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彼女いない暦19年?の半龍に天狗記者が嫁入り  作者: とにみらい
第1章 ようこそ新参さん、ここが幻想郷です
6/10

第四羽 初歩

昨日僕と同じく絵を描く友人と久々にコンタクト取ったら、結構挑戦してる上にギャグセンスとか上がってて発狂しかけたのでその勢いで書きました。

太郎坊「あのさ、マジで言ってんの……?」

虎菟「だからー、マジだっつってんだろ?じゃなかったらこの姿(第三羽 前章の後半の文を推奨)になってないだろうがよぉ……」

天魔「……ということは"あの子"ではなく"君"が主導権を握ったのかい?」

虎菟「いや……主導権は半分向こうに取られたまま……だが、向こうが目覚めるまではこのまんまだな。……まぁ、"あいつ"が起きることはないかもしれないがな……」

 そう答えたら、何だか胸を締め付けられるような感覚がした。

 その話を聞いていた天魔も何かを察したようだった。

天魔「……そうか……やはり君の封印が解けたのは、あの子力が弱まっている証拠なんだろうね……」

虎菟「…………」

太郎坊「……まぁ……なんだ……?そう落ち込むんじゃねぇーよ、遅かれ早かれこうなるのは分かってただろ?というより今まで良く消えなかったと褒める所だろうが」

虎菟「……そうだな……」

 太郎坊も下手なフォローを入れてくる。

 この時文は話に全くついていけず、硬直した体をさらに硬くしてただずっと聞いているだけだった。しばらく沈黙が続いた後、天魔が虎菟に向けて話し始める。


天魔「なあ、久々に私の屋敷に来ないか?あそこならまず襲いにくる奴は居ないし、少なくとも牢獄に居るよりかは安全だぞ?ご飯も出すし。」

虎菟「…いや、気遣いは無用だからr」

天魔「…来・な・よ?」

虎菟「ア、ハイ。」

太郎坊「なー、俺も混ぜてくんね?行く当てねぇーんだわー」

天魔「うっせ!!あんたは此処来るときにナンパしたうちの部下の所か私の秘書達の所にでも行ってろ!!」

太郎坊「えぇっ!酷くね!?俺の扱い酷くね!!?というかナンパしてねぇし!!まずお前の秘書んとこ行ったら色々と不味いことになるから行きたくねぇわ!!!」

 たった数秒で一気にシリアスがシリアルへと激変した。


 うーん…なんだろう物凄くこの場から立ち去りたい!!というよりこんな状況なら私に限らず誰だって気まずいし、逃げたくなるわ……。てか、なんか天魔様(※女性です)が必死というか乙女チックというか……こんな姿見たことないわ。と文は内心思っていた。


虎菟「…あー、んで射命丸ちゃんどうすんの?俺等と一緒に来るんかい?」

文「あっ、いえ……」

天魔「いや虎菟、そんな事したら今以上に文がストレスマッパで寝れずに日をまたぐことになるから止めてやってくれ」

太郎坊「……んじゃぁさ、この文って奴ん家に虎菟泊めればいいんでねかぁ?監視も含めてよぉ、そうすればストレスマッハになる事もねぇだろぅ?」

 その言葉が場を通り過ぎた瞬間、氷河期の如く瞬間的に沈黙が現れた。

虎菟・天魔「「……お前……珍しく冴えてるのな(のね)」」

太郎坊「んだと!真面目になっちゃぁダメってぇのかぁっ?!」

文「いやそこまでは……言ってないと……思いますよ?」

太郎坊「なんで疑問形なんだよぉ、何か心配になってきたじゃねぇか!」

文「ふぇぇぇ・・・・・・そんな事言われても・・・・・・」

虎菟「・・・んで俺はどっちに泊まれば・・・・・・」

 と返答を求めようと言葉を投げる――だが戸を開けて入ってきた天魔の使いの入室によって行き場を失った。

 どうやら何かあったようだか・・・・・・。


天魔の使い「天魔様、ただ今全国代表四十八天狗の方々が総員縁談場にてお見えになりました。」

天魔「・・・・・・そうか。ようやく集まったか・・・・・・向こうから話を持ちかけておいて、総員集合するのに一刻も掛かるとは。大天狗が聞いて呆れるな」

太郎坊「まぁ、殆どが平和ボケして鈍りに鈍った名だけの老いぼれだからなぁー」

天魔「ったく困ったものだ・・・・・・。それじゃ、すまないが我々はこれで失礼させてもらうよ。あと、何かあったら文か後で来る使いの者に聞いてくれ。」

太郎坊「ほんじゃまぁ、また今度もつるんで酒でも飲み交わそうぜー、んじゃーなー」

天魔の使い「・・・・・・それでは小野町・・・様、どうぞごゆっくりなさってください・・・・・・」

 失礼しますと小さな声と同時に彼女等は退室していき、この場に文と俺は取り残された。それにしてもなぜ使いの者が名を知っていたのだろうという疑問が一瞬頭に浮かんだが、ものの数秒で泡のようにすっかり消えていった。



――3分後。なお沈黙が現在進行形で今まさに石器時代へと突入しそうなこの空気の中、一人の換気という名の入室によりそれは免れた。



天魔の使い2「大変お待たせしました、天魔様の使いを勤めています由季乃ゆきのと申します。以後お見知りおきを。」

虎菟「あぁ・・・宜しく。俺は・・・・・・」

由季乃「小野町・・・様で宜しかったでしょうか?」

虎菟「え、まぁ・・・そうだが。それよりまだ名乗ったこと無い気がするんだが?」

由季乃「その事でしたら、私が使いになりたての頃から天魔様が良く小野町様のお話をされていたので・・・・・・」

虎菟「そ、そうか・・・・・・」

文「なんか想像できないですね、そんな天魔様」

虎菟「まぁ、あいつはクール&ビューティー系だからなぁ・・・・・・。それより、由季乃・・・ちゃん?ちょっと聞いていいかな・・・・・・?」

由季乃「はい、なんでしょうか?」

虎菟「・・・・・・その背中の荷物は・・・・・・なにかな?」

由季乃「これですか?小野町・・・様用の荷物です。」

虎菟「お、俺・・・の・・・・・・?」

由季乃「はい。小野町様の着替えや、少々古いですが天魔様様からお借りした小野町様の身長・体重・筋肉の発達具合・好みやスリーサイズから【アレ】の大きさや感触まで事細かに書かれた書物が入っております」

文「・・・・・・」←内心良いネタだなって思ったが、最後の部分を聞いて思考停止中。

虎菟「え゛ぇ゛っ。ち・・・ちょっと待ってくれ、俺天魔とは一番付き合いが長いと思ってるが・・・そんな書物があるなんて初耳なんだが。てか最後に関してはどうやって調べたんだよ!!」

由季乃「それに関しては私も存じかねます」

虎菟「・・・・・・なんかあいつと会うのが怖くなってきた」

由季乃「・・・・・・まずは射命丸様のご自宅へ行きましょう、案内は・・・・・・射命丸様に代わり私が勤めますので逸れない様にお願いします」


 それから部屋を出て、由季乃の後をまるで魂が抜けたようにボーっとしながら虎菟の鎖を持って歩く文と、そのうち剥製にさせて飾られるんじゃないかと天魔に対して底知れぬ恐怖を覚えながら歩く虎菟。そんな二人の様子を見て由季乃は少し迷いながらも虎菟の手を引きつつ目的地に向かうのだった。


いやー、そろそろオリジナルの漫画ネームの一つや二つ完成させたいですねー。

そして幻想入りして神奈子様と紫様とイチャコラしたいです←オイ






あと更新するのは稀ではありますが「コメントくれるとうれしいなぁ」と思ったりしてます(チラッ

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