなる。


 そして目が覚めると豪華な部屋の豪華なベッドに寝ている僕がいた。そしてしばらくするとメイドらしき人が部屋に入ってきて僕を見ると

「お目覚めになられたようですね⁉勇者様!」

『勇者?僕が?』「勇者?って僕がですか?」

「ハイ‼勇者様。私は勇者様のお世話をさせていただいているメイドのカトレイアと申します!」《ニコッ》と笑顔を見せる。

 みるみる内に顔を紅くさせながら卓巳は、

「ぼっ、僕は、山口 卓巳といいます。よろしくお願いしますカトレイアさん。

 ところで、ココはどこなんですか?」


「ここは、インシュアランス王国国王様の別邸です。他の勇者様達も別室にてお休みになられておりますが、何人かの勇者様はお目覚めになられて、エントランスルームにいらっしゃいますがどうなされますか?」


 山口 卓巳はカトレイヤより“勇者様”と呼ばれたことにより自分が異世界に召喚されたと確信をした。そして自分の他にも勇者が召喚されており、自分がいじめられている境遇がラノベによれば最弱から最強になれると。


 そしてラノベのように卓巳は当たり前のように念じた。『ステータス』と。

 すると卓巳の目の前にゲームウインドウの画面のようなものが表れ


 名前 タクミ=ヤマグチ(山口 卓巳)

 種族 人間族

 年齢 17歳

 性別 男

 Lv. 1

 武器 なし


 HP:226 / 226

 MP:124 / 124


 筋力:170

 知力: 98

 防御:140

 敏捷:135

 器用:180

 魔防:140

 運 : 54


 《ギフトスキル》

 言語理解

 鳥獣戯画ちょうじゅうぎが:Lv.1

 鑑定:Lv. 1


 《スキル》

 剣術:Lv.1

 闇魔法:Lv.1


 称号

 異世界の勇者

 女神の加護


『何で?称号に勇者とかあるんだ?

 “巻き込まれた者”とかそんな称号じゃないとおかしいのに』


 そんなことを考えながらカトレアに案内されていた卓巳はいつの間にかエントランスルームに着いておりカトレアの声で我にかえった。

 そこには先程カトレイヤが言ったとうり何人かのクラスメイトや朝霧先生がおり、卓巳が来たことに気付き朝霧先生が声をかけてきた。 


「山口も起きてきたのか⁉よかった‼

 後は、九重ここのえだけか」

「えっ?九重君は起きてきていないんですか?」

「ああっ。まだだな」


 九重 龍牙。僕が町田たちにイジメられていると助けてくれる偽善者だ。

 どうせなら半殺しにでもして学校に来れなくしてくれればいいのに!おかげで“九重”がいない所で殴られたりしていた。いい迷惑だった。

 だが異世界に召喚されたから、しばらくはいじめにも耐え忍ばなければならない。そして“俺”は最強になっていくハズだ。。そして俺をイジメていた町田たちに復讐をしてやらないといけない‼


 そのためには、今の俺が使える能力スキルがどんなものか把握しなければならないだろう⁉

 ふと、気になって朝霧先生を鑑定してみた。

 スキルが実際に使えるか試してみたいのもあったので、『鑑定』と念じてみたら、

 自分のステータスを視た時のようにゲームウインドウの画面のようなものが再び表れた。


 名前 マリカ=アサギリ(朝霧 茉莉華 )

 種族 人間族

 性別 女


 と、表記されており俺は慌てて周りを見たが誰もこの画面には気が付いていないようだ‼つまりこの画面は俺にしか見えていないことになる。俺は他にも何人か鑑定をしてみた。


 名前 マナミ=キノシタ(木下 愛実 )

 種族 人間族

 性別 女


 名前 サナエ=ソラヤマ(空山 早苗 )

 種族 人間族

 性別 女


 以上の事から俺が使える鑑定は相手の名前、種族、性別までが分かると事が分かった。俺の鑑定レベルは1だからレベルが上がればさらに詳しく観れるようになるはずだ‼


 言語理解はそのままだろう⁉この世界の言葉や文字を理解する能力。カトレイヤさんの言葉は理解出来るし、文字も読めるハズだ。そうじゃないとここを追い出された後、冒険者ギルドに登録出来ないかもしれない。でもよくあるそこで美人やケモ耳の受付嬢に代筆からのロマンスが始まるパターンかもしれない。

 いずれは、かわいいケモ耳奴隷も手に入れて、クラスメイトや先生とハーレムを築かなければならないから、読み書きは必須だろう。出来なければ勉強しよう❗


 そのようなことを考えていると偽善者の九重が起きてきたようだ。

『ん?誰だあの女達は?』九重に近づき話始めた者達を見ていると、朝霧先生も九重の元に行き話始めた。


 俺は二人の美少女が気になり、とりあえず鑑定を使ってみることにした。名前だけだろうとなんかかしらの情報だろうからだ。『鑑定』


 名前 ムスビ=ココノエ(九重 結 )

 種族 人間族

 性別 女


 名前 ジュリ=ココノエ(九重 樹里 )

 種族 人間族

 性別 女


 名字が九重ということはアイツの姉妹か?

 結構な美少女じゃないか❗『よし❗九重は気にくわないが、あの二人はいずれ俺のハーレムメンバーに入れてやるか』


 九重達を見てハーレムメンバーの候補を選んでいると、女神様かと思う金髪の美少女が現れ話始めた。

「勇者の皆様、私わたくしはこの国インシュアランス王国の第二王女アリアーゼ=インシュアランスと申します。突然この世界にお呼びしてしまい申し訳ありません」


 彼女の話を聞きながら俺は『鑑定』と念じる。


 名前 アリアーゼ=インシュアランス

 種族 人間族

 性別 女


 やはり、名前しかまだ鑑定ではわからない。

 この国の第二王女は明日には王様がすべて説明してくれると言っている。まあ、明日を楽しみにしましょうかね。


 そして解散になったので、再びカトレイヤさんの案内で部屋に戻りる途中でいろいろ鑑定しまくったらレベル2が上がり前を歩いていたカトレイヤさんを視てみた。


 名前 カトレイヤ

 種族 人間族

 年齢 19歳

 性別 女

 Lv. 9


 なんと年齢とレベルが観れるようになった。

 しかし、いろいろ視まくったせいだろうか頭痛がしてきて部屋に着き次第カトレイヤさんに「しばらく寝ていたいので起こさないように」お願いして、ベッドに寝ている。

 眠気がしてきたので寝ようと思う。

 残りの能力スキルについては明日王様の話を聞いてからでもいいかな?と思いながら。




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