第二話 ”武田てつ也さん”だって新幹線の中で”やっちまった”ことがあるらしい・・
いい歳になっても漏らす時は漏らす!
”やっちまった!!”
朝もはよから中年のオッサンが・・
トイレにこもったワタシは頭を抱えつつも迅速に部屋着ズボンとパンツを下すと”残り”を便器の中で済ませる。
尻の穴からは相変わらず”シャーッ”といい音だして”水分”を放出している。
ウチは二人暮らしでカミさんとワタシだけだ。
カミさんはとっくに出勤している。
誰が見ているわけではない。
幸か不幸かワタシは一人暮らしが長かったこともあり”独り身でのパニック”には慣れているつもりだ。
腰を痛めて歩けないときも右手一本で部屋の中を移動していた。
・・という根拠のない自信がある・・
恥ずかしいこと、極端な話、悪いことをしてもバレなきゃいいのだ。
パンがなければケーキを食べればいいのだ。
と考えていたら冷静さを取り戻した。
・・濡れているのはパンツだけでズボンには染みてない・・
ワタシはさっさと尻を拭いて”ブツ”を流すとさっそく、部屋着ズボンとパンツを引き離す。
そして下は”生まれた時の姿”で洗面所へ。
パンツを洗面台の中に放り込みシャワーモードで流しにかかる。
幸いほとんど液体なので洗面台は黄褐色に染まることはなかった。
そしてパンツを洗濯機に放り込み、ほっと一息つくと急いで替えのパンツを履いてトイレの中に置き去りにしたズボンを履くと、もう一度フトンに”シミ”がないことを確認して中に潜り込んだ。
夕方からは仕事があるのだ。
あとは”ラッパのマーク”が、次に目が覚めたころにはきっと効果を発揮してくれるだろう・・
と期待しつつ目を閉じる。
しかしそこからが苦難の始まりだった。
眠れないのだ。
昼前になってもまだ意識はハッキリとしていた。
そしてトイレへ・・
”シャーッ”
相変わらず”穴”からは勢いよく”水分”だけが放出される。
・・”ラッパのマーク”め・・図ったな!・・
なワケないが全く今のところ効果がない。
それに歩くと微かに”漏れ”生じるのだ。
ワタシはトイレットペーパーを”穴”にツッコミ、トイレを出る。
これじゃおそらく仕事にはならんだろう?
会社に”歩くと漏れる”と正直に理由を告げて休みをいただく。
幸い今、人が足りているので”三日ほど休め”との言葉を頂いた。
余談だが・・
”お漏らし”という失態をしてしまったワケだが男女問わずワリと皆、経験がおありのようだ。
ワタシも”ガス”を出すつもりで”中身”を出してしまったことは幾度かある。
走行中のトラックの中で。もちろん”運転手はボクだ”。
まぁ、そういう時は”中身”はたいして”出ない”ので、急いでトラックを安全な場所に止めると、ポケットティッシュやウエットティッシュで素早く”処理”し”モノ”はゴミ袋へ。
こんなこともあろーかとー!
・・ではないが例の”匂い消しスプレー”を股間にかけまくって難をしのぐ。
人生、少し長いコト生きてれば、まぁ・・人知れず何かしらやらかしているものだ。
あの大俳優の”武田鉄也”氏だって似たような状況で新幹線の中で”やってしまった”と告白されていた。ラヂオで。どのように処理されたかは知らんケド、とにかく急いでトイレに駆け込んだとのこと。
話がそれたが”休める””ヤッタ!”と割り切ってしまい、フトンのなかにタブレットをを持ち込んで以前から見たかった昔の”特撮映画”を2,3本見た。
そのまま眠れなくなることも知らずに・・
翌日になるとワタシの腹の中の”ゲリラ”は何事もなかったように撤退してしまった。
どうやら我が”軍”の”ラッパのマーク部隊”が今回も圧勝したようだ。
少し時間がかかったが。
しかし、今回のことが精神的にショックだったのか、自身があまり睡眠できてないことに気づく。割り切って映画やアニメを見まくったのがいけなかったのだろうか?
多分、あの”悲劇”からトータルで4時間ほどしか眠れていない。
期限の三日目、”まぁ、二日間ロクに寝ていないのだからいつもより早めに寝ればぐっすり眠れるだろ”と思い床に就く。
案の定、すぐに眠りに就いた・・が・・二時間ほどで目が覚める。
そしてトイレへ。
ここまではよくあることなので、なにも考えずに床に就く。
そして・・二時間、三時間・・
・・眠れない・・
ワタシは数年前、確かな原因かどうかは未だに分かってないが、睡眠不足と高い血圧(当時普通に180あった。たいして太ってもないのに)で倒れた事がある。しかも仕事が運転手なので非常に危ない。
ワタシは職場に再び連絡。過去のこともあるので会社は”様子を見ろ”と休職させてくれた。
この一年、血圧は低い時で120を切るし高い時でも150前後だった。通っていた”内科”にも行かなくなり(ちょっと遠いのだ)勝手に薬もすっかりやめていた。
・・それがよくなかったのか?ついこの間まで最低、六時間は熟睡していたのに?・・
ワタシはまだ残っていた”精神安定剤”を飲んだが(不安を抑えるヤツ)睡眠に対する効果はない。病院に言われるがままに飲んでいたが確かな効果を感じたことはない。血圧の薬もだ。
では・・なぜ?
そういう時は”精神科”だろ?と思うかもしれないが、同僚に似たような症状で病院通いのヤツがいてその”内科”を紹介されたのだ。
その担当の先生は当たり前のように血圧の薬と精神安定剤を処方してくれた。
たしかネットでも何かあったらまず内科へ・・と結構紹介していた。
それと”精神科”はどこも予約制で事情を話すと「それはウチじゃない」と断られたことがある。
そのこともあって、近所の歩いて行ける内科があるので行ってみた。
事情を話せば”軽い睡眠薬出しとくから様子みて・・”
という感じでまた薬をもらえばいいと気楽に考えていたが、受付ですぐに嫌な顔をされたので別の病院へ。
そこでも見るにはみてくれたが
「二時間ほどで目が覚めて、そこから眠れないというのは聞いたことがない・・」と敬遠された。
「じゃぁ真っ直ぐ精神科いったほうがいいですかね?でも以前似たようなこと言ったら断られたんですけど?」
と、試しに言ってみると
「それじゃウチの系列の病院の精神科紹介しようか?」
と、なんかシブシブ答えてきた。
そんなんがあるなら最初から言えよと思ったが、週に一回、しかも午後からしかやっていないらしく、いつも満杯だそうだ。
予約を取ってあげるというのでお願いすると、約一ヶ月かかるという。
そんなに待てるか!と思いつつ、やんわり断り病院を後に。
そしてワタシは”市販薬”を探すことになる。
次回は眠れぬ苦しみをコミカルに書きたいと思っています。
辛辣になってもしょうがなしね・・w