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彼女いない暦19年?の半龍に天狗記者が嫁入り  作者: とにみらい
第1章 ようこそ新参さん、ここが幻想郷です
7/10

第五羽 文家に行こう1

なんか一日に二話投稿とか・・・明日仕事で良からぬ事が起こりそう・・・

――10分後――

 流石に正気に戻った文と虎菟。そしてちょっと疲れたような後姿の由季乃を見て、今更ながらフード付きのコートを着ていてあまり素性が分からないと気づいた虎菟であった。そして今聞いたのだが、天魔達の用とはどうやら今日大天狗達が集まって内容は分からないが話し合うらしく、その為こっちに居るはずもない太郎坊が来ていたとの事らしい。

 

由季乃「――そういう事情があった訳なのですが、他にご質問はありますか?」

虎菟「んー・・・後は特にないな」

文「それにしても大天狗総動員で話ってのも不思議というか妙ですよね」

虎菟「そうだなー。ついでにこの枷も外してくれたら違和感も解決なんだけどなー」

文「駄目ですねー、そんな危ない事する筈無いじゃないですか。まず私の家同僚1人と部下・・・特に椛が居るので会ったら何するか分からないので絶対に外しません!」

虎菟「・・・チッ。・・・・・・やらねぇーよ、もうめんどくさいし」

文「じゃあなんで舌打ちなんかしたんですか」

由季乃「・・・・・・少し前まで殺り合っていたと聞いていたのですが、御2人は仲がよろしいのですね」

文・虎菟「「いや、全然よろしくない(です)」」


 誰がどうみたって茶番ネタを披露してる漫才師にしか見えない光景やる二人とそれを少々呆れた感じに見ている由季乃。内心椛とかいう奴に会ったらどう甚振ってやろうか考えている・・・そんな中、そこに有るようで無いやけに変な空気を感じ辺りを探る虎菟だが、特に変化が無い上に2人は気づいていないという一番最悪で危険な状況だった。しかも少しづつではあるが近づいて来ているのを感じた。

 流石に妙な行動をしている思ったのか、こちらを向いて文が話しかけてくる。


文「・・・・・・あの、どうかしました?」

由季乃「射命丸様のご自宅でしたら着くまでもうしばらく掛かりますが・・・・・・」

虎菟「あー・・・いや。いやな感じがしてだな・・・・・・。君達は感じないか・・・?」

文「いえ、特に感じませんが・・・」

由季乃「私もそのような感覚は無いです」

虎菟「・・・・・・そうか、ならいいん・・・・・・っ!」

 そう言い終わる前に、自分達の周りがその妙な空気に囲まれしまっていたことに気づき、2人に向けて小さく呟く。


虎菟「・・・おい、2人共止まれ」

文「え?今度はどうしたんですか?」

虎菟「いいから、じっとしてろ。あとあまり音立てるなよ?」

文・由季乃「「は、はい」」

虎菟「んで、ゆっくりで良いから俺に寄って来きてくれ」

文「こ、これでいいんですか?」

 突然血相を変えた虎菟を見て2人はかなり危険な状況にあると悟り、言われた通りに静かに虎菟と当たるくらいまで近づく。それを確認すると「あぁ、OKだ。・・・・・・舌噛むなよ・・・・・・?」と2人に放つのと同時に、文を尾で由季乃を枷の付いた腕で上手く抱きかかえて縮地でその場から離れる。

 するとさっき居た場所に怪しい影と無数の穴が開いていた。


文「なんですかあれ!」

虎菟「んなの知るか!!とりあえず逃げて振り切るぞ!」

由季乃「私は戦闘向きではないので、よろしくお願いします」

虎菟「ま、マジか。・・・・・・そりゃー困ったなぁ」

文「あのー、どんどん影が近づいてくるんですけど!」

虎菟「あ゛ぁ゛!2人共歯食いしばれよ!!!!」

 そう言うと逃げる足を止め、怪しい影の方に向き直り――


――『テール格差デバイト』!!

 そう叫び虎菟が地面を蹴った瞬間、目の前が数十メートルはくだらない地の柱が怪しい影もろ共地形を変えるほどの数が聳え立っていた。


虎菟「よーし、逃げるぞぉぉぉ!!!」

文・由季乃「「・・・・・・」」

 何が起こったのか全く整理が出来ていない2人にかまわずただひたすら目的地へと脚を進める虎菟だった。


とりあえず次の話では久々に椛が登場してデレデうふふになるかも。そして由季乃が爆弾発言します。



なんでもいいので気軽にコメントしてくださいね~

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