表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

質問です。


この小説はボーイズラブです。

苦手な方はここでおやめ下さい。





貴方に質問です。


バスケは好きですか?【…はい。】


…バスケが嫌いですか?【はい。】


それは何故ですか?【それはーー】


ーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーー





「しょーーーうっ!おーきーろーーーっ!」


ジリリリと言う目覚ましの音と共に耳元で叫ばれたそれ。


「…耳痛い。」


キーンと頭に響く高い声。

こいつ本当に高3かよ。…俺も人の事言えねぇけど。


「ほら翔っ!朝だよっ!」


そーやって俺を急かすのは兄の悠。

井上 悠イノウエユウ。

そんでもって俺が、翔ショウ。

正真正銘の兄弟だ。


「ねぇゆー今日の朝ごはん何?」


「オムライスだよ〜」


え?やった!オムライスっ!

俺オムライスちょー大好きっ!

特にゆーのオムライスは大好きっ!


やったぁーと喜んでいると、


「今日から俺と同じ学校に行くんだもんな。

だから、朝ぐらいテンション上げないと…な。」


って悲しそうな顔でいったゆー。

そう。今日から俺はゆーの通う男子校、冴島高校に通う。


そこの理事長が俺らの叔父さんで、母さんも父さんもいないおれ達の為に無料で入れてくれるらしい。


「別に…ゆーがいるなら頑張るし。」


ポツリと呟くと、ゆーはパァッと顔を輝かせ弾む声で


「翔大好きだよぉぉぉ!」


と抱きついてきた。

……こー言うところ以外は好きなんだけどなぁ。

まぁでも気分良いから乗ってあげよう。


「ぉ、俺も。」


さっきよりも超小さな声でボソッと呟く。

でも、この距離で届かない事などなくスッと悠の耳に入って言った。


「し、翔っ…ほんと可愛い♡」


ちょっそれどー言う意味⁈

確かに俺は168ぐらいしかないゆーよりも3センチぐらい小さいけど…

でもっ!可愛い顔なんてしてねぇし、

声だって…いや、ゆーよりは高いけど。

でもでもっ!か、可愛いところなんてひとつも…。


「愛してるよ翔。俺が守るからね。」


なんてごちゃごちゃ考えてたけど、ゆーがそう言った途端なんか暖かいものに包まれたみたいにどーでも良くなった。


「ぉ、俺も。ゆー守る。」


「ははっ何から…?でも、ありがと。

大好きだよ。」


ずっと抱き合ったまま大好き、愛してるの言い合い。








今、何時だろ……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ