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※自ブログとの重複投稿です。

「彼に会いに行こう」

 ベッドの上で寝転がっていた私は水色のタオルケットを横にどけて起き上がり、シャワーを浴びて身体を拭いて再び部屋へと戻ってきた。カーテンが開け放たれている窓からは真夏の陽射しが差し込んでいて私は無意識に目を細める。服を着て姿見の前に立ち髪型をセットする。彼と出会った頃より少し伸びた髪の毛が時の流れを無言で私に知らせる。

 髪は伸びる。季節は巡る。私は齢を重ねる。

 そんなごくごく当たり前のことを噛み締めながら、私は髪をゴムで束ねた。

軽く両頬を手で叩く。小さく息を吐く。「よしっ」と呟く。

 さあ、出掛けよう。彼に会いに行こう。



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