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え?これオーラ大丈夫?

???「やべっ、遅刻遅刻っと」

そんな独り言を呟きながら俺は家の外にエントリーする。

あぁ、やべやべ。自己紹介してなかった。

俺の名前はプライムファンタ、今年からK4nK4n鯖高校、略してK高に進学する高校一年生だ。

まぁまず初日からやりたい事があって、それは..............

ファンタ「K4nK4n鯖高校の全員を手始めに俺の配下にしよっかなーw影の君主って言うか全盛期の君主的なw」

と俺が片方の口角を上げながら呟いた瞬間、後ろから強い気配を感じた。

これはこれは、登校初日から友達イベント来ましたかねー?w

ファンタ「ってえええ!?」

なんと俺の後ろにいたのは紛れもない、

ファンタ「り、りくと!?何でここに!?」

そう、りくとだったのだ。

知らない奴のために言っておくと、俺の弟にして見下神.....

りくと「ねぇ弁当忘れてるけど要らないの?あ、この弁当の中に入ってる鶏肉もーらい」

え?と、鶏肉?

そんな感じで俺がりくとに掌握されていると、俺の横を誰かが通り過ぎて行った。

俺とりくとのプライムすぎる会話をしてる途中に横切るなんてどんな奴かと見てみると、

ファンタ「うええぇ!?あいつ、なんかあへ顔してたくね!?やばくね?やばくね?それやばくね?」

てかやっべ!時間ねぇじゃん!早く行かねぇと!

ファンタ「ごめんりくと!このポテトも上げるから許して!」

りくと「ポテト?まあそれならいいけど、帰りにマックでポテトとコーラ買ってくるのも忘れないでよね?」

ファンタ「わ、分かったよりくと、それじゃあ行ってきます......」

そう言いながら俺は学校に向かう。

危ねぇ、流石にまた掌握されたくないし帰りは鶏肉も買って帰るとしますか。




そうして俺は学校に着いた。

だが、学校に着いたはいいものの、人だかりができていて進もうにも進めない状況だ。

ファンタ「ったく、こんな人だかり俺がオーラを展開すれば退かすことくらい余裕なんだけどな」

とか独り言を呟いていたら俺の隣で、

???「あー、あの女の子めっちゃ胸でけー。マジムラムラしてきた」

ん?ん?こいつ大丈夫か?日本の未来のために警察にこいつを突きだそうかな。

そんなこと考えてるうちにその変態は俺の方に来て俺の肩をポンポンと叩く。

???「君、自分がライオンだと思ってるかもしれないけど、井の中の蛙だからあんまり調子に乗らない方がいいよ。チワワ君。」

へ?こいつ口のにおいカッコよすぎじゃね?

ってかこいつ今よく顔を見てみたら、

ファンタ「お前朝あへ顔で登校してたオーラえぐい奴じゃね?」

???「ん?ああ、俺あへ顔してた?いつも無意識にやっちゃうから分かんないんだよね」

おいおいこいつまじ?

ファンタ「お前しゃらすぎだろ......そんなんしてっと彼女とか出来ねぇぞ?」

???「は!?うるせーよ!!」

え?こいつ今のでガチ効きした?

ファンタ「はぁ、まあいいや。俺はもう行くから、じゃあな」

去り際にそんなセリフを吐いて俺は自分のクラスへ向かう。

てか結局あの人だかりは何だったんだ?誰か沖縄ヴァンダル持ってたやつでもいたのかってくらいのひとだかりだったが。

ま、いいか。俺には関係ねーしな。



そして俺は自分のクラスの前に着き、ドアを開けてまずはクリアリングする。

どうやらほとんどは奴らは着いていたらしく、みんな席に着いていた。

そして俺は黒板に席順が書いてあったのでそれを見て席に着こうとする。

ファンタ「ええと俺の席はと、おっ!」

やっべ、窓側の一番奥とかもう俺ほぼ主人公じゃね?

ファンタ「はぁ、まじでかったりぃーww」

いや待て、まだなろう系主人公を気取るのは早計だ。一番大事なのは隣の席の奴だ。

そして俺は隣の席の奴を恐る恐る見てみると、

ファンタ「お、お前教室でもあへ顔してんのはオーラ果てしなさ過ぎでしょ;;」

俺はその光景に思わず涙目になってしまった。

こんなに掌握されたのは今朝のりくと以来だ。

いや、めっちゃさっきじゃん。

???「あ、バレちゃった感じ?ごめんごめん。オーラは抑えてたつもりなんだけど、あへ顔は抑えられなかったみたい」

ファンタ「....................名前をお聞きしてもよろしいですか?」

???「俺の名前?まぁ、俺の名前は堀越........巷ではバレバレ堀越とも言われてるけど好きに呼んでくれ」

その異名大丈夫か?なろう系のモブにいても分かんないくらいの二つ名だけど。

てかあへ顔堀越の間違いだろ、その異名つけた奴マイナスオーラ出すぎ。

ファンタ「まぁ堀越って呼ぶわ。まじで初日から何でこんなに掌握されなくちゃいけないんだか」

堀越「まあこれで終わりならいいけどね」

ファンタ「???どういうことだってばよ??」

堀越「周りを見てみなよ、俺のあへ顔で気づかなかったかもだけど、他にもヤギオーラ展開してるやつが沢山いるぜ?」

ファンタ「ほ、本当だ!!特にあの机にオーシャンアイ持ってきてるやつとかやべーな」

このクラス、ライン越えだな。ラインをマタギスナイパーズするのもいい加減にしてほしいぜまったく。

各々が自分の席でオーラをファームしてるけど大丈夫か?

まあいいか、別にりくとに比べれば大したもんでもないし余裕っしょ。

そうして俺がそう考えているとガラガラガラと教室前方のドアが開き担任らしき人が入って来た。

そして自己紹介を始めようとする。

???「はぁ、マジでしゃらくせえなぁ。おいお前ら席に着け!早くしねーと殺すぞこのヘタレ共が」

え?



そして始まる俺の高校生活。

まだ見ぬゴートな世界をプライムファンタは耐えきれるのだろうか。

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