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第3節 オリジナル魔法研究

「今日は特に魔道具の注文入ってないし、ひさしぶりに魔法の研究でもしてみるかな!」


俺は研究所にこもって新しい魔法をかんがえていたのである。新しい研究というのは空を飛ぶことである。


人間は基本的に地にたっている。しかし、それかときはなられたときのイメージがわからないのである。しかし、重力魔法もあるんだから基本的には重力の作用で人間はたっていることになる。


じゃあどうしたらいいか。それは重力に反発する作用の反重力エネルギーをイメージすればいいのではないかと思った。


「重力を反重力にするのはいいけど、前後左右に移動するにはどうしたらいいんだ?風魔法で応用をきかせてみるか。」


俺はとりあえず、浮くことを考えた。反重力を強くイメージして浮いたのである。


「おお。浮いたぞ。あとは前後左右の動きかただな。風魔法でこうやって前にすすみたいなら風をうしろから思いっきりあてて加速したり、速度を落としたいなら前に風を送るイメージだな。」


意外とすんなりいくものである。しかし飛行魔法の持続時間は魔導士の魔力量を大幅にけずることになる。俺だから無限に飛べてるけど、ほかの魔導士なら30分が限界だろう。


俺の考える魔法は俺としては実用性があるが、ほかの魔導士からしたら実用性がないものであろう。


生まれ持っての魔力永久機関、無尽蔵に消費できる魔力だからこそできる芸当である。


しかし、故郷に帰ってきてからこれほどゆっくりとした時間が楽しめるのも勇者パーティーを追放されたからである。追放される前は魔物の群れと毎日戦ってたからでろう。


俺は毎日毎日勇者パーティーの火力不足をおぎなってこき使われてきた。でもその障害もなくなった。おかげでゆっくり、魔道具の開発やオリジナルの魔法研究に没頭できる。


「次は攻撃魔法でも試してみるかな。ためすんだから風魔法がいいな。一発で森を全部切り裂く強烈な魔法がいい。」


俺の考えている風魔法が真空で森を切り伏せるイメージでいた。


「まあイメージは大体できたかな。」


この風魔法は成功すれば巻木の調達が大幅にあがることである。使う魔法によってはメリットも必要だろう。


我ながら思うけどやはり、俺の考える魔法は燃費が悪い魔法ばかりだ。全部俺基準で考えてるからだろうけど。ほとんどが大魔法である。


そうだな魔道具作成の一環として水が無限に湧き出るような魔法でも開発してみるか。これなら一般家庭の魔力でも大丈夫だろう。俺は魔導書を読みあさって効率よく魔力を流せる方法を試行錯誤していた。


「そうだなこの魔法陣を利用して大気中にある水分を凝縮して水がでるうようにしてみるか。」


俺は実際魔法陣の中にたって魔力を流し込んだ。そうすると水の塊が宙を浮いていた。


「よしこれだな。あとはこの魔法陣を刻んだ板を用意すればいいかな。でも鉄だとさび付きやすい。しかし木材であるとすぐ劣化してしまう。どうしたものかな。」


そう思っていると俺はあることに気が付いた。鉄板に防水加工を施せばいいのではないかと。防水加工をした鉄ならさびないはずだ。俺はまた魔導書を読み漁った。


「これだ!この加工ならきっと鉄がさびないだろう!」


俺が見つけたのは土属性に関する記述である。この加工を施せばきっとさびないはずだ。鉄がさびない加工というのは土属性に含まれる成分であり、オリハルコンを混ぜた構造である。


このオリハルコンは武器にも使われており、鉄がさびないように加工を施したものである。俺はさっそくオリハルコンを鉄に調合して、さびない水筒をつくったのである。


「これならさびないだろ。我ながらナイスな発想だ。」


といいつつも先人の知恵に感謝しているところもある。俺のオリジナル魔法は先人が残してくれた書物を応用して自分用に改良を加えたものも多い。


それはオリジナルといえるのかあやしいところではあるがアレンジしたのだから、オリジナルといってもいいだろう。


「ふう。今日はこれくらいでいいかな?」


「キリク。魔法の研究終わった?」


「ああちょうど終わったところだよレニャス。」


「今日私の家で食事食べていかな?お父さんがキリクと話がしたいんだって。」


「ああわかった。かたずけおわったらすぐいくよ。」


こうしておれはレニャスの家に食事を食べにいったのであった。

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