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夢見月のこころは、スピカと真珠の花のように

作者: 逢乃 雫
掲載日:2026/03/08

草青む


小径を歩きながら



やわらかな


風を背中に感じて



見上げた空に


浮かぶ雲のパールホワイト



春なずむ


夢見月の大地に



咲きゆく


マーガレットの花が



こころへと


春をちりばめるように



てのひらから


温もる土へとまく



ミントは


かけがえのない時を



未来へ芽吹く


こころの種のように




夢見月の


こころは真珠の星のように



見上げた空を


杏色に染めていく



遥かな


東の空に、きらり



伸びゆく


青麦の穂先から


(そら)へと羽ばたくように



真珠星は


春の光のひとしずく




夢見月の


こころは真珠の花のように



風の(さや)かに


そよめくマーガレット



草青む


小径の先に、きらり



三月に咲きゆく


花はまるで真珠のように




名前のない


花はきっとないように



今日という


一日もきっと


かけがえのないもの



こころに


大切にあたためてきたもの



それは


真珠のように


輝き出す時を待ちながら



今日という


一日はいつでも



描きゆく


未来の、一日目だから




春北風の


吹きゆく日もあるけれど



明日は明日の


風が待っているように



夢見月の


街とこころに



やわらかに吹く


春風は、エールのように




空青む


遥かな道を歩き出す



瞳が見上げた


彼方に、きらり



春なずむ


夢見月の夜空に



浮かびゆく


星のパールホワイト



こころへと


春をちりばめるように



そして


てのひらから


温もる土へとまくような



こころの


種を今日も


胸にあたためながら



夢見月のこころは


スピカと、真珠の花のように















3月の東の空へと上るスピカは、ラテン語の「麦の穂先」が由来で、その輝きから「真珠星」とも呼ばれます。夢見月は、3月のことです。


春にかけて咲くマーガレットは、白い花びらから、ギリシャ語の「真珠」に由来して、「信頼」「誠実」などの花言葉があります。


3月頃に種をまくミントは、葉に爽やかな香りがあり、初夏に咲く花には「あたたかな心」「かけがえのない時間」の花言葉があります。


季節の星や花をモチーフに詩を描かせていただきました。お読みいただき、本当にありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
草青む、春なずむから続く真珠、マーガレット、スピカの連環に心奪われました。 そこから後半の「空青む 遥かな道を歩き出す」へ続くのが好きです。ミントの様に心の種をまく今が未来への道に繋がっている様に感じ…
真珠星と呼ばれるスピカとマーガレットと、清楚な感じがする白とミントに爽やかさを感じました。 だけど春の温かさがしっかりと残っていて、3月という季節がしっかりと感じられるのが素敵ですね。 拝読させていた…
「今日という 一日もきっと かけがえのないもの こころに 大切にあたためてきたもの それは 真珠のように 輝き出す時を待ちながら」という所が、とても前向きになれるような気がしました。 春のやわらかな風…
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