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第2節 のこりの四天王

魔王は自分の力に匹敵するほどの側近を倒されたことに動揺していなかった。むしろこうなることを予想していたのであった。


「やはりこうなったか。六属性をたばね、自然を再生させる力よいではないか。」


魔王は笑っていた。聖剣に対抗できる秘策でもあるかのように笑っていたのである。


俺は休んでいた。疲れた体を癒していたのである。聖剣で活性化させた地属性の魔法で大地の精霊に癒されて深い眠りについていた。いくら治癒の魔法が使えたとしても披露までは回復しない。


その間に魔族に狙われるのではないかということに対しては対策をしている。気配を消す魔法をつかっていた。3・4時間程度しか続かないがそれでも俺には癒しの時間であった。


俺は睡眠から目覚めて披露はすっかりとれていた。そして魔王の城へと向かったのである。


「勇者がいたぞ!」


「どこにいってたんだ!見つからなかったぞ!」


「やっつけろ!」


魔族たちに見つかってしまった。まあ当然といえば当然だが、魔族の領土に入った時点で魔族全員対俺一人で戦ってるんだから休んでる暇はない。魔王の城まではもう少しであった。俺はいっきに駆け抜けて魔王の城までたどり着いたのであった。


「ようやく魔王のしろについたか。長かったな。」


これまで倒してきた魔族は数千はくだらないだろう。俺は再度気を引き締めて魔王の城に入ったのである。そうするとそこには3人いた。


「よくここまでたどり着いたな勇者よ!だがお前の命もここまでだ!俺たちは魔王様に近き力をもつ側近の四天王だ!お前が一人倒した側近はその一人だ!」


「おおそうかそうか。いいからかかってこいよ。」


「貴様俺たちをなめているのか?!すぐちまつりにあげてやる!」


そういうと3人同時に魔王の側近たちは俺に向かってきたのである。さすがに3人同時はきつかった。しかし、動きは3人同時だから剣の振り方は容易に見切れた。俺は聖剣で3人の側近の斬撃を受け止めたのであった。


そうすると地面は衝撃で沈み破壊されたのであった。


「ほう俺たち3人の斬撃を受け止めて平気でいるとはたいしたものだ。」


「そうか?おまえらの斬撃がかるすぎるんじゃないか?もっと本気だせよ。」


「見破られていたか。たしかにさっきのは小手調べだ!次はおまえが消滅するくらいの勢いで行くからな!」


しかしおれは疾風のごとく風の魔法で動き、側近のうちの1人の首をはねたのである。


「ほら本気をださないとこうなるよ?もっと本気ださないと。」


「な、なんだ今の動きは見えなかったぞ!」


「そりゃあみえないだろうな。風の魔法をつかったんだから。」


「なら俺たちも同じことをしてやろう。お前だけが使えるとは思うなよ?」


そうすると側近たちも疾風のごとく動いた。俺も対抗して同じことをした。城内は剣の衝撃波だけが飛び交っていたのだ。


俺は思った。こいつら魔王の側近でもそれほど大したことないなっと。


俺は魔力を高め、側近たちのスピードよりさらに加速して2人を木っ端みじんに切り捨てたのであった。


「まあこんな感じか。このぶんだと魔王もたいしたことないな。」


俺は魔王の城の玉座の間へと足を進めたのであった。

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