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第3話

あれから1年近く経ってしまった。

いや、経ってくれたと言うべきか?

僕に死ぬ権利は無いのだろうと思ったから、死にたくなることを忘れる為に檻の中で滑車をくるくる回し続けていた。なるほど、夢中で回した惰性働きただただ回して回して回す事だけを考えて異常な疲労に眠りこける。あんまり回すもんだから少しのご褒美。調子に乗ってもっと回して気付けばご褒美無くても勝手に回す。


生きるも死ぬも僕の勝手。ならば死ね。


母は不幸なひとでした。僕も不幸なひとでした。


あてが外れてばかり。日照り続きでどうにもならず。食べたり風呂に入ったり。それより車にガソリン入れる。それが生活。もうちょっとの辛抱か?何も為さずに一日過ごせば。為すべき事はたくさんあるのに。またこれから。贅沢なんだ。自分と向き合うなんて。瞑想。迷走。走るどころか立ってもおらず、見る事も聴く事もしない。脳がもう少し壊死したらば、生きて行けるのだろうか?

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