第三羽 「龍の落とし子」という地で生まれた半龍 後章
あれですね……日を跨いでこういうのを書いてると話しの展開が飛び飛びになりますよね
…僕だけじゃなければいいけど…
――あれから数時間後――
なんか段々と疲れてきたんで抱えてた天狗(文・椛)達をその場に下ろして素直に捕まる事にした。
途中でここの"天魔"だかと何故か居た"愛宕山太郎坊"だかに話しかけられたが、内容は覚えてない。
そして気づいたら少し錆び付いた鉄格子の牢屋で四肢を枷で束縛されている。
この枷も今すぐ壊すことも出来そうだがその行為自体が面倒というか、眠いから何もしたくない。
そんなことを思いながらしばらく大人しくしていたらあの時の天狗の娘が俺の牢屋の前に立っていた。それを見て虎菟は「捕まってる俺の顔でも拝めに来たんかねぇ……。」と心の中でぼやく。
文「あの……大丈夫……ですか?」
彼女が問う。
虎菟「……自分の心配した方がいいと思うけど?俺に食べられないようにね」
若干話が噛み合ってない気がするなと思いつつ、とりあえず警告はしてみる。
文「貴方からそんな気が微塵も感じないんですけど……」
虎菟「ありゃ、何でばれたし」
文「だってあからさまに何もしたくないって顔してますし、というか雰囲気がぜんぜん違いますし……」
どうやらやる気の無さが顔に出ていたらしい。
虎菟「……そういえば君の名前なんだっけ?」
文「えっ、射命丸 文……ですけど」
虎菟「そうか、んで文に聞きたいんだが……なんでここに太郎坊居んの?」
文「えっと……遊びに来たらしいです」
虎菟「そ、そうか……」
(遊びに来たって……あいつそう簡単に遊びに行けるような立場だったっか?)
文「そういえば、天魔様が貴方を連れて来いって言ってたので、連行しますね」
虎菟「……もう勝手にしてくれや……」
そう答えると鉄格子の扉が開いた。
彼女は俺に近づいて付いてる足枷等を外し、そのあと首輪のような首枷に鎖を付けられた。いやな気分だ。
だが抵抗する気もないので俺は指示に従う。
移動中周りの奴らが俺を見ては何か言っているようだ、そんな中彼女はときどきこちらを見ては声を掛けたり何かを指したりしてくるが、案内でもしてるつもりなのだろうか?よく分からないのでとりあえず適当に相槌をしながら頷く。
けど何回かそれをやって、気づいたら若干不機嫌になってた。
しばらくすると一見変わった戸の前に来た。ここの当主の部屋にしてはとてもシンプルで飾りもなかった。今まで会ってきた奴らは金とか宝石類で装飾していたんだが……。
そして彼女が戸を3回ほどノックし、俺を連れて中に入る。
部屋には天魔と太郎坊が酒を飲み交わしていて、天魔の使いらしき者も居るようだ。
その者の誘導で奴等の前に座る。
そして天魔が目配せすると使いの者が部屋から退室していった。
同じく文も退室しようと立ち上がるが――
天魔「文、お前は此処に居なさい」
――天魔に止められた。
文「えっ?……でも……」
天魔「いいから……いや、頼むから居てくれ……」
今日はやけに弱々しいというか、天魔様の汗の量が半端じゃない。こんなに汗をかく天魔様は始めて見た……一体誰の――
太郎坊「おい、なに突っ立ってんだ!ここに居るからには酒を飲まんかい!!」
文「は、はい……っ!!?」
――「絶対この人のせいだな!!」と文は内心叫んだ。
そんな事を思ってる文を横目に虎菟が口を開く。
虎菟「…んで、なんで太郎坊が此処に居んだ?」
太郎坊「そりゃー遊びに来たに決まってるだろ……"ダチ公"」
まー。相変わらずですね、はい。
虎菟がそんな事を思っていると。
文「て、ててて天魔…もしかして太郎坊様とこの人って……」
振り向くと尋常じゃないくらい文の顔が真っ青になってた。
天魔「あー……、なんというかな…死闘を繰り広げた仲というか…墓友というか……」
文「あと死闘もあれですけど。墓友は…サイコパスというか、なんか気持ち悪くてひどくすごくヤバイ感じがするんですが…というか結構お偉い方ってことは…」
テンパリ過ぎて質問がごちゃごちゃに…。
天魔「だよねー、わたしもそう思う。というか彼らと一緒にされたくなr」
虎菟・太郎坊『『そう言ってるお前も墓友メンバーに入ってるがな!!!!!!』』
2人に回答キャンセルされた。
天魔「い゛や゛た゛よ゛、君達と心中なんてできるか!!」
文「…はははは……。」
すると太郎坊が今までふざけてたのとは一変して急に真顔になった。
太郎坊「……まぁ、話は変わるが…。虎菟…お前"龍神印"の封印はどうした?」
虎菟「それなんだが、術式が古かったのが原因かもしれないが…色々あって"あっちの子"がキレたらなんか融合して封印解けちまったぞ」
…
…
…
…
…
…
…
天魔・太郎坊『『……マジで……??』』
虎菟「マジ」
セリフとセリフの文章、まったく思いつかないです。はい。
それより神奈子様にプロレス技で締めてもらいたい。そしてあわよくば胸とか触りたい。